戦国登販登録販売者試験 過去問
過去問・解説試験概要お問い合わせ料金プラン

登録販売者 2024年 中国・四国 問69


問題文

咳止めや痰を出しやすくする目的で用いられる漢方処方製剤のうち、以下の記述に当てはまるものはどれか。 体力中等度以下で、痰が切れにくく、ときに強く咳こみ、又は咽頭の乾燥感があるもののから咳、気管支炎、気管支喘息、咽頭炎、しわがれ声に適すとされるが、水様痰の多い人には不向きとされる。

選択肢

1:半夏厚朴湯
2:柴朴湯
3:麦門冬湯(正解)
4:五虎湯

🔒 解説は解答すると表示されます

麦門冬湯の適応【登録販売者解説】

正解の理由

麦門冬湯(ばくもんどうとう)=体力中等度以下で、切れにくい痰(たん)や、から咳などがある人に用いる処方です。
記述に当てはまるのは3の麦門冬湯です。「体力中等度以下」「痰が切れにくい」「咽頭(いんとう)の乾燥感」「水様痰(すいようたん)が多い人には不向き」という特徴が一致します。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和6年4月一部改訂)」第3章「咳止め・痰を出しやすくする薬」です。

解法ステップ

  1. まず「体力中等度以下」に注目します。体力の区分は、漢方処方を見分ける手がかりになります。
  2. 次に「痰が切れにくい」「咽頭の乾燥感」「から咳」を確認します。これらは麦門冬湯の特徴です。
  3. 最後に「水様痰が多い人には不向き」も一致することを確認し、3に絞ります。

選択肢別の誤答解説

  • 1:半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
    体力中等度を目安とし、気分がふさぎ、咽喉・食道部に異物感がある人などに用いられます。痰が切れにくい、咽頭が乾燥するという今回の特徴とは異なります。
  • 2:柴朴湯(さいぼくとう)
    体力中等度で、気分がふさぎ、咽喉・食道部に異物感があり、ときに動悸(どうき)やめまいなどを伴う人の小児喘息、気管支喘息、気管支炎、咳などに用いられます。今回の記述にある「体力中等度以下」や「水様痰が多い人には不向き」という特徴とは一致しません。
  • 3:麦門冬湯
    体力中等度以下で、痰が切れにくく、ときに強く咳き込む人や、咽頭の乾燥感がある人などに用いられます。問題文の特徴と一致します。
  • 4:五虎湯(ごことう)
    体力中等度以上で、咳が強く出る人の咳、気管支喘息、気管支炎などに用いられます。体力の区分が「中等度以下」ではなく、「中等度以上」です。

よくある誤解

  • 「咳に使う処方なら、どれも同じ特徴」と考えること
    咳止めに用いられる処方でも、体力の区分や痰の状態などに違いがあります。
  • 「咳き込む」という語だけで判断すること
    今回は「痰が切れにくい」「咽頭の乾燥感」「水様痰が多い人には不向き」まで合わせて読むことが大切です。
  • 体力の区分を読み飛ばすこと
    麦門冬湯は「体力中等度以下」、五虎湯は「体力中等度以上」です。似た症状が書かれていても、体力の区分が決め手になることがあります。

補足コラム

咳や痰に用いる漢方処方は、体力の区分と特徴的な症状をセットで覚えると区別しやすくなります。
  • 半夏厚朴湯:体力中等度を目安/気分がふさぎ、咽喉・食道部に異物感
  • 柴朴湯:体力中等度/気分がふさぎ、咽喉・食道部に異物感など
  • 麦門冬湯:体力中等度以下/痰が切れにくい、咽頭の乾燥感、から咳
  • 五虎湯:体力中等度以上/咳が強く出る

FAQ

Q. 麦門冬湯は、痰が多い人すべてに不向きですか?
A. 手引きで示されているのは「水様痰の多い人には不向き」という特徴です。「痰が多い」というだけで同じ意味だと決めつけないようにしましょう。
Q. 麦門冬湯と五虎湯は、どちらも咳に用いられるのですか?
A. どちらも咳などに用いられますが、体力の区分や症状の特徴が異なります。麦門冬湯は「体力中等度以下」「痰が切れにくい・咽頭の乾燥感」、五虎湯は「体力中等度以上」「咳が強く出る」が見分ける手がかりです。

関連キーワード: 麦門冬湯、半夏厚朴湯、柴朴湯、五虎湯、体力の区分、咳止め、痰を出しやすくする薬
← 前の問題へこの年度をクイズで解く次の問題へ →
戦国登販クイズ機能

\ せっかくなら /

登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?

クイズ画面へ遷移する→

すぐに利用可能!

©︎2026 登録販売者試験 過去問学習サイト

このサイトについてブログプライバシーポリシー利用規約特商法表記開発者について