登録販売者 2024年 中国・四国 問33
問題文
医薬品の剤形に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
選択肢
1:錠剤は、内服用医薬品の剤形として最も広く用いられており、一定の形状に成型された固形製剤であるため、飛散させずに服用できる点や、有効成分の苦味や刺激性を口中で感じることなく服用できる点が主な特徴である。
2:クリーム剤は、油性の基剤で皮膚への刺激が弱く、適用部位を水から遮断したい場合等に用い、患部が乾燥していてもじゅくじゅくと浸潤していても使用できる。(正解)
3:経口液剤は、有効成分の血中濃度が上昇しやすいため、習慣性や依存性がある成分が配合されているものの場合、本来の目的と異なる不適正な使用がなされることがある。
4:カプセルの原材料として広く用いられているゼラチンはブタなどのタンパク質を主成分としているため、ゼラチンに対してアレルギーを持つ人は使用を避けるなどの注意が必要である。
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軟膏剤とクリーム剤の違い【登録販売者解説】
正解の理由
軟膏剤は油性基剤で皮膚への刺激が弱く、クリーム剤は油性基剤に水分を加えたもので皮膚への刺激が強い、という違いがポイントです。
誤っている記述は2です。選択肢の説明は、クリーム剤ではなく軟膏剤の特徴です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」の第2章「剤形ごとの違い、適切な使用方法」です。
誤っている記述は2です。選択肢の説明は、クリーム剤ではなく軟膏剤の特徴です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」の第2章「剤形ごとの違い、適切な使用方法」です。
解法ステップ
- 2の「クリーム剤は、油性の基剤」という部分に注目します。
- 「皮膚への刺激が弱い」「患部が乾燥していても、じゅくじゅくと浸潤(しんじゅん)していても使用できる」は、軟膏剤の特徴です。
- クリーム剤の特徴と照らし合わせ、誤りの記述を選びます。
選択肢別の誤答解説
- 1:正しいです。 錠剤は内服用の剤形として広く用いられ、一定の形状に成型された固形製剤です。飛散しにくく、苦味や刺激性を口中で感じにくいという特徴があります。
- 2:誤りです。
× クリーム剤 → ○ 軟膏剤
油性基剤で皮膚への刺激が弱く、乾燥した患部にも浸潤した患部にも使用できるのは軟膏剤です。クリーム剤は油性基剤に水分を加えたもので、患部を水で洗い流したい場合などに用いられますが、皮膚への刺激が強く、傷などへの使用は避ける必要があります。 - 3:正しいです。 経口液剤は、固形製剤よりも比較的速やかに消化管から吸収されます。そのため、有効成分の血中濃度が上昇しやすく、習慣性や依存性のある成分を含む場合には、不適正な使用につながることがあります。
- 4:正しいです。 カプセルに広く用いられるゼラチンは、ブタなどのタンパク質を主成分としています。ゼラチンにアレルギーがある人は、使用を避けるなどの注意が必要です。
よくある誤解
- 「油性の基剤」という言葉だけで、軟膏剤とクリーム剤を同じものと考えてしまうことがあります。クリーム剤には水分が加えられている点が区別の手がかりです。
- 「皮膚への刺激が弱い」という特徴をクリーム剤に置き換えるひっかけに注意しましょう。手引きでは、この特徴は軟膏剤について説明されています。
- 選択肢2は、剤形の名前だけを入れ替えています。特徴の説明が正しくても、主語となる剤形が違えば誤りです。
補足コラム
軟膏剤とクリーム剤は、どちらも有効成分を皮膚に適用する剤形ですが、基剤の違いによって特徴が異なります。軟膏剤は油性基剤で刺激が弱く、クリーム剤は油性基剤に水分を加えたもので、患部を水で洗い流したい場合などに用いられます。剤形の特徴を、基剤・皮膚への刺激・使われる場面のセットで覚えましょう。
FAQ
Q. 同じ有効成分なら、軟膏剤でもクリーム剤でも特徴は同じですか?
A. 同じ有効成分でも、剤形や添加剤などが異なれば、患部への適用のしやすさや薬効・副作用に影響することがあります。剤形の特徴も確認することが大切です。
A. 同じ有効成分でも、剤形や添加剤などが異なれば、患部への適用のしやすさや薬効・副作用に影響することがあります。剤形の特徴も確認することが大切です。
関連キーワード: 軟膏剤、クリーム剤、基剤、剤形、経口液剤、カプセル剤

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