戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2023年 北海道・東北 問80


問題文

次の記述は、呼吸器系に現れる副作用に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。
a 間質性肺炎は、肺の中で肺胞と毛細血管を取り囲んで支持している組織(間質)が炎症を起こしたものである。 b 間質性肺炎は、一般的に医薬品の使用開始から1~2時間程度で起きることが多い。 c 間質性肺炎は、症状が一過性に現れ、自然と回復することもあるが、悪化すると肺線維症(肺が線維化を起こして硬くなる状態)に移行することがある。 d 喘息は、合併症の有無にかかわらず、原因となった医薬品の有効成分が体内から消失しても症状は寛解しない。

選択肢

1:(a、b)
2:(a、c)(正解)
3:(b、c)
4:(b、d)
5:(c、d)

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間質性肺炎と喘息【登録販売者解説】

正解の理由

間質性肺炎=肺の支持組織の炎症、喘息=原因薬の成分が消失すれば寛解することがある、という違いがポイントです。
正しい組合せは、2の(a、c)です。a・cは正しく、b・dは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」の第2章「人体の働きと医薬品」にある呼吸器系の副作用です。

解法ステップ

  1. aの「肺胞と毛細血管を取り囲んで支持している組織(間質)」が、間質性肺炎の説明として適切かを確認します。
  2. bの「1~2時間程度」は、間質性肺炎の説明として正しいかを見ます。手引きでは、喘息について「使用後、短時間(1時間以内)」に症状が現れると説明されています。
  3. cの「肺線維症に移行することがある」と、dの「有効成分が消失しても寛解しない」を確認します。喘息は、合併症を起こさない限り、有効成分が体内から消失すれば症状が寛解します。
  4. 正しいa・cを含む組合せを選び、2に絞ります。

選択肢別の誤答解説

  • a:正しい
    間質性肺炎(かんしつせいはいえん)は、肺胞(はいほう)と毛細血管(もうさいけっかん)を取り囲み、支えている組織である「間質」に炎症が起きた状態です。一般的な肺炎と、炎症が起こる場所が異なります。
  • b:誤り
    「1~2時間程度」という時間を、間質性肺炎の特徴としている点が誤りです。手引きでは、喘息の症状は原因となる医薬品の使用後、短時間(1時間以内)に現れることがあるとされています。
  • c:正しい
    間質性肺炎は一過性に現れて自然に回復することもありますが、悪化すると肺線維症(はいせんいしょう)に移行することがあります。肺線維症は、肺が線維化して硬くなる状態です。
  • d:誤り
    ×「有効成分が体内から消失しても症状は寛解しない」
    → ○「合併症を起こさない限り、有効成分が体内から消失すれば症状は寛解する」
    寛解(かんかい)とは、症状が治まることです。手引きでは、合併症を起こさない場合は、原因となった医薬品の有効成分が体内から消失すれば症状が寛解するとされています。
組合せの確認
  • 1(a、b):aは正しいですが、誤りのbを含み、正しいcを含みません。
  • 3(b、c):cは正しいですが、誤りのbを含み、正しいaを含みません。
  • 4(b、d):誤りのb・dを含み、正しいa・cを含みません。
  • 5(c、d):cは正しいですが、誤りのdを含み、正しいaを含みません。

よくある誤解

  • 「短時間で起きる」という特徴を、間質性肺炎と喘息で混同することがあります。 手引きで「使用後、短時間(1時間以内)」と説明されているのは、ここでは喘息です。
  • 「寛解しない」という断定に引っ張られないようにしましょう。 dは「合併症の有無にかかわらず」と条件を広げていますが、手引きでは「合併症を起こさない限り」とされています。
  • 間質性肺炎と通常の肺炎を、炎症が起こる場所で区別しましょう。 間質性肺炎では、肺胞と毛細血管を支える間質に炎症が起こります。

補足コラム

喘息の発作は、原因となる医薬品を内服した場合だけでなく、坐薬や外用薬でも誘発されることがあります。「飲み薬ではないから関係ない」と決めつけず、原因となる医薬品の形状を限定しないことが大切です。

FAQ

Q. 喘息の症状が有効成分の消失後も続くことはありますか?
A. 手引きでは、合併症を起こさない限り、有効成分が体内から消失すれば症状は寛解するとされています。

関連キーワード: 間質性肺炎、喘息、間質、肺線維症、寛解
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