戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2024年 中国・四国 問25


問題文

循環器系に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 心臓の左側部分(左心房、左心室)は、全身から集まってきた血液を肺へ送り出す。 b 動脈、静脈いずれも血管壁が収縮すると血管は細くなり、弛緩すると拡張し、自律神経系によって制御されている。 c 消化管壁を通っている毛細血管の大部分は、門脈と呼ばれる血管に集まって肝臓に入る。 d 脾臓の主な働きは、脾臓内を流れる血液から古くなった白血球を濾し取って処理することである。

選択肢

1:(a、b)
2:(a、c)
3:(b、c)(正解)
4:(b、d)
5:(c、d)

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循環器系の血液の流れ【登録販売者解説】

正解の理由

左心は肺から戻った血液を全身へ送り、門脈は消化管から肝臓へ血液を運びます。
正しい組み合わせは3(b、c)です。aは誤り、bとcは正しく、dは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の心臓・血管系・脾臓の説明です。

解法ステップ

  1. aは「左側部分」と「全身から肺へ」という血液の流れの組み合わせに注目します。
  2. bは、血管壁の「収縮・弛緩」と「自律神経系」の記述を確認します。
  3. cは、消化管の毛細血管から血液がどこへ向かうかを見ます。
  4. dは、脾臓が血液から取り除くものが「赤血球」か「白血球」かを確認します。正しい記述の組み合わせはbとcです。

選択肢別の誤答解説

  • a
    × 全身から集まった血液を肺へ送り出すのは左側部分 → ○ 右側部分
    左心房・左心室には、肺でガス交換をした血液が入ります。その血液を左心室から全身へ送り出します。全身から戻った血液を肺へ送るのは、右心房・右心室です。
  • b
    動脈・静脈とも、血管壁が収縮すると血管は細くなり、弛緩(しかん)すると拡張します。この変化は自律神経系によって制御されているため、正しい記述です。
  • c
    消化管壁の毛細血管(もうさいけっかん)の大部分は、門脈(もんみゃく)に集まって肝臓に入ります。消化管で吸収された物質が、全身を巡る前に肝臓を通る仕組みです。
  • d
    × 古くなった白血球 → ○ 古くなった赤血球
    脾臓(ひぞう)の主な働きは、脾臓内を流れる血液から古くなった赤血球を濾し取って処理することです。白血球ではありません。なお、脾臓にはリンパ組織もあり、免疫応答にも関与します。
選択肢を組み合わせで確認すると、**選択肢1(a、b)**は誤りのaを含み、正しいcを含まないため不適切です。**選択肢2(a、c)**もaを含み、bを含まないため不適切です。**選択肢4(b、d)**は誤りのdを含み、正しいcを含まないため不適切です。**選択肢5(c、d)**もdを含み、bを含まないため不適切です。

よくある誤解

  • 心臓の左右を、血液の出入りの方向で逆に覚えてしまうことがあります。左心は肺から戻った血液を受け取り、全身へ送り出します。
  • 脾臓の働きを「古くなった白血球の処理」と取り違えやすいところです。主に処理するのは古くなった赤血球です。
  • 血管の「収縮・弛緩」は動脈だけの話と思いがちですが、記述bは動脈・静脈のどちらにも当てはまります。

補足コラム

動脈・静脈の区別は、血液中の酸素の量ではなく、心臓から血液を送る血管か、心臓へ血液を戻す血管かで決まります。動脈は心臓から送り出す血管、静脈は心臓へ戻る血管です。

FAQ

Q. 門脈を通る血液は、なぜ肝臓に入るのですか?
A. 消化管で吸収された物質が全身へ回る前に、肝臓で代謝や解毒を受けるためです。
Q. 脾臓は赤血球の処理だけをする器官ですか?
A. いいえ。脾臓にはリンパ組織があり、血流中の細菌やウイルスなどに対する免疫応答にも関与します。

関連キーワード: 心臓、動脈、静脈、毛細血管、門脈、脾臓、赤血球、血管壁の収縮・弛緩
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