登録販売者 2024年 中国・四国 問11
問題文
小児の医薬品の使用に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
小児は大人と比べて身体の大きさに対して腸が長く、服用した医薬品の( a )率が相対的に高い。また、血液脳関門が未発達であるため、吸収されて循環血液中に移行した医薬品の成分が脳に達しやすく、( b )神経系に影響を与える医薬品で副作用を起こしやすい。加えて、肝臓や腎臓の機能が未発達であるため、医薬品の成分の( c )に時間がかかり、作用が強く出過ぎたり、副作用がより強く出ることがある。
選択肢
1:吸収、中枢、代謝・排泄(正解)
2:排泄、末梢、代謝・排泄
3:排泄、中枢、吸収・分布
4:吸収、末梢、吸収・分布
5:吸収、中枢、吸収・分布
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小児の医薬品吸収・代謝【登録販売者解説】
正解の理由
小児は「吸収されやすく、脳に届きやすく、体外へ出るまでに時間がかかる」と覚えます。
1の組み合わせが正しいです。空欄は、(a)吸収、(b)中枢、(c)代謝・排泄です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第1章「医薬品に共通する特性と基本的な知識」の「小児、高齢者等への配慮」です。
解法ステップ
- 「腸が長い」ことから、服用した医薬品の体内への取り込みを表す(a)は「吸収」と判断します。
- 「血液脳関門が未発達」「脳に達しやすい」という手がかりから、(b)は脳や脊髄に関わる「中枢」です。
- 「肝臓や腎臓の機能が未発達」「時間がかかる」という説明は、医薬品の成分を体内で変化させ、体外へ出す過程を指します。(c)は「代謝・排泄」です。
- 3つがそろう組み合わせを選びます。
選択肢別の誤答解説
- 1: (a)吸収・(b)中枢・(c)代謝・排泄の組み合わせです。小児の生理機能についての説明と一致します。
- 2: (a)排泄・(b)末梢・(c)代謝・排泄です。(c)は合っていますが、(a)は「排泄」ではなく「吸収」、(b)は「末梢」ではなく「中枢」です。
- 3: (a)排泄・(b)中枢・(c)吸収・分布です。(b)は合っていますが、(a)は「排泄」ではなく「吸収」、(c)は「吸収・分布」ではなく「代謝・排泄」です。
- 4: (a)吸収・(b)末梢・(c)吸収・分布です。(a)は合っていますが、(b)は「末梢」ではなく「中枢」、(c)は「吸収・分布」ではなく「代謝・排泄」です。
- 5: (a)吸収・(b)中枢・(c)吸収・分布です。(a)と(b)は合っていますが、(c)は「代謝・排泄」です。
よくある誤解
- 「吸収」と「排泄」を取り違えないようにしましょう。吸収は体内に取り込まれること、排泄は体外へ出されることです。
- 「中枢」と「末梢」は、どちらも神経系に関わる語ですが、問題文の「脳に達しやすい」が「中枢」を選ぶ手がかりです。
- (c)に「吸収・分布」を入れるのは、体内に取り込まれた後の過程と混同したひっかけです。肝臓・腎臓の未発達と結び付くのは「代謝・排泄」です。
補足コラム
「代謝」は、体内で医薬品の成分が化学的に変化することです。「排泄」は、成分や代謝物が尿などで体外へ出されることです。小児では、肝臓や腎臓の機能が未発達なため、この代謝・排泄に時間がかかり、作用や副作用が強く出ることがあります。
FAQ
Q. 小児の年齢は、試験では何歳未満を指しますか?
A. 手引きでは、一般的に15歳未満を小児とすることがあります。また、年齢区分を示す場合は、7歳以上15歳未満を小児とする目安も記載されています。
A. 手引きでは、一般的に15歳未満を小児とすることがあります。また、年齢区分を示す場合は、7歳以上15歳未満を小児とする目安も記載されています。
関連キーワード: 小児、吸収、血液脳関門、中枢神経系、代謝、排泄

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