戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2024年 中国・四国 問79


問題文

高コレステロール改善薬及びその配合成分に関する記述のうち、正しいものはどれか。

選択肢

1:リノール酸は、コレステロールと結合して、小腸におけるコレステロールの代謝を促す効果を期待して用いられる。
2:リボフラビンの摂取によって尿が黄色くなった場合は、使用を中止する必要がある。
3:高コレステロール改善薬は、結果的に生活習慣病の予防につながるものであるが、ウエスト周囲径(腹囲)を減少させるなどの痩身効果を目的とする医薬品ではない。(正解)
4:ガンマ-オリザノールは、酵素により活性化され、糖質及び脂質の代謝に関与する細胞内の酸化還元系やミトコンドリアにおける電子伝達系に働く。

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高コレステロール改善薬の作用と目的【登録販売者解説】

正解の理由

ひと言まとめ:高コレステロール改善薬は生活習慣改善の補助であり、痩身薬ではありません。
正しいのは3です。高コレステロール改善薬は、結果的に生活習慣病の予防につながることがありますが、ウエスト周囲径(腹囲)を減らすなどの痩身(そうしん)効果を目的とする医薬品ではありません。
根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和6年4月一部改訂)」の第3章「主な医薬品とその作用」にある、高コレステロール改善薬の目的と生活習慣改善に関する記載です。

解法ステップ

  1. 「腹囲を減少させる」「痩身効果」という目的の部分に注目します。
  2. 高コレステロール改善薬は、血中コレステロール異常の改善などを目的とする薬です。体重や腹囲を減らす薬ではありません。
  3. したがって、「生活習慣病の予防につながることがあるが、痩身効果を目的としない」とする3が正しいと判断できます。

選択肢別の誤答解説

  • 1:誤り
    リノール酸を含む植物油は、高コレステロール改善成分として挙げられています。しかし、「コレステロールと結合して、小腸での代謝を促す」という説明は誤りです。コレステロールの産生や代謝は主として肝臓で行われます。
  • 2:誤り
    リボフラビンの摂取で尿が黄色くなることがありますが、手引きでは、使用中止が必要な副作用などの異常ではないとされています。
  • 3:正しい
    高コレステロール改善薬は、生活習慣病の予防につながることはありますが、腹囲を減らすなどの痩身を目的とした薬ではありません。
  • 4:誤り
    ×「ガンマ-オリザノールは、酵素により活性化され」→ ○「リボフラビンは、酵素の補酵素として」
    補酵素とは、酵素の働きを助ける物質です。問題文の説明はリボフラビンに関する説明と混同しています。手引きでは、ガンマ-オリザノールはビタミンEと同様の作用を期待して配合される場合があるとされています。

よくある誤解

  • 「生活習慣病の予防につながる」から「腹囲を減らす薬」と考える
    予防につながることと、痩身を目的とすることは別です。
  • 「尿が黄色くなる」を必ず中止すべき異常と考える
    リボフラビンによる尿の黄色化は、手引きでは使用中止を要する異常ではありません。
  • 似た成分の作用を入れ替える
    「補酵素として働く」という説明を、ガンマ-オリザノールの説明だと取り違えないようにします。

補足コラム

高コレステロール改善薬の使用は、食事療法や運動療法の代わりではなく、あくまで補助的な位置づけです。手引きでは、糖質や脂質を多く含む食品の過度な摂取を控えることや、適度な運動を取り入れることも重要とされています。

FAQ

高コレステロール改善薬を使い続ければ、生活習慣の改善は不要ですか?
いいえ。薬の使用は食事療法や運動療法の補助です。生活習慣の改善も重要です。また、生活習慣の改善を図りながら一定期間使用しても検査値に改善がみられない場合は、手引きでは医師の診療を受ける対応が示されています。

関連キーワード: 高コレステロール改善薬、リノール酸、リボフラビン、ガンマ-オリザノール、生活習慣改善、痩身効果
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