登録販売者 2023年 奈良・関西広域連合・福井 問20
問題文
C型肝炎及びC型肝炎訴訟に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a C型肝炎訴訟とは、ウイルスに汚染された注射器(注射針や注射筒)が連続使用されたことが原因で、C型肝炎ウイルスに感染したことに対する損害賠償訴訟である。
b 国及び製薬企業を被告として、複数の地裁で提訴されたが、判決は、国及び製薬企業が責任を負うべき期間等について判断が分かれていた。
c C型肝炎ウイルス感染者の早期・一律救済の要請にこたえるべく、2008年1月に議員立法による特別措置法が制定、施行された。
d 「薬害再発防止のための医薬品行政等の見直しについて(最終提言)」を受け、医師、薬剤師、法律家、薬害被害者などの委員により構成される医薬品等行政評価・監視委員会が設置された。
選択肢
1:a:正、b:正、c:正、d:誤
2:a:正、b:正、c:誤、d:正
3:a:正、b:誤、c:正、d:正
4:a:誤、b:正、c:正、d:正(正解)
5:a:正、b:正、c:正、d:正
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C型肝炎訴訟の経緯【登録販売者解説】
正解の理由
C型肝炎訴訟は、特定の血液製剤の投与による感染被害をめぐる訴訟です。
正しい組合せは4で、aは誤り、b・c・dは正しいです。根拠は『試験問題の作成に関する手引き』第1章「医薬品による副作用等にかかる主な訴訟」です。
正しい組合せは4で、aは誤り、b・c・dは正しいです。根拠は『試験問題の作成に関する手引き』第1章「医薬品による副作用等にかかる主な訴訟」です。
解法ステップ
- aの「注射器の連続使用」に注目します。C型肝炎訴訟で問題となった感染原因と合うかを確認します。
- bの「責任を負うべき期間等について判断が分かれていた」は、複数の地裁での判決の説明と照らします。
- cの「2008年1月」と「議員立法による特別措置法」をひとまとまりで確認します。
- dは、最終提言を受けて設置された委員会の名称と構成員を確認します。
選択肢別の誤答解説
a 誤り
×「汚染された注射器の連続使用」→ ○「特定フィブリノゲン製剤や特定血液凝固第IX因子製剤の投与」
C型肝炎訴訟は、出産や手術での大量出血などの際に、これらの製剤の投与を受けてC型肝炎ウイルスに感染したことに対する損害賠償訴訟です。注射器の連続使用による感染の訴訟ではありません。
×「汚染された注射器の連続使用」→ ○「特定フィブリノゲン製剤や特定血液凝固第IX因子製剤の投与」
C型肝炎訴訟は、出産や手術での大量出血などの際に、これらの製剤の投与を受けてC型肝炎ウイルスに感染したことに対する損害賠償訴訟です。注射器の連続使用による感染の訴訟ではありません。
b 正しい
国及び製薬企業を被告として複数の地裁で提訴されました。判決では、国及び製薬企業が責任を負うべき期間などについて判断が分かれていました。
国及び製薬企業を被告として複数の地裁で提訴されました。判決では、国及び製薬企業が責任を負うべき期間などについて判断が分かれていました。
c 正しい
感染者の早期・一律救済を図るため、議員立法による特別措置法が2008年1月に制定、施行されました。
感染者の早期・一律救済を図るため、議員立法による特別措置法が2008年1月に制定、施行されました。
d 正しい
「薬害再発防止のための医薬品行政等の見直しについて(最終提言)」を受け、医師、薬剤師、法律家、薬害被害者などで構成される医薬品等行政評価・監視委員会が設置されました。
「薬害再発防止のための医薬品行政等の見直しについて(最終提言)」を受け、医師、薬剤師、法律家、薬害被害者などで構成される医薬品等行政評価・監視委員会が設置されました。
組合せを照合すると、1はa・d、2はa・c、3はa・b、5はaの正誤が、上記の判定と異なります。
よくある誤解
- 「C型肝炎ウイルスに感染した訴訟」という点だけを見て、感染原因を注射器の連続使用と結びつけないようにしましょう。
- cは「2008年1月」と「議員立法による特別措置法」の組合せがポイントです。年や法律の制定方法を入れ替えた書き換えに注意してください。
- bの「判断が分かれていた」は、訴訟が複数の地裁で行われたことと合わせて覚えましょう。
補足コラム
C型肝炎訴訟では、特定の血液製剤の投与が感染被害の原因とされています。一方、HIV訴訟は、HIVが混入した原料血漿から製造された血液凝固因子製剤の投与による感染をめぐる訴訟です。どちらも血液製剤に関係しますが、ウイルス名や製剤の説明を混同しないようにしましょう。
FAQ
議員立法とは何ですか?
国会議員が法律案を提出し、成立を目指す方法です。cでは、特別措置法がこの方法で制定された点が問われています。
国会議員が法律案を提出し、成立を目指す方法です。cでは、特別措置法がこの方法で制定された点が問われています。
関連キーワード: C型肝炎訴訟、特定フィブリノゲン製剤、特定血液凝固第IX因子製剤、特別措置法、医薬品等行政評価・監視委員会

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