登録販売者 2024年 中国・四国 問87
問題文
眼科用薬の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a スルファメトキサゾールは、細菌感染(ブドウ球菌や連鎖球菌)による結膜炎やものもらい(麦粒腫)、眼瞼炎などの化膿性の症状の改善を目的として用いられる。
b ネオスチグミンメチル硫酸塩は、コリンエステラーゼの働きを高めることで、目の調節機能を改善する効果を目的として用いられる。
c 精製ヒアルロン酸ナトリウムは、角膜の乾燥を防ぐことを目的として用いられる。
d プラノプロフェンは、ステロイド性抗炎症成分であり、目の炎症を改善する効果を期待して用いられる。
選択肢
1:a:正、b:正、c:正、d:誤
2:a:正、b:誤、c:正、d:誤(正解)
3:a:正、b:誤、c:誤、d:正
4:a:誤、b:誤、c:正、d:正
5:a:誤、b:正、c:誤、d:誤
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眼科用薬の配合成分【登録販売者解説】
正解の理由
スルファメトキサゾール=サルファ剤、ネオスチグミンメチル硫酸塩=調節機能改善、プラノプロフェン=非ステロイド性抗炎症成分です。
2が正解です。a・cは正しく、b・dは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の眼科用薬の配合成分にあります。
解法ステップ
- aの「スルファメトキサゾール」は、細菌感染による化膿性の症状に使うサルファ剤か確認します。
- bは「コリンエステラーゼの働きを高める」という部分に注目します。手引きの作用と、動詞が逆になっています。
- cの「精製ヒアルロン酸ナトリウム」は、目の乾きを改善する成分か確認します。
- dの「ステロイド性」に注目します。プラノプロフェンの分類と合わないため、誤りと判断します。
選択肢別の誤答解説
記述 a
正しい記述です。 スルファメトキサゾールはサルファ剤で、ブドウ球菌や連鎖球菌などの細菌感染による結膜炎(けつまくえん)、ものもらい(麦粒腫(ばくりゅうしゅ))、眼瞼炎(がんけんえん)など、化膿(かのう)性の症状の改善を目的に用いられます。
ただし、すべての細菌に効くわけではなく、ウイルスや真菌による感染には効果がありません。
記述 b
× コリンエステラーゼの働きを「高める」→ ○「抑える」
誤った記述です。 ネオスチグミンメチル硫酸塩は、コリンエステラーゼの働きを抑えます。これにより、目の調節機能に関わるアセチルコリンの働きを助け、調節機能の改善を目的に用いられます。毛様体(もうようたい)は、水晶体(すいしょうたい)の周りにあり、目のピント調節に関わる部分です。
記述 c
正しい記述です。 精製ヒアルロン酸ナトリウムは、角膜(かくまく)の乾燥を防ぐ目的で用いられます。目の乾きを改善する成分として、コンドロイチン硫酸ナトリウムなどもあります。
記述 d
×「ステロイド性抗炎症成分」→ ○「非ステロイド性抗炎症成分」
誤った記述です。 プラノプロフェンは、炎症の原因となる物質の生成を抑える非ステロイド性抗炎症成分です。目の炎症を改善する目的で用いられます。
選択肢の組み合わせ確認
- 1は、bを「正」としている点が誤りです。
- 3は、cを「誤」、dを「正」としている点が誤りです。
- 4は、aを「誤」、dを「正」としている点が誤りです。
- 5は、aを「誤」、bを「正」、cを「誤」としている点が誤りです。
よくある誤解
- bは「働きを高める」と「働きを抑える」の入れ替えに注意します。ネオスチグミンメチル硫酸塩は、コリンエステラーゼの働きを抑える成分です。
- dは「抗炎症成分」という共通点だけで判断しないことが大切です。プラノプロフェンは、ステロイド性ではなく非ステロイド性です。
- aの説明にある「細菌感染」を、ウイルスや真菌による感染にも当てはめないようにします。
補足コラム
目の炎症を抑える成分は、種類を分けて覚えます。プラノプロフェンは非ステロイド性抗炎症成分です。ほかに、比較的緩和な抗炎症作用を示すグリチルリチン酸二カリウムや、炎症の原因となる物質の生成を抑えるイプシロン-アミノカプロン酸があります。
FAQ
Q. サルファ剤は、どのような感染にも使われますか?
A. いいえ。細菌感染を対象とし、ウイルスや真菌の感染には効果がありません。また、すべての細菌に効果があるわけでもありません。
A. いいえ。細菌感染を対象とし、ウイルスや真菌の感染には効果がありません。また、すべての細菌に効果があるわけでもありません。
Q. ネオスチグミンメチル硫酸塩は、目の乾きを改善する成分ですか?
A. いいえ。目の調節機能の改善を目的とする成分です。目の乾きを防ぐ成分とは、目的を分けて覚えましょう。
A. いいえ。目の調節機能の改善を目的とする成分です。目の乾きを防ぐ成分とは、目的を分けて覚えましょう。
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