戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2024年 中国・四国 問67


問題文

眠気を促す薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬は、一時的な睡眠障害(寝つきが悪い、眠りが浅い)の緩和に用いられるものであり、慢性的に不眠症状のある人を対象とするものではない。 b 抑肝散は不眠の症状の改善などを目的としているが、小児の疳や夜泣きにも用いられる。 c 飲酒とともにブロモバレリル尿素を含む催眠鎮静薬を服用しても、その薬効や副作用に影響はないため、飲酒を避ける必要はない。 d かぜ薬やアレルギー用薬などを使用したことによる眠気を抑えるために眠気防止薬を使用するのは適切ではない。

選択肢

1:a:正、b:誤、c:正、d:正
2:a:正、b:正、c:正、d:誤
3:a:正、b:正、c:誤、d:正(正解)
4:a:誤、b:正、c:誤、d:正
5:a:誤、b:誤、c:誤、d:誤

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催眠鎮静薬と眠気防止薬【登録販売者解説】

正解の理由

一時的な不眠には睡眠改善薬、飲酒との併用や眠気への対抗目的の使用には注意します。
正しい組み合わせは3です。a・b・dは正しく、cは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の催眠鎮静薬・眠気防止薬の項目です。

解法ステップ

  1. aの「一時的な睡眠障害」と「慢性的な不眠症状」の区別を確認します。抗ヒスタミン成分を主薬とする睡眠改善薬は、一時的な睡眠障害を対象とします。
  2. bでは、抑肝散(よくかんさん)の使用目的に「小児の疳(かん)や夜泣き」が含まれるかを見ます。
  3. cでは「飲酒しても影響はない」という断定に注目します。手引きでは、薬効や副作用が増強されるおそれがあるとされています。
  4. dでは、眠気を催す薬による眠気を、眠気防止薬で抑えようとする使い方が適切かを確認します。

選択肢別の誤答解説

  • a 正しい
    抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬は、睡眠改善薬として、一時的な「寝つきが悪い」「眠りが浅い」といった症状の緩和に用いられます。慢性的に不眠症状がある人を対象とするものではありません。
  • b 正しい
    抑肝散は、不眠症のほか、小児の疳や夜泣きにも用いられる漢方処方製剤です。手引きでの見分け方は、体力中等度を目安に、神経がたかぶり、怒りやすい・いらいらするといった特徴です。
  • c 誤り
    ×「薬効や副作用に影響はない」「飲酒を避ける必要はない」→ ○「薬効や副作用が増強されるおそれがある」「服用時には飲酒を避ける」
    ブロモバレリル尿素を含む催眠鎮静薬を飲酒とともに服用すると、作用が強まり、副作用のリスクも高まるおそれがあります。
  • d 正しい
    かぜ薬やアレルギー用薬などによる眠気を、眠気防止薬で抑えようとするのは適切ではありません。眠気を催す成分を含まない医薬品を選ぶべきであり、眠気防止薬との併用は、カフェインなどの成分が重複するおそれもあります。

よくある誤解

  • 「影響はない」のような断定に引っ張られる:飲酒との併用は、薬効や副作用を強めるおそれがあるため、「影響はない」は誤りです。
  • 眠気には眠気防止薬を使えばよいと考える:医薬品による眠気を別の薬で抑えるのではなく、眠気を催す成分を含まない医薬品を選ぶという考え方が基本です。
  • 一時的な不眠と慢性的な不眠を混同する:一般用の睡眠改善薬が対象とするのは一時的な睡眠障害で、慢性的な不眠症状のある人を対象とするものではありません。

補足コラム

催眠鎮静薬に含まれることがあるブロモバレリル尿素やアリルイソプロピルアセチル尿素は、脳の興奮を抑える成分です。手引きでは、これらの成分を含む薬を使った後は、乗物の運転や危険を伴う機械の操作を避けるよう示されています。

FAQ

寝酒なら、睡眠改善薬と一緒でなくても問題ありませんか?
飲酒は睡眠の質を低下させることがあります。催眠鎮静薬を服用する場合は、アルコールとの併用を避けます。
一般用の睡眠改善薬は、慢性的な不眠にも使うものですか?
慢性的な不眠症状のある人を対象とするものではありません。慢性的な症状には、医療機関への相談が必要となる場合があります。

関連キーワード: 催眠鎮静薬、睡眠改善薬、眠気防止薬、ブロモバレリル尿素、抑肝散、飲酒との相互作用
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