登録販売者 2024年 北海道・東北 問21
問題文
次の表は、ある一般用医薬品のかぜ薬に含まれている成分(一部抜粋)の一覧である。
9錠中
クレマスチンフマル酸塩 1.34mg
アセトアミノフェン 900mg
グアヤコールスルホン酸カリウム 240mg
ノスカピン 48mg
無水カフェイン 75mg
このかぜ薬に含まれる成分とその成分を配合する目的との関係について、正しいものの組み合わせはどれか。
成分 配合する目的
a クレマスチンフマル酸塩 ― くしゃみや鼻汁を抑える
b アセトアミノフェン ― 咳を抑える
c グアヤコールスルホン酸カリウム ― 痰の切れを良くする
d ノスカピン ― 痛みを和らげる
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)(正解)
3:(b、d)
4:(c、d)
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かぜ薬成分と配合目的【登録販売者解説】
正解の理由
クレマスチンフマル酸塩=くしゃみ・鼻汁を抑える、グアヤコールスルホン酸カリウム=痰の切れを良くする。
正しい組合せは、2の(a、c)です。手引きでは、クレマスチンフマル酸塩は抗ヒスタミン成分、グアヤコールスルホン酸カリウムは去痰成分として示されています。一方、アセトアミノフェンは解熱・鎮痛成分、ノスカピンは鎮咳成分です。根拠は『試験問題の作成に関する手引き(令和6年4月一部改訂)』第3章「主な医薬品とその作用」です。
解法ステップ
- 「クレマスチンフマル酸塩」を見たら、抗ヒスタミン成分として、くしゃみや鼻汁を抑える目的と結びつけます。
- 「アセトアミノフェン」は解熱・鎮痛成分です。「咳を抑える」という目的とは一致しません。
- 「グアヤコールスルホン酸カリウム」は去痰成分、「ノスカピン」は鎮咳成分です。痰を出しやすくする作用と、咳を抑える作用を取り違えないようにします。
- 目的が一致する記述はa、cなので、その組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
- a:正しいです。 クレマスチンフマル酸塩は抗ヒスタミン成分で、くしゃみや鼻汁を抑える目的で配合されます。
- b:誤りです。
× 咳を抑える → ○ 解熱・鎮痛をもたらす
アセトアミノフェンは解熱・鎮痛成分です。咳を抑える鎮咳成分ではありません。 - c:正しいです。 グアヤコールスルホン酸カリウムは、痰の切れを良くする去痰成分です。
- d:誤りです。
× 痛みを和らげる → ○ 咳を抑える
ノスカピンは鎮咳成分です。痛みを和らげる成分ではありません。
誤答の組合せも、記述の内容と照らして確認します。
- 選択肢1(a、b):aは正しいですが、bを含み、正しいcを含まないため誤りです。
- 選択肢3(b、d):b・dが誤りで、正しいa・cを含まないため誤りです。
- 選択肢4(c、d):cは正しいですが、dを含み、正しいaを含まないため誤りです。
よくある誤解
- アセトアミノフェンは「かぜ薬に入っている成分だから咳にも効く」と考えないようにします。成分ごとの主な目的を覚えます。
- ノスカピンの「咳を抑える作用」と、グアヤコールスルホン酸カリウムの「痰の切れを良くする作用」は別です。咳と痰を同じ目的として扱わないようにします。
- 組合せ問題では、正しい記述を1つ見つけただけで選ばず、もう一方の記述も確認します。
補足コラム
かぜ薬の成分は、目的ごとに整理すると見分けやすくなります。
- くしゃみ・鼻汁を抑える:クレマスチンフマル酸塩などの抗ヒスタミン成分
- 発熱・痛みを抑える:アセトアミノフェンなどの解熱鎮痛成分
- 咳を抑える:ノスカピンなどの鎮咳(ちんがい)成分
- 痰(たん)の切れを良くする:グアヤコールスルホン酸カリウムなどの去痰(きょたん)成分
鎮咳成分は咳を抑え、去痰成分は痰を出しやすくします。目的の違いを押さえておきましょう。
FAQ
鎮咳成分と去痰成分は、同じかぜ薬に一緒に配合されることがありますか?
あります。咳を抑える成分と、痰の切れを良くする成分は目的が異なるため、それぞれの働きを区別して覚えましょう。
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