登録販売者 2024年 中国・四国 問96
問題文
生薬成分に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
選択肢
1:カッコンは、マメ科のクズの周皮を除いた根を基原とする生薬で、解熱、鎮痙等の作用を期待して用いられる。
2:レンギョウは、サルノコシカケ科のマツホドの菌核で、通例、外層をほとんど除いたものを基原とする生薬で、利尿、健胃、鎮静等の作用を期待して用いられる。(正解)
3:サイコは、セリ科のミシマサイコの根を基原とする生薬で、抗炎症、鎮痛等の作用を期待して用いられる。
4:サイシンは、ウマノスズクサ科のウスバサイシン又はケイリンサイシンの根及び根茎を基原とする生薬であるが、地上部には腎障害を引き起こすことが知られているアリストロキア酸が含まれている。
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生薬の基原と作用【登録販売者解説】
正解の理由
カッコン・サイコ・サイシンの記述は正しく、レンギョウの基原が別の生薬と入れ替わっています。
誤っているのは2です。第3章「主な医薬品とその作用」の生薬成分の項目では、レンギョウはモクセイ科のレンギョウの果実を基原とする生薬とされています。選択肢2の基原は、レンギョウではありません。
解法ステップ
- 生薬の名前と、基原となる植物の科・部位を確認します。
- 2の「サルノコシカケ科のマツホドの菌核(きんかく)」に注目します。
- この基原が「レンギョウ」と結び付いているかを見て、誤りの選択肢を絞ります。
選択肢別の誤答解説
-
1:正しいです。 カッコンは、マメ科のクズの周皮(しゅうひ)を除いた根を基原とし、解熱、鎮痙(ちんけい)などの作用を期待して用いられます。
-
2:誤りです。
× レンギョウ=サルノコシカケ科のマツホドの菌核
→ ○ レンギョウ=モクセイ科のレンギョウの果実
選択肢の「マツホドの菌核」と、利尿・健胃・鎮静などの作用は、ブクリョウについての記述です。レンギョウは鎮痛、抗菌などの作用を期待して用いられます。 -
3:正しいです。 サイコは、セリ科のミシマサイコの根を基原とし、抗炎症、鎮痛などの作用を期待して用いられます。
-
4:正しいです。 サイシンは、ウマノスズクサ科のウスバサイシンまたはケイリンサイシンの根と根茎を基原とします。地上部には、腎障害を引き起こすことが知られているアリストロキア酸が含まれています。
よくある誤解
- 作用が合っていても、基原まで正しいとは限りません。 選択肢2は、ブクリョウの基原と作用をレンギョウに結び付けています。
- 生薬名と植物の部位の取り違えに注意しましょう。 「植物のどの部分か」まで合わせて覚えると、入れ替え問題を見抜きやすくなります。
補足コラム
レンギョウとブクリョウは、基原と主な作用をセットで整理すると区別しやすくなります。
- レンギョウ:モクセイ科のレンギョウの果実。鎮痛、抗菌など。
- ブクリョウ:サルノコシカケ科のマツホドの菌核。利尿、健胃、鎮静など。
FAQ
「基原」とは何ですか?
生薬のもとになる植物や、その植物のどの部分を使うかを示す言葉です。科名や部位と合わせて覚えましょう。
生薬のもとになる植物や、その植物のどの部分を使うかを示す言葉です。科名や部位と合わせて覚えましょう。
「菌核」は植物の種子ですか?
種子ではありません。選択肢2では、マツホドの菌核がブクリョウの基原として挙げられています。
種子ではありません。選択肢2では、マツホドの菌核がブクリョウの基原として挙げられています。
関連キーワード: カッコン、レンギョウ、ブクリョウ、サイコ、サイシン、基原、生薬成分

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