登録販売者 2023年 北海道・東北 問69
問題文
外皮系に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。
選択肢
1:皮膚の色は、表皮や真皮に沈着したメラニン色素によるものである。
2:表皮は、線維芽細胞とその細胞で産生された線維性のタンパク質(コラーゲン、フィブリリン、エラスチン等)からなる結合組織の層である。(正解)
3:皮脂は、皮膚を潤いのある柔軟な状態に保つとともに、外部からの異物に対する保護膜としての働きがある。
4:汗腺には、腋窩(わきのした)などの毛根部に分布するアポクリン腺(体臭腺)と、手のひらなど毛根がないところも含め全身に分布するエクリン腺の二種類がある。
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皮膚の三層構造【登録販売者解説】
正解の理由
表皮は皮膚の最外層で、線維芽細胞やコラーゲンなどからなる層は真皮です。
2が誤りです。選択肢の説明は表皮ではなく、真皮の特徴です。選択肢1・3・4は手引きの説明と一致しています。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の外皮系に関する項目です。
解法ステップ
- 「表皮」と「真皮」の説明を取り違えていないか確認します。
- 線維芽細胞やコラーゲンなどの線維性タンパク質が出てきたら、真皮の特徴と判断します。
- その説明を「表皮」としている選択肢に注目します。
選択肢別の誤答解説
- 選択肢1:正しい記述です。皮膚の色は、表皮や真皮に沈着したメラニン色素によるものです。
- 選択肢2:誤った記述です。
×「表皮」→ ○「真皮」
真皮は、線維芽細胞(せんいがさいぼう)と、そこで産生されたコラーゲン、フィブリリン、エラスチンなどからなる結合組織の層です。表皮は皮膚の最も外側にあり、角質層と生きた表皮細胞の層に分けられます。 - 選択肢3:正しい記述です。皮脂は皮膚を潤いのある柔軟な状態に保ち、外部からの異物に対する保護膜としても働きます。
- 選択肢4:正しい記述です。アポクリン腺は腋窩(えきか、わきのした)などの毛根部に分布し、エクリン腺は手のひらなど毛根がない場所も含め、全身に分布します。
よくある誤解
- 「皮膚の外側にある層だから、線維性タンパク質を含む」と考えないようにしましょう。線維芽細胞やコラーゲンなどは真皮の特徴です。
- 選択肢2は、説明の内容自体は真皮について正しいため、層の名称だけを読み飛ばすと誤りを見落としやすい問題です。
補足コラム
皮膚は、表皮・真皮(しんぴ)・皮下組織(ひかそしき)の3層構造です。表皮の角質層(かくしつそう)は、皮膚のバリア機能を担います。一方、真皮は皮膚に弾力と強さを与える層です。
FAQ
外皮系は皮膚だけを指しますか?
いいえ。身体を覆う皮膚のほか、汗腺・皮脂腺・乳腺などの皮膚腺、爪や毛なども含みます。
いいえ。身体を覆う皮膚のほか、汗腺・皮脂腺・乳腺などの皮膚腺、爪や毛なども含みます。
関連キーワード: 表皮、真皮、線維芽細胞、皮脂、汗腺、外皮系

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