登録販売者 2023年 奈良・関西広域連合・福井 問47
問題文
眼科用薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 人工涙液は、涙液成分を補うことを目的とするもので、目の疲れや乾き、コンタクトレンズ装着時の不快感等に用いられる。
b プラノプロフェンは、炎症の原因となる物質の生成を抑える作用を示し、目の炎症を改善する効果を期待して用いられる。
c ホウ酸は、角膜の乾燥を防ぐことを目的として用いられる。
d サルファ剤は、細菌及び真菌の感染に対する効果が期待できるが、ウイルスの感染に対する効果はない。
選択肢
1:a:正、b:正、c:誤、d:正
2:a:正、b:正、c:誤、d:誤(正解)
3:a:誤、b:正、c:正、d:誤
4:a:誤、b:正、c:誤、d:正
5:a:誤、b:誤、c:正、d:誤
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眼科用薬の配合成分【登録販売者解説】
正解の理由
人工涙液は涙液を補い、プラノプロフェンは炎症を抑え、ホウ酸は洗浄・消毒に用いられ、サルファ剤は細菌に用いられます。
2の組合せは、aが正、bが正、cが誤、dが誤です。根拠は、手引きの第3章「主な医薬品とその作用」の「眼科用薬」です。厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」では、人工涙液の用途、プラノプロフェンの作用、目の乾きを改善する成分、サルファ剤の抗菌作用が説明されています。
2の組合せは、aが正、bが正、cが誤、dが誤です。根拠は、手引きの第3章「主な医薬品とその作用」の「眼科用薬」です。厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」では、人工涙液の用途、プラノプロフェンの作用、目の乾きを改善する成分、サルファ剤の抗菌作用が説明されています。
解法ステップ
- aの「涙液成分を補う」は、人工涙液の目的として示されているか確認します。
- bの「炎症の原因となる物質の生成を抑える」は、プラノプロフェンの作用と一致します。
- cの「角膜の乾燥を防ぐ」と、ホウ酸の用途を照らし合わせます。ホウ酸は洗眼や消毒に用いられる成分です。
- dの「真菌(しんきん)にも効果が期待できる」に注目します。サルファ剤は、細菌には用いられますが、真菌やウイルスには効果がありません。
選択肢別の誤答解説
-
a:正
人工涙液は、涙液成分を補うことを目的とします。目の疲れや乾き、コンタクトレンズ装着時の不快感などに用いられます。 -
b:正
プラノプロフェンは非ステロイド性抗炎症成分です。炎症の原因となる物質の生成を抑え、目の炎症を改善する効果が期待されます。 -
c:誤
×「ホウ酸は角膜の乾燥を防ぐ」→ ○「コンドロイチン硫酸ナトリウムや精製ヒアルロン酸ナトリウムなどが、角膜の乾燥を防ぐ目的で用いられる」
ホウ酸は洗眼薬として結膜嚢(けつまくのう)の洗浄・消毒に用いられたり、点眼薬の防腐剤として配合されたりします。 -
d:誤
×「細菌及び真菌の感染に対する効果が期待できる」→ ○「細菌感染に対する効果が期待できるが、ウイルスや真菌の感染に対する効果はない」
サルファ剤は、細菌による結膜炎やものもらいなどに用いられます。ただし、すべての細菌に効果があるわけではありません。
誤った組合せの選択肢は、記述の正誤と照らすと次のとおりです。
- 1:a・b・cは一致しますが、dを「正」としている点が誤りです。
- 3:b・dは一致しますが、aを「誤」、cを「正」としている点が誤りです。
- 4:b・cは一致しますが、aを「誤」、dを「正」としている点が誤りです。
- 5:dは一致しますが、a・bを「誤」、cを「正」としている点が誤りです。
よくある誤解
- 「目の乾きに使う成分」と「洗浄・消毒に使う成分」を混同しやすいです。ホウ酸は、角膜の乾燥を防ぐ成分ではありません。
- サルファ剤は抗菌成分ですが、「細菌にも真菌にも効く」と範囲を広げてしまわないようにしましょう。手引きでは、真菌やウイルスには効果がないとされています。
- 「細菌に効果がある」を「すべての細菌に効果がある」と読み替えるのも誤りです。
補足コラム
目の乾きを改善する成分として、手引きにはコンドロイチン硫酸ナトリウム、精製ヒアルロン酸ナトリウムのほか、ヒドロキシプロピルメチルセルロースやポリビニルアルコール(部分けん化物)が挙げられています。
一方、ホウ酸は洗眼薬や点眼薬の添加物として扱われます。「乾燥を防ぐ成分」と「洗浄・消毒に関わる成分」を分けて覚えましょう。
一方、ホウ酸は洗眼薬や点眼薬の添加物として扱われます。「乾燥を防ぐ成分」と「洗浄・消毒に関わる成分」を分けて覚えましょう。
FAQ
Q. サルファ剤は、細菌による症状ならどれにでも効果がありますか?
A. いいえ。すべての細菌に効果があるわけではありません。また、真菌やウイルスの感染には効果がないとされています。
A. いいえ。すべての細菌に効果があるわけではありません。また、真菌やウイルスの感染には効果がないとされています。
Q. 人工涙液と、目の乾きを改善する成分は同じ意味ですか?
A. 人工涙液は、涙液成分を補うことを目的とする点眼薬の分類です。目の乾きを改善する成分は、その目的のために配合される成分を指します。
A. 人工涙液は、涙液成分を補うことを目的とする点眼薬の分類です。目の乾きを改善する成分は、その目的のために配合される成分を指します。
関連キーワード: 人工涙液、プラノプロフェン、ホウ酸、サルファ剤、角膜の乾燥、抗菌成分

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