登録販売者 2023年 奈良・関西広域連合・福井 問68
問題文
皮膚に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 皮膚の主な機能は、身体の維持と保護、体水分の保持、熱交換及び外界情報の感知である。
b 皮膚は、表皮、真皮、皮下組織からなり、このうち皮下組織は、角質細胞と細胞間脂質で構成されている。
c メラニン色素は、真皮の最下層にあるメラニン産生細胞で産生され、太陽光に含まれる紫外線から皮膚組織を防護する役割がある。
d 体温調節のための発汗は全身の皮膚に生じるが、精神的緊張による発汗は手のひらや足底、脇の下、顔面などの限られた皮膚に生じる。
選択肢
1:a:正、b:正、c:誤、d:誤
2:a:正、b:誤、c:正、d:誤
3:a:誤、b:正、c:正、d:正
4:a:正、b:誤、c:誤、d:正(正解)
5:a:誤、b:正、c:誤、d:正
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皮膚の構造と機能【登録販売者解説】
正解の理由
皮膚の主な機能は「保護・水分保持・熱交換・外界情報の感知」で、表皮・真皮・皮下組織はそれぞれ構造が異なります。
正しい組合せは4です。aは正、bは誤、cは誤、dは正です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の外皮系です。
正しい組合せは4です。aは正、bは誤、cは誤、dは正です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の外皮系です。
解法ステップ
- aは「身体の維持と保護」「体水分の保持」「熱交換」「外界情報の感知」が皮膚の機能として挙げられているか確認します。
- bは「皮下組織」と「角質細胞・細胞間脂質」の組合せに注目します。角質細胞と細胞間脂質は、皮下組織ではなく表皮の角質層を構成します。
- cは「真皮」と「表皮」のどちらにメラニン産生細胞があるかを確認します。位置の入れ替えがひっかけです。
- dは、体温調節による発汗と精神的緊張による発汗で、起こる範囲が異なる点を見ます。
選択肢別の誤答解説
-
a 正
皮膚には、身体を保護する、体水分を保つ、熱をやり取りする、触覚や温度感覚などで外界の情報を感じる機能があります。挙げられた機能に誤りはありません。 -
b 誤
×(皮下組織は角質細胞と細胞間脂質で構成)→ ○(角質層は角質細胞と細胞間脂質で構成)
皮膚は表皮・真皮・皮下組織の3層からなります。角質細胞と細胞間脂質があるのは、表皮の最も外側にある角質層です。皮下組織には脂肪細胞が多く集まっています。 -
c 誤
×(真皮の最下層にあるメラニン産生細胞)→ ○(表皮の最下層にあるメラニン産生細胞)
メラニン色素は、表皮の最下層にあるメラニン産生細胞で作られます。紫外線から皮膚組織を守る働きがある点は正しいですが、細胞の位置が誤りです。 -
d 正
体温調節のための発汗は全身の皮膚に生じます。一方、精神的緊張による発汗は、手のひらや足底、脇の下、顔面など限られた部位に生じます。
組合せの確認
- 1は、bとdの正誤が合っていません。
- 2は、cとdの正誤が合っていません。
- 3は、a・b・cの正誤が合っていません。
- 5は、aとbの正誤が合っていません。
よくある誤解
- 「皮膚の3層」と「角質層の構成」を混同する:角質層は皮膚全体の3層の一つではなく、表皮の一部です。
- メラニン産生細胞の位置を「真皮」としてしまう:問題文は「表皮」と「真皮」を入れ替えています。
- 発汗はすべて全身に起こると思い込む:体温調節による発汗と、精神的緊張による発汗では、起こる範囲が異なります。
補足コラム
皮膚の層は、外側から表皮・真皮・皮下組織の順です。
- 表皮:最外側の角質層などからなり、角質層は皮膚のバリア機能を担います。
- 真皮:皮膚に弾力と強さを与える結合組織の層です。
- 皮下組織:脂肪細胞が多く集まっています。
皮膚の機能は「保護・水分保持・熱交換・感知」の4点で整理すると覚えやすいです。
FAQ
Q. 汗はどの汗腺から分泌されますか?
A. 手のひらなど毛根がないところを含め、全身に分布するエクリン腺から分泌されます。
A. 手のひらなど毛根がないところを含め、全身に分布するエクリン腺から分泌されます。
Q. 皮脂にはどのような働きがありますか?
A. 皮膚を潤いのある柔軟な状態に保ち、外部からの異物に対する保護膜として働きます。
A. 皮膚を潤いのある柔軟な状態に保ち、外部からの異物に対する保護膜として働きます。
関連キーワード: 表皮、真皮、皮下組織、角質層、メラニン色素、エクリン腺

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