登録販売者 2023年 北海道・東北 問70
問題文
骨格系及び筋組織に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 骨は生きた組織であり、成長が停止した後は破壊(骨吸収)と修復(骨形成)が行われなくなる。
b 骨には身体各部の支持機能、臓器保護機能のほか、カルシウムを蓄える貯蔵機能がある。
c 筋組織は、筋細胞と結合組織からできている。
d 随意筋は、自律神経系に支配されている。
選択肢
1:a:正、b:正、c:誤、d:誤
2:a:正、b:誤、c:正、d:誤
3:a:誤、b:正、c:正、d:誤(正解)
4:a:正、b:誤、c:誤、d:正
5:a:誤、b:正、c:正、d:正
🔒 解説は解答すると表示されます
骨格系と筋組織【登録販売者解説】
正解の理由
骨は成長が止まった後も新陳代謝を続け、随意筋は体性神経系に支配されます。
3の組み合わせが正解です。aは誤り、bとcは正しく、dは誤りです。根拠は、手引きの第2章「人体の働きと医薬品」の「骨格系」「筋組織」です。正式名は「試験問題の作成に関する手引き(令和5年4月一部改訂)」です。
解法ステップ
- aの「成長が停止した後は、行われなくなる」に注目します。骨の変化が止まるという断定は、骨の新陳代謝の説明と合いません。
- bの「カルシウムを蓄える」は、骨の貯蔵機能として判断できます。
- cの「筋細胞と結合組織」は、筋組織の構成に関する記述です。
- dは「随意筋」と「自律神経系」の組み合わせを確認します。随意筋を支配する神経系が分かれば、組み合わせを絞れます。正しい組合せでは、選択肢1はa・c、選択肢2はa・b、選択肢4はa〜dすべて、選択肢5はdの正誤が合いません。
選択肢別の誤答解説
-
a
×「成長が停止した後は行われなくなる」→ ○「成長が停止した後も一生を通じて行われている」
骨は生きた組織です。古い骨が壊される「骨吸収」と、新しい骨が作られる「骨形成」が続きます。この入れ替わりによって、骨の新陳代謝が行われます。 -
b
正しい記述です。 骨には、身体を支え、臓器を保護する働きがあります。また、カルシウムなどの無機質を蓄える働きもあります。 -
c
正しい記述です。 筋組織は、筋細胞(筋線維)と、それらをつなぐ結合組織からできています。なお、腱(けん)は筋組織とは異なり、結合組織のみでできています。 -
d
×「随意筋は、自律神経系に支配されている」→ ○「随意筋(骨格筋)は、体性神経系(運動神経)に支配されている」
随意筋は、自分の意識で動かせる筋肉です。一方、自律神経系が支配するのは、意識的にコントロールできない不随意筋です。
よくある誤解
- 骨の成長が止まることと、骨の新陳代謝が止まることを同じだと考えがちです。成長後も骨吸収と骨形成は続きます。
- 「筋肉は自律神経が支配する」と一括りにしがちです。随意筋と不随意筋で、支配する神経系が異なります。
- 「随意筋」の「随意」を見落とし、平滑筋や心筋と混同しがちです。意識して動かせる筋肉が随意筋です。
補足コラム
筋組織は、骨格筋・平滑筋・心筋に分類されます。骨格筋は随意筋で、体性神経系に支配されます。平滑筋と心筋は不随意筋で、自律神経系に支配されます。骨格筋は横縞模様が見えるため、横紋筋とも呼ばれます。
FAQ
腱と筋組織は、どちらも筋肉の一部ですか?
腱は筋肉と骨をつなぎますが、筋組織とは構成が異なります。筋組織は筋細胞と結合組織からできているのに対し、腱は結合組織のみでできています。
腱は筋肉と骨をつなぎますが、筋組織とは構成が異なります。筋組織は筋細胞と結合組織からできているのに対し、腱は結合組織のみでできています。
関連キーワード: 骨吸収、骨形成、骨の新陳代謝、筋組織、随意筋、自律神経系、体性神経系

\ せっかくなら /
登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!
