登録販売者 2024年 中国・四国 問99
問題文
殺虫剤に含まれる以下の成分のうち、有機リン系殺虫成分はどれか。
選択肢
1:フェノトリン
2:ジクロルボス(正解)
3:プロポクスル
4:メトプレン
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有機リン系殺虫成分【登録販売者解説】
正解の理由
フェノトリンはピレスロイド系、ジクロルボスは有機リン系、プロポクスルはカーバメイト系、メトプレンは昆虫成長阻害成分です。
したがって、有機リン系殺虫成分に当たるのは2のジクロルボスです。根拠は、手引きの第3章「主な医薬品とその作用」にある殺虫成分の分類です。厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」では、カーバメイト系殺虫成分について、有機リン系と同様にアセチルコリンエステラーゼの阻害によって殺虫作用を示す一方、酵素との結合は可逆的であると説明されています。
解法ステップ
- 選択肢のうち、フェノトリンは手引きに明記された「ピレスロイド系」と確認します。
- プロポクスルは「カーバメイト系」と押さえます。有機リン系と作用の仕組みが似ていても、分類は別です。
- メトプレンは「昆虫成長阻害成分」に分類されます。
- 残ったジクロルボスが、有機リン系殺虫成分です。
選択肢別の誤答解説
-
1: フェノトリン
ピレスロイド系殺虫成分です。手引きでは、除虫菊の成分から開発された成分として挙げられています。有機リン系ではありません。 -
2: ジクロルボス
有機リン系殺虫成分です。プロポクスルのように、別の系統でも同じ仕組みに関わる成分があるため、作用の似ている成分と分類名を混同しないことが大切です。 -
3: プロポクスル
カーバメイト系殺虫成分です。有機リン系と同様にアセチルコリンエステラーゼ(神経の情報伝達に関わる酵素)を阻害しますが、手引きでは有機リン系とは別の分類として扱われています。 -
4: メトプレン
昆虫成長阻害成分に分類されます。成虫などを直接殺すタイプの殺虫成分とは、作用の考え方が異なります。有機リン系ではありません。
よくある誤解
- 作用の仕組みが似ている成分は、同じ系統だと思い込む
プロポクスルは有機リン系と同様に酵素を阻害しますが、分類はカーバメイト系です。 - 選択肢の成分名だけを見て、分類を取り違える
フェノトリンはピレスロイド系、プロポクスルはカーバメイト系、メトプレンは昆虫成長阻害成分と、代表的な成分名と分類をセットで覚えましょう。
補足コラム
殺虫成分は、分類名と代表的な成分名を組み合わせて覚えると整理しやすくなります。
- ピレスロイド系:フェノトリン
- カーバメイト系:プロポクスル
- 昆虫成長阻害成分:メトプレン
- 有機リン系:ジクロルボス
なお、プロポクスルなどのカーバメイト系は、有機リン系と同様にアセチルコリンエステラーゼを阻害しますが、手引きでは酵素との結合が可逆的である点が違いとして示されています。
FAQ
Q. プロポクスルも有機リン系と同じ酵素を阻害するなら、有機リン系に分類されませんか?
A. 作用の仕組みが共通していても、成分の分類は別です。プロポクスルはカーバメイト系として覚えます。
A. 作用の仕組みが共通していても、成分の分類は別です。プロポクスルはカーバメイト系として覚えます。
Q. メトプレンは、昆虫を直接殺す成分ですか?
A. 手引きでは昆虫成長阻害成分として扱われています。成分の分類を問う問題では、「有機リン系」などの殺虫成分の系統と区別して整理しましょう。
A. 手引きでは昆虫成長阻害成分として扱われています。成分の分類を問う問題では、「有機リン系」などの殺虫成分の系統と区別して整理しましょう。
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