登録販売者 2023年 奈良・関西広域連合・福井 問118
問題文
一般用医薬品の胃腸薬の添付文書等において、アルミニウム脳症及びアルミニウム骨症を生じるおそれがあるため、「長期連用しないこと」と記載することとされている成分の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a アルジオキサ
b テプレノン
c ロートエキス
d 合成ヒドロタルサイト
選択肢
1:a:正、b:誤、c:正、d:誤
2:a:誤、b:正、c:正、d:誤
3:a:誤、b:誤、c:正、d:正
4:a:正、b:正、c:誤、d:誤
5:a:正、b:誤、c:誤、d:正(正解)
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アルミニウム含有胃腸薬の長期連用注意【登録販売者解説】
正解の理由
アルミニウムを含む成分=アルミニウム脳症・骨症のおそれがあり、長期連用を避けます。
5が正しい組合せです。aは正、bは誤、cは誤、dは正です。厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和5年4月一部改訂)」第5章「医薬品の適正使用・安全対策」では、アルミニウムを含む成分が配合された胃腸薬などに「長期連用しないこと」と記載することとされています。
解法ステップ
- まず「アルミニウム脳症(のうしょう)・アルミニウム骨症(こつしょう)」という注意の理由に注目します。
- a「アルジオキサ」はアルミニウムを含む成分、d「合成ヒドロタルサイト」はアルミニウムとマグネシウムの両方を含む成分です。
- b「テプレノン」とc「ロートエキス」は、この注意の対象となるアルミニウム含有成分ではありません。
- したがって、a・dが正、b・cが誤となる組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a アルジオキサ:正
アルジオキサは、アラントインと水酸化アルミニウムの複合体です。アルミニウムを含むため、長期連用によるアルミニウム脳症・骨症のおそれがあり、注意の対象です。 -
b テプレノン:誤
テプレノンは胃粘膜保護作用を期待して配合される成分です。アルミニウム含有成分ではないため、この設問の「アルミニウム脳症・骨症を生じるおそれによる長期連用の注意」には該当しません。 -
c ロートエキス:誤
ロートエキスは胃腸の鎮痛鎮痙(ちんつうちんけい)を目的とする成分です。アルミニウム含有成分ではないため、この注意の対象ではありません。 -
d 合成ヒドロタルサイト:正
合成ヒドロタルサイトは、アルミニウムとマグネシウムの両方を含む成分です。アルミニウムを含むため、長期連用しないよう注意が必要です。
組合せも照合しておきましょう。
よくある誤解
- 「胃粘膜を保護する成分なら、どれも同じ注意が必要」と考えるのは誤りです。アルミニウムを含むかどうかで判断します。
- アルミニウムとマグネシウムの両方を含む成分を、アルミニウムを含まないと考えるのもひっかけです。合成ヒドロタルサイトは両方を含みます。
- 「胃腸薬の成分」という共通点だけで判断せず、成分名と注意の理由を結びつけましょう。
補足コラム
アルミニウムを含む成分を長期間服用すると、体内にアルミニウムが過剰にたまり、脳や骨に影響するおそれがあります。手引きでは、透析療法を受けている人は、アルミニウムを含む成分が配合された胃腸薬の使用を避けるとされています。
FAQ
アルミニウム脳症とアルミニウム骨症は、何が違いますか?
アルミニウム脳症は、脳にアルミニウムが蓄積して神経の伝達を妨げる状態です。アルミニウム骨症は、骨にアルミニウムが蓄積して骨が軟らかくなる状態です。
アルミニウム脳症は、脳にアルミニウムが蓄積して神経の伝達を妨げる状態です。アルミニウム骨症は、骨にアルミニウムが蓄積して骨が軟らかくなる状態です。
合成ヒドロタルサイトは、なぜアルミニウム含有成分に分類されますか?
アルミニウムとマグネシウムの両方を含んでいるためです。複数の成分を含む場合も、注意の根拠となる成分が含まれているかを確認します。
アルミニウムとマグネシウムの両方を含んでいるためです。複数の成分を含む場合も、注意の根拠となる成分が含まれているかを確認します。
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