戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2024年 中国・四国 問98


問題文

衛生害虫及び殺虫剤・忌避剤に関する記述のうち、正しいものはどれか。

選択肢

1:シラミは、シラミの種類ごとに寄生対象となる動物が決まっているため、ヒト以外の動物に寄生するシラミがヒトに寄生して直接的な害を及ぼすことはない。(正解)
2:イエダニは、日本脳炎、マラリア、黄熱、デング熱等の重篤な病気を媒介する。
3:殺虫剤は人体に対する作用が強いため、すべて医薬品として製造販売されている。
4:忌避剤は人体に直接使用され、蚊やノミ等が人体に取り付いて吸血するのを防止することに加えて、虫さされによる痒みや腫れなどの症状を和らげる効果もある。

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衛生害虫と忌避剤の役割【登録販売者解説】

正解の理由

シラミは寄生対象が種類ごとに決まり、忌避剤は吸血などの防止を目的とします。
1が正しい記述です。選択肢2〜4は誤りです。根拠は、厚生労働省『試験問題の作成に関する手引き』第3章「主な医薬品とその作用」の「衛生害虫の種類と防除」「殺虫剤・忌避剤」です。

解法ステップ

  1. 「シラミの種類ごとに寄生対象が決まる」という記述を確認します。これは手引きの説明どおりです。
  2. 「重篤な病気を媒介する害虫」が出たら、選択肢2のイエダニと、手引きで病気の媒介が説明されている蚊を取り違えていないか見ます。
  3. 「すべて医薬品」「痒みや腫れを和らげる」といった断定にも注意します。殺虫剤・忌避剤の扱いや、忌避剤の目的と合うかを確認します。

選択肢別の誤答解説

  • 1:正しいです。 シラミは種類ごとに寄生対象となる動物が決まっています。そのため、ヒト以外の動物に寄生するシラミがヒトに寄生して直接害を及ぼすことはないとされています。
  • 2:誤りです。
    × イエダニが日本脳炎などを媒介する → ○ 日本脳炎、マラリア、黄熱、デング熱などを媒介するのは蚊です。
    「重篤な病気を媒介する」という説明を、イエダニではなく蚊についての記述と混同させる選択肢です。
  • 3:誤りです。
    × 殺虫剤はすべて医薬品 → ○ 人体への作用が緩和な製品は医薬部外品として製造販売されることがあります。
    原液を希釈して使うものなど、人体への作用が緩和とはいえない製品は医薬品として扱われます。「すべて」という部分が誤りです。
  • 4:誤りです。
    × 忌避剤に、虫さされによる痒みや腫れを和らげる効果がある → ○ 忌避剤には、そのような症状を和らげる効果はありません。
    忌避剤は人体に直接使い、蚊やノミなどが取り付いて吸血したり、病原細菌などを媒介したりするのを防ぐものです。症状を和らげる薬とは役割が異なります。

よくある誤解

  • 「重篤な病気を媒介する害虫」を、蚊ではなくイエダニに結び付けてしまう誤りです。
  • 「殺虫剤」とひとまとめにして、すべて医薬品だと考えてしまう誤りです。人体への作用の程度などにより、医薬品と医薬部外品に分かれます。
  • 「虫を避ける薬なら、刺された後の症状も和らげる」と考えてしまう誤りです。忌避剤は、虫が取り付くことなどを防ぐためのものです。

補足コラム

シラミとノミは、寄生対象の考え方が異なります。シラミは種類ごとに寄生対象となる動物が決まっていますが、ノミは宿主を厳密に選択しません。そのため、ペットなどに寄生しているノミによる被害もあります。

FAQ

人体に直接使用される殺虫成分もありますか?
あります。手引きでは、シラミの駆除を目的とする製品に配合されるフェノトリンを、人体に直接適用される殺虫成分として挙げています。一般の殺虫剤を人体に使うという意味ではありません。

関連キーワード: シラミ、イエダニ、蚊、殺虫剤、忌避剤、医薬品、医薬部外品、フェノトリン
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