登録販売者 2024年 中国・四国 問88
問題文
痒み、腫れ、痛み等を抑える外皮用薬及びその配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a ヒドロコルチゾン酢酸エステルは、末梢組織(患部局所)における炎症を抑える作用を示す。
b ハッカ油は、皮膚に温感刺激を与え、末梢血管を拡張させて患部の血行を促す効果を期待して配合される。
c 酸化亜鉛は、患部のタンパク質と結合して皮膜を形成し、皮膚を保護する作用を示す。
d フェルビナクは、内服で用いられる解熱鎮痛成分と異なり、喘息の副作用を引き起こす可能性がないため、喘息を起こしたことがある人でも避ける必要はない。
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)(正解)
3:(b、c)
4:(b、d)
5:(c、d)
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外皮用薬の配合成分【登録販売者解説】
正解の理由
ヒドロコルチゾン酢酸エステルは患部の炎症を抑え、酸化亜鉛は皮膜を作って皮膚を保護します。
2は(a、c)の組合せです。a・cは正しく、b・dは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和6年4月一部改訂)」第3章「主な医薬品とその作用」のステロイド性抗炎症成分、局所刺激成分、収斂・皮膚保護成分、非ステロイド性抗炎症成分に関する記載です。
2は(a、c)の組合せです。a・cは正しく、b・dは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和6年4月一部改訂)」第3章「主な医薬品とその作用」のステロイド性抗炎症成分、局所刺激成分、収斂・皮膚保護成分、非ステロイド性抗炎症成分に関する記載です。
解法ステップ
- 「ヒドロコルチゾン酢酸エステル」はステロイド性抗炎症成分なので、患部の炎症を抑えるaは正しいと判断します。
- 「ハッカ油」の刺激の種類を確認します。温感刺激成分ではないため、bは誤りです。
- 「酸化亜鉛」の皮膜形成は、皮膚保護の働きなのでcは正しいと判断します。
- 「フェルビナク」と「喘息を起こしたことがある人でも避ける必要はない」という断定を確認します。dは誤りです。正しいa・cを含む組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a 正しいです。
ヒドロコルチゾン酢酸エステルはステロイド性抗炎症成分です。外用では、患部局所の炎症を抑え、痒みや発赤などの皮膚症状を抑える目的で用いられます。 -
b 誤りです。
× ハッカ油=温感刺激 → ○ ハッカ油=冷感刺激
ハッカ油は皮膚に穏やかな刺激を与えて痒みを抑える目的で配合されますが、温感刺激成分ではありません。温感刺激成分の例として手引きに挙げられているのは、カプサイシン、ノニル酸ワニリルアミド、ニコチン酸ベンジルエステルなどです。 -
c 正しいです。
酸化亜鉛は、患部のタンパク質と結合して皮膜を作り、皮膚を保護します。「タンパク質と結合して皮膜を形成する」という働きが見分けるポイントです。 -
d 誤りです。
× 喘息を起こしたことがある人でも避ける必要はない → ○ 喘息を起こしたことがある人は使用を避ける必要がある
フェルビナクは非ステロイド性抗炎症成分です。手引きでは、内服で用いられる解熱鎮痛成分と同様に、喘息の副作用を引き起こす可能性があるとされています。
組合せの照合:
選択肢1(a、b)は、誤りのbを含み、正しいcを含みません。選択肢3(b、c)は、誤りのbを含み、正しいaを含みません。選択肢4(b、d)は、誤りのb・dを含み、正しいa・cを含みません。選択肢5(c、d)は、誤りのdを含み、正しいaを含みません。
選択肢1(a、b)は、誤りのbを含み、正しいcを含みません。選択肢3(b、c)は、誤りのbを含み、正しいaを含みません。選択肢4(b、d)は、誤りのb・dを含み、正しいa・cを含みません。選択肢5(c、d)は、誤りのdを含み、正しいaを含みません。
よくある誤解
- ハッカ油の「ひんやりする刺激」を、血行を促す温感刺激と取り違えやすいです。
- 外用薬は内服薬と違い、喘息の副作用がないと思い込まないようにしましょう。フェルビナクについても、喘息を起こしたことがある人は使用を避ける必要があります。
- 「炎症を抑える成分」という共通点だけで、ステロイド性と非ステロイド性を混同しないことが大切です。
補足コラム
ステロイド性抗炎症成分と非ステロイド性抗炎症成分は、どちらも炎症を抑える目的で用いられますが、成分の分類は異なります。ヒドロコルチゾン酢酸エステルはステロイド性、フェルビナクは非ステロイド性です。問題では、成分名だけでなく、分類や使用上の注意も合わせて確認しましょう。
FAQ
フェルビナクは、ステロイド性抗炎症成分ですか?
いいえ。手引きでは、フェルビナクは非ステロイド性抗炎症成分に分類されています。
いいえ。手引きでは、フェルビナクは非ステロイド性抗炎症成分に分類されています。
関連キーワード: ヒドロコルチゾン酢酸エステル、ハッカ油、酸化亜鉛、フェルビナク、ステロイド性抗炎症成分、非ステロイド性抗炎症成分

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