登録販売者 2024年 中国・四国 問02
問題文
医薬品の本質に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 医薬品医療機器等法では、健康被害の発生の可能性があるときに限り、異物等の混入、変質等がある医薬品を販売してはならない旨を定めている。
b 一般用医薬品として販売される製品は、製造物責任法(平成6年法律第85号)の対象である。
c 一般用医薬品には、製品に添付されている文書(添付文書)や製品表示に、効能効果等の購入者等が適切に使用するために必要な情報が記載されている。
d 一般用医薬品の販売に従事する専門家は、市販後の有効性、安全性に関する情報の把握に努める必要はない。
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)
3:(a、d)
4:(b、c)(正解)
5:(b、d)
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医薬品の本質【登録販売者解説】
正解の理由
異物混入のある医薬品は健康被害の可能性を問わず販売できず、一般用医薬品には必要な情報が表示されています。専門家は新しい情報の把握に努めます。
正しい組合せは4(b、c)です。aは誤り、bとcは正しく、dは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和6年4月一部改訂)」第1章「医薬品に共通する特性と基本的な知識」の「医薬品の本質」です。
解法ステップ
- aの「健康被害の発生の可能性があるときに限り」に注目します。「限り」という条件が法律の定めと合うかを確認します。
- bの「製造物責任法の対象」と、cの「添付文書や製品表示に必要な情報が記載されている」は、医薬品の本質に関する基本事項として判断します。
- dの「情報の把握に努める必要はない」は、専門家の情報収集に関する記述として、「必要はない」という否定が適切かを見ます。
- 正しい記述がb、cと分かれば、その組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a:誤り×「健康被害の発生の可能性があるときに限り」→ ○「健康被害の発生の可能性の有無にかかわらず」異物などが混入したり、変質したりした医薬品は、健康被害が起こりそうな場合だけでなく、可能性の有無にかかわらず販売等してはならないとされています。
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b:正しい一般用医薬品として販売される製品も、製造物責任法(PL法)の対象です。製品の欠陥によって人の生命・身体・財産に被害が生じた場合の、製造業者等の損害賠償責任を定めた法律です。
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c:正しい添付文書や製品表示には、効能・効果など、購入者等が医薬品を適切に選び、使用するために必要な情報が記載されています。情報は医薬品が適切に使われるために欠かせません。
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d:誤り×「情報の把握に努める必要はない」→ ○「常に新しい情報の把握に努める必要がある」医薬品の有効性や安全性に関する情報は、知見や使用成績の積み重ねによって更新されます。販売に従事する専門家は、新しい情報を把握する必要があります。
組合せの照合
- 選択肢1(a、b):aが誤りで、正しいcを含みません。
- 選択肢2(a、c):aが誤りで、正しいbを含みません。
- 選択肢3(a、d):aとdが誤りで、正しいbとcを含みません。
- 選択肢5(b、d):dが誤りで、正しいcを含みません。
よくある誤解
- 「健康被害が起こる可能性がある場合だけ」と、販売禁止の条件を狭めてしまうことがあります。aでは「限り」が誤りを見抜く手がかりです。
- 添付文書や製品表示を「読めばよいもの」と考え、専門家が新しい情報を把握する必要を見落とすことがあります。情報は随時更新されます。
補足コラム
PL法の対象であることと、医薬品による被害があれば必ず賠償責任が認められることは同じではありません。手引きでは、製品の欠陥によって生命・身体・財産に被害が生じた場合における、製造業者等の損害賠償責任を定める法律として説明されています。
FAQ
Q. 添付文書や製品表示の情報は、一度確認すれば十分ですか?
A. いいえ。医薬品の情報は新たな知見などに応じて更新されるため、専門家は新しい情報の把握に努めます。
A. いいえ。医薬品の情報は新たな知見などに応じて更新されるため、専門家は新しい情報の把握に努めます。
関連キーワード: 医薬品の品質、異物混入、製造物責任法、添付文書、製品表示、市販後情報

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