登録販売者 2024年 中国・四国 問21
問題文
口腔に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
選択肢
1:歯冠の表面はエナメル質で覆われ、エナメル質の下にはセメント質と呼ばれる硬い骨状の組織があるため、体で最も硬い部分となっている。(正解)
2:歯の齲蝕が象牙質に達すると、神経が刺激されて、歯がしみたり痛みを感じるようになる。
3:舌は味覚を感知するほか、咀嚼された飲食物を撹拌して唾液と混和させる働きがある。
4:唾液には、デンプンをデキストリンや麦芽糖に分解する消化酵素が含まれ、また、味覚の形成にも重要な役割を持つ。
5:唾液に含まれるリゾチームには、細菌の細胞壁を分解する酵素作用のほか、消炎作用などもある。
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歯の構造と口腔の働き【登録販売者解説】
正解の理由
歯冠の表面はエナメル質、その下は象牙質で、体で最も硬い部分はエナメル質です。
誤っているのは、エナメル質の下を「セメント質」としている1です。手引きでは、エナメル質の下にあるのは象牙質とされています。根拠は第2章「人体の構造と働き」の口腔に関する項目です。厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」では、歯の構造や口腔の働きが説明されています。
誤っているのは、エナメル質の下を「セメント質」としている1です。手引きでは、エナメル質の下にあるのは象牙質とされています。根拠は第2章「人体の構造と働き」の口腔に関する項目です。厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」では、歯の構造や口腔の働きが説明されています。
解法ステップ
- 「エナメル質の下には何があるか」と「体で最も硬い部分はどこか」に注目します。
- エナメル質の下にあるのは象牙質です。「セメント質」と入れ替わっているため、1を誤りと判断できます。
- ほかの記述は、歯の痛み、舌の働き、唾液やリゾチームの働きについての説明を確認します。
選択肢別の誤答解説
-
1
×「エナメル質の下にはセメント質」→ ○「エナメル質の下には象牙質」
歯冠の表面はエナメル質で覆われ、その下に象牙質があります。体で最も硬い部分はエナメル質です。歯の構造を示す用語が入れ替えられています。 -
2
正しい記述です。齲蝕(うしょく)が象牙質に達すると、神経が刺激され、歯がしみたり痛んだりすることがあります。 -
3
正しい記述です。舌は味を感じるほか、咀嚼(そしゃく)された飲食物を唾液と混ぜる働きもあります。 -
4
正しい記述です。唾液には、デンプンをデキストリンや麦芽糖に分解する消化酵素が含まれます。また、唾液は味覚にも関わります。 -
5
正しい記述です。唾液に含まれるリゾチームには、細菌の細胞壁を分解する酵素作用や、消炎作用などがあります。
よくある誤解
- 「歯の硬い組織」とひとまとめにして、象牙質とセメント質を取り違えやすいです。歯冠では、表面がエナメル質、その下が象牙質です。
- 「エナメル質の下にある組織」と「体で最も硬い部分」を混同しないようにしましょう。最も硬い部分はエナメル質です。
補足コラム
歯の構造は、「歯冠の表面=エナメル質」「その下=象牙質」「象牙質に囲まれる部分=歯髄(しずい)」と整理すると覚えやすいです。齲蝕が象牙質に達すると、神経が刺激されて痛みを感じることがあります。
FAQ
Q. 歯冠とは、歯のどの部分ですか?
A. 歯肉線を境に、口腔内に露出している部分です。
A. 歯肉線を境に、口腔内に露出している部分です。
Q. 唾液は消化だけに関わるのですか?
A. いいえ。唾液は飲食物の消化に加え、味覚の形成や、リゾチームによる生体防御にも関わります。
A. いいえ。唾液は飲食物の消化に加え、味覚の形成や、リゾチームによる生体防御にも関わります。
関連キーワード: 歯冠、エナメル質、象牙質、齲蝕、唾液、リゾチーム

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