登録販売者 2024年 中国・四国 問95
問題文
ビタミン成分及びアミノ酸成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a ビタミンCは、腸管でのカルシウム吸収及び尿細管でのカルシウム再吸収を促して、骨の形成を助ける栄養素である。
b ビタミンB1は、炭水化物からのエネルギー産生に不可欠な栄養素で、神経の正常な働きを維持する作用がある。
c アスパラギン酸ナトリウムは、アスパラギン酸が生体におけるエネルギーの産生効率を高めるとされ、骨格筋に溜まった乳酸の分解を促す等の働きを期待して用いられる。
d システインは、髪や爪、肌などに存在するアミノ酸の一種で、皮膚におけるメラニンの生成を促進する働きがある。
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)
3:(b、c)(正解)
4:(b、d)
5:(c、d)
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ビタミン・アミノ酸成分【登録販売者解説】
正解の理由
ビタミンDはカルシウム吸収を促し、システインはメラニン生成を抑えます。
正しい記述は b と c なので、組み合わせは 3 です。根拠は、第3章「滋養強壮保健薬のビタミン、カルシウム、アミノ酸等の働き」です。厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」では、ビタミンB1は炭水化物からのエネルギー産生や神経の正常な働きに関わり、アスパラギン酸ナトリウムはエネルギー産生の効率を高め、乳酸の分解を促すとされています。
解法ステップ
- 「腸管でのカルシウム吸収」と「尿細管でのカルシウム再吸収」に注目します。どのビタミンの説明か確認します。
- ビタミンB1について、「炭水化物からのエネルギー産生」「神経の正常な働き」が手がかりです。
- アスパラギン酸ナトリウムと「骨格筋に溜まった乳酸」の組み合わせを確認します。
- システインは「メラニンの生成を促進」と「抑える」のどちらかを見分けます。
選択肢別の誤答解説
- 選択肢1(a、b):bは正しいですが、aが誤りです。aを含み、cを含まないため、正しい組み合わせではありません。
- 選択肢2(a、c):cは正しいですが、aが誤りです。aを含み、bを含まないため、正しい組み合わせではありません。
- 選択肢4(b、d):bは正しいですが、dが誤りです。dを含み、cを含まないため、正しい組み合わせではありません。
- 選択肢5(c、d):cは正しいですが、dが誤りです。dを含み、bを含まないため、正しい組み合わせではありません。
記述a
- ×「ビタミンC」→ ○「ビタミンD」
- 腸管でのカルシウム吸収や、尿細管(腎臓で尿をつくる細い管)でのカルシウム再吸収を促すのは、ビタミンDです。
記述b
- 炭水化物からエネルギーを産生するためにビタミンB1が必要で、神経の正常な働きも維持します。記述のとおりです。
記述c
- アスパラギン酸ナトリウムは、エネルギーの産生効率を高めるとされ、骨格筋(体を動かす筋肉)に溜まった乳酸の分解を促すなどの働きを期待して用いられます。記述のとおりです。
記述d
- ×「メラニンの生成を促進する」→ ○「メラニンの生成を抑える」
- システインには、メラニンの生成を抑えるとともに、皮膚の新陳代謝を活発にしてメラニンの排出を促す働きがあるとされます。メラニンは皮膚の色に関わる色素です。
よくある誤解
- カルシウム吸収を助けるビタミンを、ビタミンCと取り違える誤りです。この記述のキーワードはビタミンDです。
- システインがメラニンに関わることは覚えていても、作用の向きを逆にするひっかけです。「生成を促進」ではなく「生成を抑える」と覚えます。
- 乳酸の分解を促す成分を、ビタミンB1と結び付ける誤りです。この問題では、アスパラギン酸ナトリウムの働きとして問われています。
補足コラム
ビタミンB1には、神経の働きを維持する作用のほか、腸管運動を促進する働きもあります。ビタミン成分の問題では、成分名だけでなく「エネルギー産生」「神経」「カルシウム吸収」など、特徴的な働きとセットで整理しましょう。
FAQ
ビタミンは多く摂るほど、症状の改善が早まりますか?
いいえ。手引きでは、ビタミン成分を多く摂取しても、適用となっている症状の改善が早まるものではないとされています。
いいえ。手引きでは、ビタミン成分を多く摂取しても、適用となっている症状の改善が早まるものではないとされています。
アスパラギン酸ナトリウムは、ビタミン成分ですか?
この問題では、ビタミン成分ではなく、アミノ酸成分として扱われています。
この問題では、ビタミン成分ではなく、アミノ酸成分として扱われています。
関連キーワード: ビタミンD、ビタミンB1、システイン、アスパラギン酸ナトリウム、メラニン、乳酸分解

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