登録販売者 2024年 中国・四国 問23
問題文
消化器系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 腸内に放出された胆汁酸塩の大部分は、大腸で再吸収されて肝臓に戻される。
b 小腸で吸収されたブドウ糖は、血液によって肝臓に運ばれてグリコーゲンとして蓄えられており、必要に応じてブドウ糖に分解されて血液中に放出される。
c 肛門周囲には、静脈が細かい網目状に通っていて、周囲の組織がうっ血すると痔の原因になる。
d 小腸のうち十二指腸に続く部分の、概ね上部40%が回腸、残り約60%が空腸であり、明確な境目はない。
選択肢
1:a:正、b:正、c:誤、d:正
2:a:誤、b:誤、c:誤、d:正
3:a:正、b:誤、c:正、d:誤
4:a:誤、b:正、c:正、d:誤(正解)
5:a:誤、b:正、c:正、d:正
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消化器系の構造と働き【登録販売者解説】
正解の理由
胆汁酸塩は小腸で再吸収され、空腸が上部約40%、回腸が残り約60%です。
正しい組合せは4で、aは誤り、b・cは正しく、dは誤りです。根拠は『試験問題の作成に関する手引き』第2章「人体の働きと医薬品」の消化器系の項目です。
正しい組合せは4で、aは誤り、b・cは正しく、dは誤りです。根拠は『試験問題の作成に関する手引き』第2章「人体の働きと医薬品」の消化器系の項目です。
解法ステップ
- aは「大腸で再吸収」という場所に注目します。胆汁酸塩が再吸収される場所は小腸です。
- bは、ブドウ糖が肝臓でグリコーゲンとして蓄えられ、必要に応じて血液中に放出される流れを確認します。
- cは、肛門周囲の静脈のうっ血が痔の原因になるという説明が、手引きの記述と合うかを見ます。
- dは、空腸と回腸の割合が逆になっていないかを確かめます。
選択肢別の誤答解説
-
a 誤り
×「大腸で再吸収」→ ○「小腸で再吸収」
腸内に放出された胆汁酸塩の大部分は、小腸で再吸収されて肝臓に戻ります。この循環を腸肝循環といいます。 -
b 正しい
小腸で吸収されたブドウ糖は血液で肝臓へ運ばれ、グリコーゲンとして蓄えられます。血糖値が下がったときなどには、グリコーゲンがブドウ糖に分解され、血液中に放出されます。 -
c 正しい
肛門周囲には静脈が細かい網目状に通っています。周囲の組織がうっ血すると、痔の原因になります。 -
d 誤り
×「上部40%が回腸、残り約60%が空腸」→ ○「上部約40%が空腸、残り約60%が回腸」
十二指腸に続く部分では、空腸が上部約40%、回腸が残り約60%です。両者には明確な境目がありません。
選択肢ごとの違いも確認しましょう。
- 選択肢1は、aを正、cを誤、dを正としており、a・c・dが記述の正誤と異なります。
- 選択肢2は、bを誤、cを誤、dを正としており、b・c・dが異なります。
- 選択肢3は、aを正、bを誤としており、a・bが異なります。
- 選択肢5は、dを正としている点が異なります。
よくある誤解
- 「大腸」と「小腸」の入れ替えに注意しましょう。胆汁酸塩の大部分が再吸収されるのは小腸です。
- 「空腸」と「回腸」の割合を逆にするひっかけです。上部約40%が空腸、残り約60%が回腸です。
- bの「肝臓でグリコーゲンとして蓄える」という流れは正しい記述です。肝臓では、必要に応じてブドウ糖に戻して血液中に放出します。
補足コラム
胆汁酸塩は脂質の消化を助け、脂溶性ビタミンの吸収も助けます。胆汁酸塩が小腸で再吸収され、肝臓に戻る流れが「腸肝循環」です。
また、グリコーゲンはブドウ糖がつながってできた物質です。肝臓に蓄えられたグリコーゲンは、必要に応じてブドウ糖となり、血液中に放出されます。
また、グリコーゲンはブドウ糖がつながってできた物質です。肝臓に蓄えられたグリコーゲンは、必要に応じてブドウ糖となり、血液中に放出されます。
FAQ
Q. 空腸と回腸は、見た目で境目が分かりますか?
A. 手引きでは、両者に明確な境目はないとされています。割合と順序をセットで覚えましょう。
A. 手引きでは、両者に明確な境目はないとされています。割合と順序をセットで覚えましょう。
Q. 腸肝循環とは何ですか?
A. 胆汁酸塩のように、小腸で再吸収された物質が肝臓に戻る流れです。
A. 胆汁酸塩のように、小腸で再吸収された物質が肝臓に戻る流れです。
関連キーワード: 胆汁酸塩、腸肝循環、グリコーゲン、空腸、回腸、肛門周囲のうっ血

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