登録販売者 2024年 北海道・東北 問106
問題文
次の1~5で示される医薬品成分のうち、外国において、ライ症候群の発症との関連性が示唆されているため、一般用医薬品の添付文書の「次の人は使用(服用)しないこと」の項目に、「15歳未満の小児」と記載することとされているものはどれか。
選択肢
1:アスピリンアルミニウム(正解)
2:チペピジンヒベンズ酸塩
3:センノシド
4:ジフェニドール塩酸塩
5:デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物
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ライ症候群と小児の使用制限【登録販売者解説】
正解の理由
アスピリンアルミニウムも、15歳未満の小児には使用しない成分です。
1が正解です。記述の判定は、1が対象、2〜5はこの「15歳未満の小児」の対象成分として挙げられていません。『試験問題の作成に関する手引き(令和6年4月一部改訂)』第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の「主な使用上の注意の記載とその対象成分・薬効群等」では、アスピリン、アスピリンアルミニウムなどについて、外国でライ症候群の発症との関連性が示唆されているため、15歳未満の小児は使用しないこととされています。
解法ステップ
- 「ライ症候群との関連性」と「15歳未満」という組合せに注目します。
- 手引きの該当する成分一覧で、アスピリンアルミニウムが含まれているか確認します。
- アスピリンアルミニウムは、アスピリンを含む成分として同じ注意の対象です。したがって、選択肢の中では1を選びます。
- デキストロメトルファンなど、別の年齢制限や注意と結び付く成分と混同しないようにします。
選択肢別の誤答解説
-
1 アスピリンアルミニウム
15歳未満の小児に使用しない成分です。アスピリンアルミニウムも対象に含まれるため、この問題の答えです。 -
2 チペピジンヒベンズ酸塩
咳を抑える鎮咳成分です。手引きでは非麻薬性鎮咳成分の一つとして挙げられていますが、この問題で問われるライ症候群との関連による「15歳未満の小児」の対象成分ではありません。 -
3 センノシド
瀉下薬(しゃげやく:便通を促す薬)に用いられる成分です。ライ症候群との関連による「15歳未満の小児」の対象成分としては挙げられていません。 -
4 ジフェニドール塩酸塩
めまいなどに用いられる成分です。ライ症候群との関連による「15歳未満の小児」の対象成分ではありません。 -
5 デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物
咳を抑える鎮咳成分で、手引きでは非麻薬性鎮咳成分の一つとして挙げられています。アスピリンアルミニウムとは別の成分であり、ライ症候群との関連による「15歳未満の小児」の対象成分ではありません。
よくある誤解
-
「アルミニウム」が付いていれば、アスピリンとは別の注意になる
アスピリンアルミニウムも、15歳未満の小児に使用しない成分に含まれます。成分名の後半だけで判断しないことが大切です。 -
小児の年齢制限は、どの成分でも同じ理由で設けられている
年齢制限の理由は成分ごとに異なります。ライ症候群との関連による15歳未満の制限と、鎮咳成分に関する年齢上の注意を混同しないようにします。 -
「アスピリン」と書かれていない選択肢は、関連成分ではない
手引きでは、アスピリンアルミニウムも対象に含めています。関連成分を含めた一覧を確認しましょう。
補足コラム
同じ「15歳未満の小児」の注意でも、成分によって扱いが異なります。手引きでは、アスピリン、アスピリンアルミニウム、サザピリン、サリチル酸ナトリウムは、15歳未満の小児には一般用医薬品として使用しない成分とされています。
一方、エテンザミドやサリチルアミドは、水痘(すいとう)またはインフルエンザにかかっている、もしくはその疑いのある15歳未満の小児には使用を避ける必要がある成分です。どちらもライ症候群との関連が背景にありますが、注意の対象となる条件を区別して覚えましょう。
FAQ
アスピリンアルミニウムは、アスピリンそのものとは別の成分として扱いますか?
成分名は異なりますが、手引きではアスピリンアルミニウムも、15歳未満の小児に使用しない成分に含めています。
成分名は異なりますが、手引きではアスピリンアルミニウムも、15歳未満の小児に使用しない成分に含めています。
鎮咳成分の年齢制限も、ライ症候群が理由ですか?
同じとは限りません。年齢制限を見たら、成分だけでなく、その注意の理由も合わせて確認しましょう。
同じとは限りません。年齢制限を見たら、成分だけでなく、その注意の理由も合わせて確認しましょう。
関連キーワード: ライ症候群、アスピリンアルミニウム、15歳未満の小児、サリチル酸系解熱鎮痛成分、鎮咳成分

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