登録販売者 2024年 中国・四国 問66
問題文
次の成分を含む解熱鎮痛薬A、Bに関する記述のうち、誤っているものはどれか。
解熱鎮痛薬A 3錠中(成人1日量)
アセトアミノフェン 195mg
イブプロフェン 195mg
無水カフェイン 120mg
合成ヒドロタルサイト 40mg
解熱鎮痛薬B 4錠中(成人1日量)
アセトアミノフェン 600mg
エテンザミド 1,000mg
無水カフェイン 140mg
アリルイソプロピルアセチル尿素 120mg
選択肢
1:炭酸飲料での服用で作用が低下することが考えられる成分を含むものはAである。
2:10才の小児に使用できるものはAである。(正解)
3:「ACE処方」と呼ばれる成分を含むものはBである。
4:服用後、乗物や危険を伴う機械類の運転操作を避ける必要のあるものはBである。
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解熱鎮痛薬の成分と使用上の注意【登録販売者解説】
正解の理由
イブプロフェンは15歳未満には使用できず、アリルイソプロピルアセチル尿素は服用後の運転操作を避けます。
誤っているのは2です。Aにはイブプロフェンが含まれており、一般用医薬品では15歳未満の小児に使用できません。したがって、10歳の小児にAを使用できるとする記述は誤りです。
「試験問題の作成に関する手引き(令和6年4月一部改訂)」第3章「主な医薬品とその作用」の解熱鎮痛薬に関する内容が根拠です。選択肢1・3・4は正しい記述です。
解法ステップ
- まずAの成分欄で、イブプロフェンが配合されていることを確認します。
- 年齢制限を問う記述では、イブプロフェンの「15歳未満には使用できない」という注意に注目します。
- 10歳は15歳未満なので、「Aを使用できる」とする記述が誤りだと判断できます。
- Bにはアセトアミノフェン・エテンザミド・カフェインがそろっていること、アリルイソプロピルアセチル尿素が含まれていることも確認します。
選択肢別の誤答解説
-
1:誤っているものではありません。
Aに含まれる成分について、炭酸飲料で服用すると作用が低下することが考えられる、という記述です。選択肢の判定では、炭酸飲料に関する注意がAの成分に当たる点を押さえます。 -
2:誤っています。
×「10才の小児に使用できる」→ ○「15歳未満の小児には使用できない」
Aにはイブプロフェンが含まれています。イブプロフェンを含む一般用医薬品は、15歳未満の小児には使用できません。10歳にAを使用できるとする記述は誤りです。 -
3:誤っているものではありません。
Bにはアセトアミノフェン(A)、カフェイン(C)、エテンザミド(E)が含まれます。この3成分の組合せは、頭文字から「ACE処方」と呼ばれます。 -
4:誤っているものではありません。
Bに含まれるアリルイソプロピルアセチル尿素は鎮静成分です。脳の興奮を抑え、眠気を催しやすくするため、服用後は乗物や危険を伴う機械類の運転操作を避ける必要があります。
よくある誤解
- 「小児にも使われるアセトアミノフェンが入っているから、Aも小児に使える」と考えるのは誤りです。 配合成分のうち、年齢制限のある成分にも注目します。
- 「鎮痛成分なら、どれも同じ年齢制限」と思い込まないようにしましょう。 この問題では、Aに含まれるイブプロフェンが判断の決め手です。
- カフェインが配合されていれば、眠気がなくなるとは限りません。 鎮静成分による眠気への注意は別に必要です。
補足コラム
AとBは、配合成分の組合せを見比べると整理しやすくなります。
- A: アセトアミノフェン、イブプロフェン、無水カフェイン、合成ヒドロタルサイト
- B: アセトアミノフェン、エテンザミド、無水カフェイン、アリルイソプロピルアセチル尿素
また、エテンザミドはアセトアミノフェン・カフェインと組み合わされることがあり、この組合せがACE処方です。アリルイソプロピルアセチル尿素のような鎮静成分が含まれる場合は、運転操作を避ける注意も確認します。
FAQ
Q. 「ACE処方」のアルファベットは何の頭文字ですか?
A. アセトアミノフェン、カフェイン、エテンザミドの頭文字です。
A. アセトアミノフェン、カフェイン、エテンザミドの頭文字です。
Q. アリルイソプロピルアセチル尿素は、解熱鎮痛成分ですか?
A. いいえ。鎮痛作用を補助する目的で配合されることがある鎮静成分です。依存性にも留意が必要です。
A. いいえ。鎮痛作用を補助する目的で配合されることがある鎮静成分です。依存性にも留意が必要です。
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