登録販売者 2023年 北海道・東北 問67
問題文
次の記述は、目に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。
a ビタミンAが不足すると、夜間視力の低下(夜盲症)を生じる。
b 角膜と水晶体の間は、組織液(房水)で満たされ、眼内に一定の圧(眼圧)を生じさせている。
c 涙腺は上眼瞼の裏側にある分泌腺で、リンパ液から涙液を産生する。
d 主に硝子体の厚みを変化させることによって、遠近の焦点調節が行われている。
選択肢
1:(a、b)(正解)
2:(a、d)
3:(b、c)
4:(c、d)
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眼球の構造と働き【登録販売者解説】
正解の理由
ビタミンAは夜間視力に関わり、遠近の焦点調節は主に水晶体の厚みを変えて行います。
組合せは1で、a・bは正しく、c・dは誤りです。根拠は『試験問題の作成に関する手引き』第2章「人体の働きと医薬品」の「目の構造と機能」です。
組合せは1で、a・bは正しく、c・dは誤りです。根拠は『試験問題の作成に関する手引き』第2章「人体の働きと医薬品」の「目の構造と機能」です。
解法ステップ
- 「ビタミンA」と「夜間視力」の組合せを確認します。手引きでは、ビタミンAは夜間視力を維持するために重要とされています。
- 房水については、「角膜と水晶体の間」と「眼圧」に注目します。この位置関係と働きが合っていれば、bは正しいと判断できます。
- 涙腺が涙液をつくるもととしているのが「リンパ液」か「血漿」かを確認します。
- 焦点調節を行う部分が「硝子体」か「水晶体」かを見ます。確実なa・bを含む組合せに絞ると、1が選べます。
選択肢別の誤答解説
- a:正しいです。 ビタミンAは夜間視力を維持するために重要です。不足すると、暗い場所で見えにくくなる夜盲症(やもうしょう)を生じることがあります。
- b:正しいです。 角膜と水晶体の間は房水で満たされており、眼内に一定の圧である眼圧を生じさせています。
- c:誤りです。
× リンパ液から涙液を産生 → ○ 血漿から涙液を産生
涙腺は上眼瞼の裏側にある分泌腺ですが、涙液のもとはリンパ液ではなく血漿です。 - d:誤りです。
× 硝子体の厚みを変化 → ○ 水晶体の厚みを変化
硝子体(しょうしたい)は水晶体から網膜までを満たす透明な組織です。遠近の焦点調節は、主に水晶体の厚みを変えることで行われます。水晶体の厚みは、その周りを囲む毛様体(もうようたい)の収縮・弛緩によって変わります。
組合せでは、選択肢2(a・d)は誤りのdを含み、正しいbを含みません。選択肢3(b・c)は誤りのcを含み、正しいaを含みません。選択肢4(c・d)は誤りのc・dを含み、正しいa・bを含みません。
よくある誤解
- 涙液のもとを、リンパ液と取り違えやすいです。涙腺は血漿から涙液を産生します。
- 「眼球内を満たす組織だから、焦点調節も硝子体が行う」と考えがちです。焦点調節を担うのは、主に水晶体です。
- 選択肢に正しい記述が1つ含まれているだけで、組合せ全体を正解と判断しないようにしましょう。
補足コラム
光は角膜、房水、水晶体、硝子体を通って網膜(もうまく)に届きます。虹彩(こうさい)は瞳孔を散大・縮小させ、眼球内に入る光の量を調節します。焦点を合わせる水晶体の働きと、光の量を調節する虹彩の働きは別です。
FAQ
硝子体は視力に関係しないのですか?
硝子体は光が網膜へ届くまでの経路にあります。ただし、遠近の焦点調節を主に行うのは水晶体です。
硝子体は光が網膜へ届くまでの経路にあります。ただし、遠近の焦点調節を主に行うのは水晶体です。
関連キーワード: ビタミンA、夜盲症、房水、眼圧、涙腺、血漿、水晶体、硝子体、焦点調節

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