登録販売者 2024年 中国・四国 問18
問題文
一般用医薬品の販売時におけるコミュニケーションにおいて、医薬品の販売等に従事する専門家として留意すべき事項に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 登録販売者は、生活者のセルフメディケーションに対して、すべての一般用医薬品の販売や情報提供を担う観点から、支援していくという姿勢で臨むことが基本となる。
b 医薬品の販売等に従事する専門家が購入者等から確認しておきたい基本的なポイントの1つとして、購入者等のニーズや購入の動機など、何のためにその医薬品を購入しようとしているかという点がある。
c 医薬品の販売に従事する専門家は、必ずしも情報提供を受けた当人が医薬品を使用するとは限らないことを踏まえ、販売時のコミュニケーションを考える必要がある。
d 医薬品の販売に従事する専門家が、購入者側の状況を把握するため購入者等に尋ねる場合は、一般用医薬品の使用状況のみを簡潔に確認するよう努める必要がある。
選択肢
1:a:正、b:誤、c:正、d:正
2:a:誤、b:誤、c:正、d:正
3:a:正、b:正、c:誤、d:誤
4:a:誤、b:正、c:正、d:誤(正解)
5:a:正、b:正、c:誤、d:正
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販売時のコミュニケーション【登録販売者解説】
正解の理由
登録販売者の支援対象は第二類・第三類医薬品で、購入者の状況は幅広く把握します。
正しい組み合わせは4です。aは誤り、bとcは正しく、dは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」の第1章「医薬品に共通する特性と基本的な知識」にある「販売時のコミュニケーション」です。
解法ステップ
- aの「すべての一般用医薬品」に注目します。登録販売者が販売や情報提供を担うのは、第二類・第三類医薬品です。
- bの「何のために購入するか」は、購入者のニーズや購入の動機を確認するポイントです。
- cの「使用するのは情報提供を受けた当人とは限らない」は、一般用医薬品の販売時に考慮する事項です。
- dの「使用状況のみ」が範囲を狭めすぎています。購入者側の状況は、可能な限り幅広く把握することが大切です。
選択肢別の誤答解説
-
a 誤り
×「すべての一般用医薬品」→ ○「第二類医薬品及び第三類医薬品」
登録販売者は、第二類医薬品・第三類医薬品の販売や情報提供を通じて、セルフメディケーションを支援します。「すべて」と範囲を広げている点が誤りです。 -
b 正しい
何のために購入するのかを知ることは、購入者等のニーズや購入の動機を把握するうえでの基本的なポイントです。 -
c 正しい
一般用医薬品は、情報提供を受けた人ではなく、その家族などが使用する場合もあります。そのため、誰が使用するのかを考慮して販売時のコミュニケーションを行います。 -
d 誤り
×「一般用医薬品の使用状況のみ」→ ○「購入者等の個々の状況の把握」
購入者側の状況は、使用状況だけに限られません。会話しやすい雰囲気をつくり、必要な情報をできる限り把握することが重要です。
選択肢ごとの組み合わせも確認しましょう。
- 選択肢1は、aを正、bを誤、dを正としています。この3つが正しい組み合わせと異なります。
- 選択肢2は、bを誤、dを正としています。bとdが正しい組み合わせと異なります。
- 選択肢3は、aを正、cを誤としています。aとcが正しい組み合わせと異なります。
- 選択肢5は、aを正、cを誤、dを正としています。この3つが正しい組み合わせと異なります。
よくある誤解
- 「セルフメディケーションの支援」を「すべての一般用医薬品の販売」と結びつけないこと。 登録販売者が販売や情報提供を担う範囲は、第二類・第三類医薬品です。
- 「使用状況を確認する」と「使用状況だけを確認する」を混同しないこと。 「のみ」と限定する表現があれば、確認する範囲を狭めていないか確かめます。
- 情報提供を受ける人と、医薬品を使う人を同一と決めつけないこと。 家族など、別の人が使用する場合も想定します。
補足コラム
購入者等の状況を把握する際は、たとえば「何のために購入するのか」「誰が使用するのか」に加え、対処したい症状があるか、いつ頃からか、原因や患部が特定されているかなども手がかりになります。質問を一方的に続けるのではなく、相手が自分の状況を伝えやすい雰囲気づくりも大切です。
FAQ
Q. 情報提供は、医薬品の販売につなげることが目的ですか?
A. 必ずしもそうではありません。状況によっては、医療機関の受診を勧めたり、医薬品を使わない対処を勧めたりすることも適切です。
A. 必ずしもそうではありません。状況によっては、医療機関の受診を勧めたり、医薬品を使わない対処を勧めたりすることも適切です。
Q. 使用する人が購入者本人でない場合、誰の状況を確認しますか?
A. 実際に使用する人の状況も把握できるよう努めます。購入者本人の情報だけで判断しないことがポイントです。
A. 実際に使用する人の状況も把握できるよう努めます。購入者本人の情報だけで判断しないことがポイントです。
関連キーワード: セルフメディケーション、販売時のコミュニケーション、購入者のニーズ、購入の動機、使用者の把握、情報提供

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