登録販売者 2024年 中国・四国 問09
問題文
他の医薬品や食品との相互作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 複数の医薬品を併用した場合、又は保健機能食品や、いわゆる健康食品を含む特定の食品と一緒に摂取した場合に、医薬品の作用が増強又は減弱することを相互作用という。
b 相互作用は、医薬品が吸収、分布、代謝(体内で化学的に変化すること)又は排泄される過程で起こるものと、医薬品が薬理作用をもたらす部位において起こるものがある。
c 相互作用を回避するには、ある医薬品を使用している期間やその前後を通じて、その医薬品との相互作用を生じるおそれのある医薬品や食品の摂取を控えなければならないのが通常である。
選択肢
1:a:正、b:正、c:誤
2:a:正、b:誤、c:正
3:a:正、b:正、c:正(正解)
4:a:誤、b:正、c:誤
5:a:誤、b:誤、c:正
🔒 解説は解答すると表示されます
医薬品と食品の相互作用【登録販売者解説】
正解の理由
相互作用は、作用の強まり・弱まりと、体内で起こる過程・作用部位の両方を押さえます。
a〜cはいずれも正しい記述です。したがって、正しい組合せは3です。根拠は『試験問題の作成に関する手引き』第1章「医薬品に共通する特性と基本的な知識」の「他の医薬品や食品との相互作用、飲み合わせ」です。
解法ステップ
- aの「作用が増強又は減弱する」は、相互作用の説明に当たるかを確認します。
- bは、相互作用が起こる場面として「吸収・分布・代謝・排泄」と「薬理作用をもたらす部位」の両方が挙がっているかを見ます。
- cは「使用している期間やその前後」と「通常」という範囲の表現に注目します。これらを含めて記述が手引きの説明と合っているか判断します。
選択肢別の誤答解説
- a 正しいです。 複数の医薬品を併用した場合だけでなく、保健機能食品や、いわゆる健康食品を含む特定の食品と一緒に摂取した場合にも、医薬品の作用が強まったり弱まったりすることがあります。これを相互作用といいます。
- b 正しいです。 相互作用には、医薬品が体内で吸収・分布・代謝・排泄される過程で起こるものと、薬理作用(医薬品が体に及ぼす働き)をもたらす部位で起こるものがあります。
- c 正しいです。 相互作用を避けるため、影響を生じるおそれのある医薬品や食品は、医薬品を使用している期間だけでなく、その前後も含めて摂取を控えるのが通常です。「通常」とあるので、すべての場合に例外なく控えるという断定ではありません。
誤答の組合せは、正しい記述の組み合わせと照らすと、次の箇所が違います。
- 選択肢1は、a・bを正、cを誤としています。cも正しいため、cの判定が違います。
- 選択肢2は、a・cを正、bを誤としています。bも正しいため、bの判定が違います。
- 選択肢4は、bを正、a・cを誤としています。aとcも正しいため、a・cの判定が違います。
- 選択肢5は、cを正、a・bを誤としています。aとbも正しいため、a・bの判定が違います。
よくある誤解
- 相互作用は「医薬品どうし」で起こるものだけではありません。特定の食品との組み合わせも含まれます。
- 相互作用の起こる過程を「吸収・分布・代謝・排泄」だけに限らないようにしましょう。薬理作用をもたらす部位で起こるものもあります。
- cの「通常」を「必ず」と読み替えないことが大切です。また、影響を避ける期間を「医薬品の使用中だけ」と狭めないようにしましょう。
補足コラム
相互作用によって作用が強まると、作用が強く出過ぎたり、副作用が起こりやすくなったりすることがあります。反対に作用が弱まると、十分な効果が得られないことがあります。
手引きでは、酒類(アルコール)が医薬品の吸収や代謝に影響する例や、食品中にも医薬品の成分と同じ物質が含まれる場合の例が挙げられています。食品との組み合わせを考えるときは、「食品だから医薬品に影響しない」と決めつけないことがポイントです。
FAQ
保健機能食品も相互作用に関係することがありますか?
あります。保健機能食品も、医薬品と一緒に摂取した場合に相互作用を生じるおそれのある食品に含まれます。
あります。保健機能食品も、医薬品と一緒に摂取した場合に相互作用を生じるおそれのある食品に含まれます。
食品との飲み合わせは、どのような場合を想定していますか?
手引きでは、主に食品と飲み薬が体内で相互作用を生じる場合が想定されています。
手引きでは、主に食品と飲み薬が体内で相互作用を生じる場合が想定されています。
関連キーワード: 相互作用、飲み合わせ、吸収、分布、代謝、排泄、薬理作用、保健機能食品

\ せっかくなら /
登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!
