戦国登販登録販売者試験 過去問
過去問・解説試験概要お問い合わせ料金プラン

登録販売者 2023年 奈良・関西広域連合・福井 問32


問題文

咳止めや痰を出しやすくする目的で用いられる漢方処方製剤として、次の記述にあてはまる最も適切なものを一つ選べ。 体力中程度をめやすとして、気分がふさいで、咽喉・食道部に異物感があり、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴う不安神経症、神経性胃炎、つわり、咳、しわがれ声、のどのつかえ感に適すとされる。

選択肢

1:麻杏甘石湯
2:響声破笛丸
3:半夏厚朴湯(正解)
4:五虎湯
5:甘草湯

🔒 解説は解答すると表示されます

半夏厚朴湯の適応【登録販売者解説】

正解の理由

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)は「気分のふさぎ」と「のど・食道部の異物感」が見分ける手がかりです。
この記述に一致するのは、選択肢3の半夏厚朴湯です。体力中等度をめやすとし、気分がふさいで、咽喉(いんこう)・食道部に異物感がある人に用いられ、ときに動悸、めまい、嘔気(おうき)などを伴う場合もあります。不安神経症、神経性胃炎、つわり、咳、しわがれ声、のどのつかえ感も適応の目安です。
各選択肢のうち、この症状の組合せに該当するのは半夏厚朴湯です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和5年4月一部改訂)」第3章「主な医薬品とその作用」の漢方処方製剤に関する記載です。

解法ステップ

  1. 「咳止めや痰を出しやすくする目的」という大きな分類だけでは、選択肢を決められません。複数の処方がこの目的で用いられます。
  2. 「気分がふさいで」「咽喉・食道部に異物感」という組合せに注目します。
  3. さらに「体力中程度」「不安神経症、神経性胃炎、つわり」も一致する処方を探すと、半夏厚朴湯に絞れます。

選択肢別の誤答解説

  • 1:麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)
    体力中等度以上で、咳が出て、ときにのどが渇く場合などに用いられる処方です。設問の決め手である「気分のふさぎ」や「咽喉・食道部の異物感」とは、記載されている適応の特徴が異なります。
  • 2:響声破笛丸(きょうせいはてきがん)
    体力に関わらず使用でき、しわがれ声や咽喉不快に用いられる処方です。「しわがれ声」は設問と重なりますが、気分のふさぎや食道部の異物感を含む症状の組合せには一致しません。
  • 3:半夏厚朴湯
    体力中等度をめやすとし、気分のふさぎ、咽喉・食道部の異物感などが特徴です。設問の症状と適応が一致します。
  • 4:五虎湯(ごことう)
    体力中等度以上で、咳が強く出る場合などに用いられる処方です。咳は共通しますが、設問の中心となる気分のふさぎや異物感が特徴ではありません。
  • 5:甘草湯(かんぞうとう)
    咳止めや痰を出しやすくする目的で用いられる漢方処方製剤の一つです。ただし、設問にある「体力中程度」「気分のふさぎ」「咽喉・食道部の異物感」という適応の組合せに一致するのは半夏厚朴湯です。

よくある誤解

  • 「咳」の一語だけで処方を選ぶと、咳に用いられる複数の漢方処方を区別できません。体力の区分や、同時に示されている症状も確認します。
  • 「しわがれ声」が共通するため響声破笛丸と迷いやすいですが、設問では気分のふさぎや食道部の異物感も手がかりになります。
  • 「体力中等度」と「体力中等度以上」は同じ表現ではありません。似た言い回しでも、手引きの区分をそのまま確認しましょう。

補足コラム

咳に用いられる処方は、体力の区分と特徴的な症状をセットで覚えると区別しやすくなります。
  • 半夏厚朴湯:体力中等度をめやす/気分のふさぎ、咽喉・食道部の異物感
  • 五虎湯:体力中等度以上/強い咳
  • 麻杏甘石湯:体力中等度以上/咳、ときにのどの渇き
  • 神秘湯(しんぴとう):体力中等度/咳、喘鳴(ぜんめい)、息苦しさ、痰が少ない

FAQ

Q. 「異物感」と「のどのつかえ感」は同じ手がかりとして覚えてよいですか?
A. どちらも半夏厚朴湯の適応として記載されています。問題文では、気分のふさぎや体力の区分とあわせて確認しましょう。
Q. 咳の問題では、最初に何を見ればよいですか?
A. まず体力の区分を確認し、次に咳の特徴や、のどの渇き・異物感などの組合せを見ます。

関連キーワード: 半夏厚朴湯、漢方処方製剤、咳、咽喉の異物感、体力の区分
← 前の問題へこの年度をクイズで解く次の問題へ →
戦国登販クイズ機能

\ せっかくなら /

登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?

クイズ画面へ遷移する→

すぐに利用可能!

©︎2026 登録販売者試験 過去問学習サイト

このサイトについてブログプライバシーポリシー利用規約特商法表記開発者について