登録販売者 2024年 中国・四国 問26
問題文
耳に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 中耳は、外耳と内耳をつなぐ部分で、鼓膜、鼓室、耳介、耳管からなる。
b 内耳は、聴覚器官である蝸牛と平衡器官である前庭の2つの部分からなり、どちらも内部はリンパ液で満たされている。
c 前庭は、水平・垂直方向の加速度を感知する半規管と、体の回転や傾きを感知する耳石器官に分けられる。
d 小さな子供では、耳管が太く短くて、走行が水平に近いため、鼻腔からウイルスや細菌が侵入し感染が起こりやすい。
選択肢
1:a:正、b:誤、c:正、d:誤
2:a:正、b:正、c:誤、d:誤
3:a:正、b:誤、c:誤、d:正
4:a:誤、b:正、c:誤、d:正(正解)
5:a:誤、b:誤、c:正、d:正
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耳の構造と平衡感覚【登録販売者解説】
正解の理由
中耳は「鼓膜・鼓室・耳小骨・耳管」、前庭は「耳石器官=加速度、半規管=回転や傾き」です。
正しい組合せは4です。記述は、aが誤り、bが正しく、cが誤り、dが正しいです。根拠は『試験問題の作成に関する手引き』第2章「耳の構造」です。
解法ステップ
- aは「中耳」の構成要素に注目します。「耳介」が入っている点が誤りです。
- bは、蝸牛(かぎゅう)と前庭(ぜんてい)の内部がリンパ液で満たされているという内容を確認します。
- cは、加速度と回転・傾きの組み合わせが逆になっていないかを見ます。
- dは、子どもの耳管(じかん)の特徴と、感染が起こりやすい理由を確認します。
選択肢別の誤答解説
-
a:誤りです。
×「鼓膜、鼓室、耳介、耳管」→ ○「鼓膜、鼓室、耳小骨、耳管」
耳介(じかい)は、音を集める外耳の一部です。中耳は、鼓膜、鼓室(こしつ)、耳小骨(じしょうこつ)、耳管からなります。選択肢1・2・3はaを「正」としているため、この点が合いません。 -
b:正しいです。
内耳は、聴覚器官の蝸牛と平衡器官の前庭からなります。蝸牛と前庭の内部は、どちらもリンパ液で満たされています。選択肢1・3・5はbを「誤」としているため、この点が合いません。 -
c:誤りです。
×「半規管が加速度、耳石器官が体の回転や傾き」→ ○「耳石器官が加速度、半規管が体の回転や傾き」
記述では、感知する動きと器官の組み合わせが逆です。選択肢1・5はcを「正」としているため、この点が合いません。 -
d:正しいです。
小さな子どもは、耳管が太く短く、走行が水平に近いため、鼻腔(びくう)からウイルスや細菌が侵入し、感染が起こりやすくなります。選択肢1・2はdを「誤」としているため、この点が合いません。
よくある誤解
- 耳介は耳の外側にあるため、中耳の構成要素に入れてしまいがちです。耳介は外耳の一部です。
- 半規管と耳石器官は、感知する動きの組み合わせを入れ替えたひっかけに注意します。
- bでは「どちらも」の対象が蝸牛と前庭です。片方だけがリンパ液で満たされている、という内容ではありません。
補足コラム
中耳では、鼓膜の振動が耳小骨によって増幅され、内耳へ伝わります。また、中耳の鼓室は耳管で鼻腔や咽頭とつながっています。耳の各部分の役割は、「外耳は音を集める、中耳は振動を伝える、内耳は聴覚・平衡感覚を受け取る」と整理すると覚えやすいです。
FAQ
耳垢はどこでできるのですか?
外耳道にある耳垢腺や皮脂腺からの分泌物に、ほこりや外耳道の老廃物などが混じってできます。
外耳道にある耳垢腺や皮脂腺からの分泌物に、ほこりや外耳道の老廃物などが混じってできます。
耳管は何と何をつないでいますか?
中耳の鼓室と、鼻腔や咽頭をつないでいます。
中耳の鼓室と、鼻腔や咽頭をつないでいます。
関連キーワード: 外耳、中耳、内耳、耳介、耳小骨、耳管、蝸牛、前庭、耳石器官、半規管、リンパ液

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