登録販売者 2024年 中国・四国 問39
問題文
感覚器系に現れる医薬品の副作用に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 眼球内の角膜と水晶体の間を満たしている眼房水が排出されにくくなると、眼圧が上昇して視覚障害を生じることがある。
b 医薬品によっては、瞳の拡大(散瞳)による異常な眩しさや目のかすみ等の副作用が現れることがある。
c 眼圧の上昇に伴って現れる症状は視覚障害のみであり、頭痛や吐きけ・嘔吐等の症状が現れることはない。
d 抗コリン作用がある成分が配合された医薬品によって眼圧が低下し、眼痛や眼の充血に加え、急激な視力低下を来すことがある。
選択肢
1:(a、b)(正解)
2:(a、c)
3:(a、d)
4:(b、d)
5:(c、d)
🔒 解説は解答すると表示されます
眼圧上昇と散瞳副作用【登録販売者解説】
正解の理由
眼房水の排出が妨げられると眼圧が上がり、散瞳ではまぶしさや目のかすみが現れることがあります。
1の組み合わせ(a、b)が正解です。a・bは正しく、c・dは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の「感覚器系に現れる副作用」です。
1の組み合わせ(a、b)が正解です。a・bは正しく、c・dは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の「感覚器系に現れる副作用」です。
解法ステップ
- aの「眼房水が排出されにくい」「眼圧が上昇」は、手引きにある眼圧上昇の説明と一致します。
- bの「散瞳」「異常なまぶしさや目のかすみ」も、手引きにある副作用の説明と一致します。
- cは「視覚障害のみ」「頭痛や吐きけ・嘔吐は現れない」という断定に注目します。手引きでは、これらの症状が現れることもあるとされています。
- dは「眼圧が低下」に注目します。抗コリン作用のある成分では、眼圧は低下ではなく上昇します。
選択肢別の誤答解説
-
a 正しい
眼房水は、角膜と水晶体の間を満たす液体です。排出されにくくなると眼圧が上昇し、視覚障害につながることがあります。 -
b 正しい
散瞳とは、瞳が拡大することです。医薬品によっては、散瞳により異常なまぶしさや目のかすみが現れることがあります。 -
c 誤り
×「視覚障害のみであり、頭痛や吐きけ・嘔吐等は現れない」→ ○「眼圧の上昇に伴って、頭痛や吐きけ・嘔吐等が現れることもある」
「のみ」「現れることはない」と症状を限定している点が誤りです。 -
d 誤り
×「眼圧が低下」→ ○「眼圧が上昇」
抗コリン作用(副交感神経の働きを抑える作用)がある成分によって眼圧が上昇し、眼痛や眼の充血、急激な視力低下が起こることがあります。
組み合わせでは、(a、c)はcを含み、bを含まないため誤りです。(a、d)と(b、d)は、どちらも誤りのdを含みます。(c、d)はc・dを含み、正しいa・bを含まないため誤りです。
よくある誤解
- 「視覚障害のみ」と決めつける:眼圧上昇では、頭痛や吐きけ・嘔吐などを伴うこともあります。
- 「眼圧の上昇」と「眼圧の低下」を入れ替える:抗コリン作用のある成分による副作用として、ここで問われているのは眼圧の上昇です。
- 散瞳と眼圧上昇を同じものと考える:散瞳は瞳の拡大、眼圧上昇は眼球内の圧力が高まることです。別の現象として整理しましょう。
補足コラム
眼圧上昇を長時間放置すると、視神経が損傷し、視野欠損や失明に至るおそれがあります。また、散瞳による異常なまぶしさなどが運転操作中に現れると事故につながるおそれがあるため、散瞳を生じる可能性のある成分を含む医薬品を使用した後は、乗物や機械類の運転操作を避ける必要があります。
FAQ
眼圧上昇に伴う症状は、必ず頭痛や吐きけを伴いますか?
必ずではありません。手引きでは、頭痛や吐きけ・嘔吐等が現れることもあるとされています。
必ずではありません。手引きでは、頭痛や吐きけ・嘔吐等が現れることもあるとされています。
眼房水は、眼球のどこにありますか?
角膜と水晶体の間を満たしています。眼房水が排出されにくくなることが、眼圧上昇につながる場合があります。
角膜と水晶体の間を満たしています。眼房水が排出されにくくなることが、眼圧上昇につながる場合があります。
関連キーワード: 眼房水、眼圧上昇、散瞳、抗コリン作用、視覚障害

\ せっかくなら /
登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!
