戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2024年 中国・四国 問106


問題文

一般用医薬品の添付文書における使用上の注意の記載に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 大黄甘草湯は、徐脈又は頻脈を引き起こし、心臓病の症状を悪化させるおそれがあるため、「心臓病の診断を受けた人」は「服用しないこと」とされている。 b ステロイド性抗炎症成分が配合された外用鎮痛消炎薬は、重篤な光線過敏症が現れることがあるため、「塗布部を紫外線に当てないこと」とされている。 c セトラキサート塩酸塩が配合された内服薬は、生じた血栓が分解されにくくなるため、「血栓症を起こすおそれのある人」は、「相談すること」とされている。 d ジヒドロコデインリン酸塩が配合された鎮咳去痰薬(内服液剤)は、依存性・習慣性がある成分が配合されており、乱用事例が報告されているため、「過量服用・長期連用しないこと」とされている。

選択肢

1:(a、b)
2:(a、c)
3:(b、c)
4:(b、d)
5:(c、d)(正解)

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添付文書の使用上の注意【登録販売者解説】

正解の理由

セトラキサート塩酸塩は血栓への注意、ジヒドロコデインリン酸塩は過量服用・長期連用への注意です。
正しい記述はc・dで、その組合せである5が正解です。a・bは誤りです。根拠は「試験問題の作成に関する手引き」第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の、成分ごとの使用上の注意に関する項目です。

解法ステップ

  1. aの「大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう)」と「心臓病」の組合せを確認します。心臓病への注意が関係する成分は、大黄甘草湯ではありません。
  2. bは「紫外線に当てない」という注意の対象成分を確認します。この注意は、ステロイド性抗炎症成分ではなくケトプロフェンに関するものです。
  3. cは「血栓が分解されにくくなるため相談」、dは「依存性・習慣性や乱用事例があるため過量服用・長期連用しない」という対応を確認します。cとdを含む選択肢を選びます。

選択肢別の誤答解説

  • a:誤り
    × 大黄甘草湯が心臓病の症状を悪化させる → ○ 手引きでは、プソイドエフェドリン塩酸塩について、徐脈(じょみゃく)または頻脈(ひんみゃく)を引き起こし、心臓病の症状を悪化させるおそれがあるとされています。
    また、心臓病の診断を受けた人への表示は「服用しないこと」ではなく「相談すること」に関する注意です。
  • b:誤り
    × ステロイド性抗炎症成分が配合された外用薬 → ○ ケトプロフェンが配合された外用鎮痛消炎薬
    紫外線により、使用中や使用後に光線過敏症(こうせんかびんしょう)が現れることがあるため、塗布部を紫外線に当てないよう注意します。これは、ステロイド性抗炎症成分についての注意ではありません。
  • c:正しい
    セトラキサート塩酸塩は、体内でトラネキサム酸に変わります。そのため、血栓(けっせん)のある人や、血栓症を起こすおそれのある人では、血栓が分解されにくくなることがあります。使用前に医師や薬剤師に相談することとされています。
  • d:正しい
    ジヒドロコデインリン酸塩が配合された鎮咳去痰薬(ちんがいきょたんやく)の内服液剤には、依存性・習慣性がある成分が配合され、乱用事例も報告されています。そのため、「過量服用・長期連用しないこと」とされています。
組合せも確認しましょう。選択肢1はa・bを含み、c・dを含みません。選択肢2はaを含み、dを含みません。選択肢3はbを含み、dを含みません。選択肢4はbを含み、cを含みません。c・dを組み合わせた選択肢が5です。

よくある誤解

  • 「心臓病」という注意の理由だけを覚え、対象となる成分を大黄甘草湯と取り違えないようにしましょう。
  • 「紫外線に当てない」という注意を、外用薬のステロイド成分全般に広げないことが大切です。この問題では、ケトプロフェンがポイントです。
  • 「相談すること」と「服用しないこと」は同じではありません。注意の対象だけでなく、添付文書に記載される対応の表現も確認しましょう。

補足コラム

この問題は、成分と注意事項の組合せで整理すると覚えやすくなります。
  • セトラキサート塩酸塩:血栓が分解されにくくなるおそれ → 血栓症を起こすおそれのある人は相談
  • ケトプロフェン:光線過敏症のおそれ → 塗布部を紫外線に当てない
  • ジヒドロコデインリン酸塩:依存性・習慣性や乱用事例 → 過量服用・長期連用しない

FAQ

「相談すること」は、どのような場合に記載される表現ですか?
使用前に、使用の適否などを医師や薬剤師に相談する必要がある人や状況を示す表現です。「服用しないこと」とは区別して覚えましょう。

関連キーワード: セトラキサート塩酸塩、血栓症、ケトプロフェン、光線過敏症、ジヒドロコデインリン酸塩、過量服用・長期連用しないこと
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