登録販売者 2023年 奈良・関西広域連合・福井 問100
問題文
一般の生活者からの医薬品の苦情及び相談に関する記述について、正しいものの組合せを一つ選べ。
a 医薬品の販売関係の業界団体・職能団体においては、一般用医薬品の販売等に関する相談を受けつける窓口を設置し、業界内における自主的なチェックと自浄的是正を図る取り組みがなされている。
b 独立行政法人国民生活センターでは、寄せられた苦情等の内容から、薬事に関する法令への違反、不遵守につながる情報が見出された場合には、法に基づき立入検査によって事実関係を確認のうえ、必要な指導、処分等を行っている。
c 生活者からの苦情等は、消費者団体等の民間団体にも寄せられることがあるが、これらの団体では生活者へのアドバイスは行ってはならないとされている。
d 消費者団体等の民間団体では、必要に応じて行政庁への通報や問題提起を行っている。
選択肢
1:(a、b)
2:(a、d)(正解)
3:(b、c)
4:(b、d)
5:(c、d)
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生活者からの苦情・相談窓口【登録販売者解説】
正解の理由
苦情・相談の役割分担は、行政庁が法令違反の確認と指導、民間団体が生活者への助言や行政への通報を担います。
正しい記述はa・dであり、この組合せの2が正解です。根拠は『試験問題の作成に関する手引き(令和5年4月一部改訂)』第4章「薬事関係法規・制度」の「生活者からの苦情及び相談」です。
正しい記述はa・dであり、この組合せの2が正解です。根拠は『試験問題の作成に関する手引き(令和5年4月一部改訂)』第4章「薬事関係法規・制度」の「生活者からの苦情及び相談」です。
解法ステップ
- aの「業界団体・職能団体が相談窓口を設置し、自主的なチェックを行う」に注目します。手引きにある取り組みと一致します。
- bの「国民生活センターが立入検査や処分を行う」は、相談機関と行政庁の役割が入れ替わっていないか確認します。
- cの「アドバイスを行ってはならない」は、「行っている」という手引きの内容と反対です。
- dの「行政庁への通報や問題提起」は、民間団体が必要に応じて行う取り組みです。
選択肢別の誤答解説
- a:正しいです。 医薬品の販売関係の業界団体・職能団体には、一般用医薬品の販売などに関する相談窓口を設け、業界内で自主的なチェックや是正に取り組む例があります。
- b:誤りです。
× 国民生活センターが立入検査や指導・処分を行う → ○ 行政庁が立入検査等で事実関係を確認し、必要な指導・処分等を行う
国民生活センターなどにも苦情や相談は寄せられますが、法令違反の確認や行政処分を担うのは、薬務主管課や保健所などの行政庁です。 - c:誤りです。
× 生活者へのアドバイスは行ってはならない → ○ 生活者へのアドバイスを行う
国民生活センター、消費生活センター、消費者団体等は、生活者へのアドバイスのほか、必要に応じて行政庁への通報や問題提起も行います。 - d:正しいです。 消費者団体等の民間団体は、必要に応じて行政庁への通報や問題提起を行います。
組合せも確認しましょう。2はa・dの組合せです。1はbを含み、3はb・cを含み、4はbを含み、5はcを含むため、いずれも正しい記述の組合せではありません。
よくある誤解
- 相談を受ける機関なら、立入検査も行うと思い込む誤りです。相談を受けることと、行政権限に基づいて検査・処分を行うことは別です。
- 「行ってはならない」という強い断定を見落とす誤りです。cは、民間団体が生活者に助言するという内容を反対にしています。
- 業界団体と消費者団体の役割を混同する誤りです。業界団体は自主的なチェックと是正、消費者団体等は助言や行政への通報・問題提起がポイントです。
補足コラム
相談・苦情に関係する機関は、役割で整理すると覚えやすくなります。
- 行政庁:立入検査等による事実確認、必要な指導・処分
- 国民生活センター・消費生活センター・消費者団体等:生活者へのアドバイス、必要に応じた通報・問題提起
- 医薬品の販売関係の業界団体・職能団体:相談窓口の設置、業界内の自主的なチェックと是正
FAQ
国民生活センターなどに相談した場合、行政庁へ情報が伝わることはありますか?
あります。民間団体等は、必要に応じて行政庁への通報や問題提起を行います。
あります。民間団体等は、必要に応じて行政庁への通報や問題提起を行います。
関連キーワード: 生活者からの苦情、相談窓口、行政庁、立入検査、国民生活センター、消費者団体、業界団体、職能団体

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