登録販売者 2023年 奈良・関西広域連合・福井 問114
問題文
次の表は、ある一般用医薬品の解熱鎮痛薬に含まれている成分の一覧である。
2錠中:
成分 分量
イブプロフェン 144 mg
エテンザミド 84 mg
ブロモバレリル尿素 200 mg
無水カフェイン 50 mg
この解熱鎮痛薬の添付文書等の「相談すること」の項目中において、「次の診断を受けた人」と記載されている基礎疾患の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 緑内障
b 腎臓病
c てんかん
d 肝臓病
選択肢
1:a:誤、b:正、c:正、d:誤
2:a:正、b:正、c:誤、d:正
3:a:正、b:誤、c:正、d:誤
4:a:誤、b:正、c:誤、d:正(正解)
5:a:正、b:誤、c:正、d:正
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解熱鎮痛薬の相談対象疾患【登録販売者解説】
正解の理由
イブプロフェンを含む製品では腎臓病・肝臓病が相談対象となり、てんかんはジプロフィリンを含む製品で注意が必要です。
正しい組合せは 4 です。a「緑内障」は誤り、b「腎臓病」は正しい、c「てんかん」は誤り、d「肝臓病」は正しい組合せです。厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和5年4月一部改訂)」第5章「医薬品の適正使用・安全対策」では、診断を受けた人への注意を、成分ごとに整理しています。
解法ステップ
- 成分欄で、イブプロフェン、エテンザミド、ブロモバレリル尿素、無水カフェインを確認します。
- 「てんかん」の注意は、手引きではジプロフィリンに関するものです。この製品にはジプロフィリンが含まれていません。
- この製品で相談対象となる腎臓病・肝臓病と、対象に当たらない緑内障・てんかんを組み合わせると、4に絞れます。
選択肢別の誤答解説
-
a 緑内障:誤り
この製品の「次の診断を受けた人」として、緑内障は該当しません。成分欄にある解熱鎮痛成分や鎮静成分から、緑内障を相談対象と決めつけないようにしましょう。 -
b 腎臓病:正しい
この製品では、腎臓病の診断を受けた人は相談対象です。成分と診断名の組合せを確認して覚えます。 -
c てんかん:誤り
手引きでは、てんかんについて、ジプロフィリンの中枢神経系への興奮作用により発作を引き起こすおそれがあるとして注意しています。この製品の成分欄にはジプロフィリンがないため、てんかんは該当しません。 -
d 肝臓病:正しい
この製品に含まれるイブプロフェンなどは、肝臓病の診断を受けた人が相談対象となる成分です。手引きでは、肝機能障害を悪化させるおそれがあることが理由として示されています。
よくある誤解
-
「解熱鎮痛薬なら、同じ病気がすべて相談対象」と考える
相談対象は、製品に含まれる成分によって異なります。成分欄と診断名の組合せで判断しましょう。 -
「カフェインが入っているから、てんかんも相談対象」と広げて考える
本問で手引きに示されている「てんかん」の注意は、ジプロフィリンに関するものです。成分名を取り違えないことが大切です。
補足コラム
手引きでは、基礎疾患と成分の組合せが個別に示されています。たとえば、てんかんはジプロフィリン、肝臓病はイブプロフェンなどの成分との関係が問われます。病名だけで判断せず、どの成分に対する注意なのかをセットで覚えましょう。
FAQ
Q. 「相談すること」は「してはいけないこと」と同じ意味ですか?
A. 同じではありません。「相談すること」は、使用前などに薬剤師や医師へ相談するよう案内する項目です。「してはいけないこと」と区別して覚えましょう。
A. 同じではありません。「相談すること」は、使用前などに薬剤師や医師へ相談するよう案内する項目です。「してはいけないこと」と区別して覚えましょう。
Q. 同じ成分が入っていれば、別の製品でも相談対象は必ず同じですか?
A. 製品には複数の成分が配合されていることがあります。成分の組合せや添付文書の記載を確認し、別の製品へそのまま当てはめないようにしましょう。
A. 製品には複数の成分が配合されていることがあります。成分の組合せや添付文書の記載を確認し、別の製品へそのまま当てはめないようにしましょう。
関連キーワード: 解熱鎮痛薬、イブプロフェン、エテンザミド、ブロモバレリル尿素、基礎疾患、相談すること

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