登録販売者 2024年 北海道・東北 問109
問題文
次の表は、ある解熱鎮痛薬に含まれている成分(一部抜粋)である。
2錠中
イブプロフェン 150mg
アリルイソプロピルアセチル尿素 60mg
無水カフェイン 80mg
次のうち、この解熱鎮痛薬を服用するにあたって注意すべき事項の説明として、正しいものの組み合わせはどれか。
a イブプロフェンが含まれているため、出産予定日12週以内の妊婦は、服用しないこととされている。
b イブプロフェンが含まれているため、肝臓病の診断を受けた人は、服用前に専門家に相談することとされている。
c アリルイソプロピルアセチル尿素が含まれているため、てんかんの診断を受けた人は、服用前に専門家に相談することとされている。
d 無水カフェインが含まれているため、緑内障の診断を受けた人は、服用前に専門家に相談することとされている。
選択肢
1:(a、b)(正解)
2:(a、c)
3:(a、d)
4:(b、d)
5:(c、d)
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解熱鎮痛薬の服用上の注意【登録販売者解説】
正解の理由
イブプロフェン=出産予定日12週以内は服用しない、肝臓病の人は服用前に相談です。
1の組み合わせは(a、b)です。a・bが正しく、c・dは誤りです。根拠は『試験問題の作成に関する手引き』第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の「基礎疾患等」などにあります。
解法ステップ
- まず、イブプロフェンについて「出産予定日12週以内」と「肝臓病」の記述を確認します。この2つが、それぞれ服用しない対象と、服用前に相談する対象として示されています。
- アリルイソプロピルアセチル尿素と無水カフェインは、成分名だけで判断せず、記述にある「てんかん」「緑内障」との対応を確認します。
- 正しい記述がa・bと分かれば、それを組み合わせたものを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a 正しい
イブプロフェンを含む解熱鎮痛薬は、出産予定日12週以内の妊婦は服用しないこととされています。「服用前に相談」ではなく「服用しない」という注意です。 -
b 正しい
イブプロフェンを含む薬について、肝臓病の診断を受けた人は、服用前に専門家へ相談する対象です。これは「服用しない」とする注意とは区別して覚えます。 -
c 誤り
× アリルイソプロピルアセチル尿素が含まれるため、てんかんの人は相談
→ ○ てんかんの人について注意が示されている成分は、ジプロフィリンです。
アリルイソプロピルアセチル尿素は鎮静成分で、鎮痛作用を補助する目的で配合されることがあります。てんかんの人への注意と結びつけるのは誤りです。 -
d 誤り
無水カフェインは、解熱鎮痛成分の鎮痛作用を補助する目的で配合されることがあります。緑内障の診断を受けた人について、この成分を理由に服用前の相談を求める記述ではありません。
組み合わせの確認
- 1(a、b):正しい記述a・bの組み合わせです。
- 2(a、c):cを含み、bを含まないため誤りです。
- 3(a、d):dを含み、bを含まないため誤りです。
- 4(b、d):dを含み、aを含まないため誤りです。
- 5(c、d):c・dを含み、a・bを含まないため誤りです。
よくある誤解
- 「服用しない」と「服用前に相談する」を同じ扱いにする
aは服用しない対象、bは服用前に相談する対象です。注意の強さや内容を混同しないようにしましょう。 - 成分名と注意対象の取り違え
てんかんに関する注意を、鎮静成分のアリルイソプロピルアセチル尿素に結びつけています。手引きでは、てんかんの人への注意はジプロフィリンに関するものです。
補足コラム
この薬には、鎮静成分のアリルイソプロピルアセチル尿素と、カフェイン類の無水カフェインが含まれています。カフェイン類が配合されていても、鎮静成分による眠気が必ず解消されるわけではありません。成分の役割が異なることを押さえておきましょう。
FAQ
「服用前に相談」と書かれていたら、必ず服用できないという意味ですか?
いいえ。「相談すること」と「服用しないこと」は、手引き上の注意の区分が異なります。問題文の表現をそのまま見分けることが大切です。
いいえ。「相談すること」と「服用しないこと」は、手引き上の注意の区分が異なります。問題文の表現をそのまま見分けることが大切です。
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