登録販売者 2024年 北海道・東北 問107
問題文
次の一般用医薬品の医薬品成分のうち、長期間服用した場合に、アルミニウム脳症及びアルミニウム骨症を発症したとの報告があるため、その添付文書の「してはいけないこと」の項において、「次の人は使用(服用)しないこと」の項目欄に、「透析療法を受けている人」と記載することとされているものとして、正しいものの組み合わせはどれか。
a セトラキサート塩酸塩
b ピロキシカム
c アルジオキサ
d スクラルファート
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)
3:(b、c)
4:(b、d)
5:(c、d)(正解)
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アルミニウム含有成分と透析時の注意【登録販売者解説】
正解の理由
アルジオキサ・スクラルファートはアルミニウムを含み、透析療法を受けている人の「してはいけないこと」に記載されます。
正しい組み合わせは 5 の(c、d)です。問いに当てはまるのは、c「アルジオキサ」とd「スクラルファート」です。a「セトラキサート塩酸塩」とb「ピロキシカム」は対象外です。
手引きの第5章「医薬品の適正使用・安全対策」では、添付文書の「してはいけないこと」に、透析療法を受けている人が使用を避ける成分とその理由が示されています。『試験問題の作成に関する手引き(令和6年4月一部改訂)』では、アルジオキサとスクラルファートはアルミニウムを含む成分であり、長期間服用した場合にアルミニウム脳症(のうしょう)やアルミニウム骨症(こつしょう)を起こしたとの報告があるとされています。
解法ステップ
- 問題文の手がかり「透析療法」「アルミニウム脳症及びアルミニウム骨症」を見つけます。
- 該当する成分は、アルミニウムを含む成分だと判断します。
- 選択肢の中から、アルミニウムを含むとされるアルジオキサとスクラルファートを選びます。
- 組み合わせが(c、d)の 5 に絞れます。
選択肢別の誤答解説
-
a セトラキサート塩酸塩:対象外です。
手引きでは、胃粘膜(いねんまく)の修復を促す成分などの一つとして挙げられていますが、アルミニウムを含む成分としては扱われていません。そのため、この設問の注意の対象にはなりません。 -
b ピロキシカム:対象外です。
この設問で問われているのは、長期間服用した場合のアルミニウム脳症・アルミニウム骨症に関係する成分です。ピロキシカムは、手引きでこのアルミニウム含有成分として挙げられていないため、組み合わせには入りません。 -
c アルジオキサ:対象です。
アルジオキサはアルミニウムを含む成分です。透析療法を受けている人が長期間服用した場合、アルミニウム脳症やアルミニウム骨症を起こしたとの報告があるため、使用を避ける対象です。 -
d スクラルファート:対象です。
スクラルファートもアルミニウムを含む成分です。アルジオキサと同様に、透析療法を受けている人が長期間服用した場合の報告があるため、使用を避ける対象です。
よくある誤解
-
「胃粘膜を守る成分は、すべて透析療法を受けている人に使えない」と考える誤り
問題となるのは、胃粘膜を守る成分全般ではなく、アルミニウムを含む成分です。 -
「長期間服用した場合」という説明を見落とす誤り
アルミニウム脳症・アルミニウム骨症との報告は、長期間服用した場合について述べられています。問題文のこの条件も読み落とさないようにしましょう。 -
似た用途の成分を同じ扱いにする誤り
セトラキサート塩酸塩も胃粘膜を守る作用などを期待して用いられますが、アルミニウム含有成分ではありません。作用や用途が似ていても、成分の特徴を分けて覚えます。
補足コラム
アルミニウムを含む成分として、手引きには水酸化アルミニウムゲル、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、合成ヒドロタルサイトなども挙げられています。成分名に「アルミニウム」が含まれているかだけでなく、アルジオキサやスクラルファートのように、名前から分かりにくい成分も確認しておきましょう。
FAQ
透析療法を受けていない人なら、アルミニウム含有成分を長期間使ってもよいですか?
手引きでは、透析療法を受けていない人についても長期連用は避ける必要があるとされています。腎臓病の診断を受けている人は、使用前に医師や薬剤師に相談することが示されています。
手引きでは、透析療法を受けていない人についても長期連用は避ける必要があるとされています。腎臓病の診断を受けている人は、使用前に医師や薬剤師に相談することが示されています。
アルミニウム脳症とアルミニウム骨症は、どのような病気ですか?
アルミニウム脳症は、脳にアルミニウムが蓄積して脳神経系の伝達を妨げる病気です。アルミニウム骨症は、骨にアルミニウムが蓄積して骨が軟らかくなり、骨や関節の痛み、骨折などを生じる病気です。
アルミニウム脳症は、脳にアルミニウムが蓄積して脳神経系の伝達を妨げる病気です。アルミニウム骨症は、骨にアルミニウムが蓄積して骨が軟らかくなり、骨や関節の痛み、骨折などを生じる病気です。
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