戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2024年 中国・四国 問68


問題文

鎮咳去痰薬の配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a ハンゲは、中枢性の鎮咳作用を示す生薬成分として配合されている場合がある。 b メトキシフェナミン塩酸塩は、気道粘膜からの粘液分泌を促進することを目的として配合されることがある。 c クロルフェニラミンマレイン酸塩は、鎮咳成分や気管支拡張成分、抗炎症成分の働きを助けることを目的として配合されることがある。 d カルボシステインは、痰の切れを良くする成分で、分泌促進作用・溶解低分子化作用・線毛運動促進作用がある。

選択肢

1:(a、b)
2:(a、c)(正解)
3:(a、d)
4:(b、d)
5:(c、d)

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鎮咳去痰薬の配合成分【登録販売者解説】

正解の理由

ハンゲは中枢性の鎮咳成分、クロルフェニラミンマレイン酸塩は他の成分の働きを助ける抗ヒスタミン成分です。
正しい記述は a・c なので、組み合わせは 2 です。a・c は正しく、b・d は誤りです。根拠は『試験問題の作成に関する手引き(令和6年4月一部改訂)』第3章「主な医薬品とその作用」の鎮咳成分、気管支拡張成分、抗ヒスタミン成分、去痰成分に関する項目です。

解法ステップ

  1. a の「ハンゲ」と「中枢性の鎮咳作用」に注目します。ハンゲは中枢性鎮咳作用を示す生薬成分です。
  2. b の「メトキシフェナミン塩酸塩」と「粘液分泌を促進」を切り分けます。成分の分類と、書かれた作用が合っているかを確認します。
  3. c は「クロルフェニラミンマレイン酸塩」と「働きを助ける」が手掛かりです。抗ヒスタミン成分の配合目的と照らします。
  4. d は「カルボシステイン」の作用と、「分泌促進・溶解低分子化・線毛運動促進」の組み合わせを確認します。

選択肢別の誤答解説

  • a 正しい
    ハンゲは、中枢神経系に働きかけて咳を抑える成分として配合されることがあります。中枢神経系は、脳や脊髄など、体の働きを調節する部分です。
  • b 誤り
    ×「気道粘膜からの粘液分泌を促進する」→ ○「気管支を拡張させる」
    メトキシフェナミン塩酸塩は、アドレナリン作動成分(交感神経系を刺激する成分)です。気管支を拡張させる目的で配合されることがあり、粘液分泌を促進する成分ではありません。
  • c 正しい
    クロルフェニラミンマレイン酸塩は抗ヒスタミン成分です。鎮咳成分や気管支拡張成分、抗炎症成分の働きを助ける目的で配合されることがあります。
  • d 誤り
    ×カルボシステインに「分泌促進作用・溶解低分子化作用・線毛運動促進作用」がある
    → ○カルボシステインは「粘液成分の含量比を調整し、痰の切れを良くする」
    痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化する作用などは別の成分の作用です。3つの作用をまとめて持つ成分として、手引きではブロムヘキシン塩酸塩が挙げられています。
選択肢の組み合わせも確認しましょう。
  • 1 は a・b の組です。a は正しいですが、b が誤りで、正しい c を含みません。
  • 3 は a・d の組です。a は正しいですが、d が誤りで、正しい c を含みません。
  • 4 は b・d の組です。b・d がどちらも誤りで、正しい a・c を含みません。
  • 5 は c・d の組です。c は正しいですが、d が誤りで、正しい a を含みません。

よくある誤解

  • 成分名だけで作用を決めつけてしまうことがあります。メトキシフェナミン塩酸塩は、粘液分泌を促す成分ではなく、気管支を拡張させる成分です。
  • 「痰の切れを良くする」という共通点だけで、去痰成分の作用を混同しやすいです。カルボシステインとブロムヘキシン塩酸塩では、手引きに示される作用が異なります。
  • 一つの記述に正しい説明と誤った作用が一緒に書かれていることがあります。d の前半はカルボシステインの説明として正しいですが、後半の作用を合わせると誤りです。

補足コラム

去痰成分は、痰の切れを良くする仕組みに注目すると整理しやすくなります。
  • カルボシステイン:粘液成分の含量比を調整します。
  • ブロムヘキシン塩酸塩:分泌促進作用・溶解低分子化作用・線毛(せんもう)運動促進作用を示します。
  • メトキシフェナミン塩酸塩:去痰成分ではなく、気管支拡張成分です。

FAQ

抗ヒスタミン成分は、痰にも影響しますか?
あります。気道粘膜での粘液分泌を抑えることで、痰が出にくくなることがあります。手引きでは、痰の切れを良くしたい場合は併用に注意する必要があるとされています。

関連キーワード: ハンゲ、メトキシフェナミン塩酸塩、クロルフェニラミンマレイン酸塩、カルボシステイン、ブロムヘキシン塩酸塩、去痰成分
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