登録販売者 2023年 奈良・関西広域連合・福井 問43
問題文
婦人薬として用いられる漢方処方製剤のうち、カンゾウを含むものの組合せを一つ選べ。
a 当帰芍薬散
b 加味逍遙散
c 桂枝茯苓丸
d 桃核承気湯
選択肢
1:(a、b)
2:(a、d)
3:(b、c)
4:(b、d)(正解)
5:(c、d)
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婦人薬の漢方処方とカンゾウ【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:婦人薬の漢方処方では、加味逍遙散(かみしょうようさん)と桃核承気湯(とうかくじょうきとう)がカンゾウを含みます。
正しい組合せは 4(b、d)です。記述では、aの当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)はカンゾウを含まず、bの加味逍遙散は含みます。cの桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)は含まず、dの桃核承気湯は含みます。
根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の婦人薬に用いられる漢方処方製剤の項目です。
解法ステップ
- 問題の対象を「婦人薬として用いられる漢方処方製剤」に絞ります。
- カンゾウを含むものを確認すると、bの「加味逍遙散」とdの「桃核承気湯」です。
- bとdの組合せを選択肢から探すと、4に絞れます。
選択肢別の誤答解説
-
a 当帰芍薬散
× カンゾウを含む → ○ カンゾウを含まない処方です。組合せを選ぶときに、含む処方と取り違えないようにします。 -
b 加味逍遙散
カンゾウを含む処方です。桃核承気湯とともに、今回の正しい組合せに入ります。 -
c 桂枝茯苓丸
× カンゾウを含む → ○ カンゾウを含まない処方です。桃核承気湯と組み合わせても正解にはなりません。 -
d 桃核承気湯
カンゾウを含む処方です。加味逍遙散と組み合わせます。
組合せの誤りも確認しましょう。
- 1(a、b):bは含みますが、aを含み、dを含まない点が誤りです。
- 2(a、d):dは含みますが、aを含み、bを含まない点が誤りです。
- 3(b、c):bは含みますが、cを含み、dを含まない点が誤りです。
- 5(c、d):dは含みますが、cを含み、bを含まない点が誤りです。
よくある誤解
- **「婦人薬の漢方処方なら、どれもカンゾウを含む」**と思い込まないようにしましょう。今回の4処方では、含むのは加味逍遙散と桃核承気湯です。
- 正しい処方を1つ含むだけで、その組合せを選ぶのは誤りです。組合せ問題では、2つとも条件に合うか確認します。
- 処方名の印象で成分を推測するのではなく、手引きに記載された構成生薬を覚えて判断します。
補足コラム
婦人薬の漢方処方製剤で、カンゾウを含むものには、温経湯(うんけいとう)、加味逍遙散、五積散(ごしゃくさん)、柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)、桃核承気湯があります。
カンゾウにはグリチルリチン酸が含まれます。大量に摂取すると、偽アルドステロン症(ぎアルドステロンしょう)を起こすおそれがあります。複数の医薬品にカンゾウが含まれていないか、重複にも注意する論点です。
FAQ
カンゾウは婦人薬以外の医薬品にも含まれますか?
含まれることがあります。婦人薬だけに限らず、複数の医薬品に配合される生薬として覚えておきましょう。
含まれることがあります。婦人薬だけに限らず、複数の医薬品に配合される生薬として覚えておきましょう。
関連キーワード: 婦人薬、漢方処方製剤、カンゾウ、加味逍遙散、桃核承気湯、構成生薬

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