登録販売者 2024年 北海道・東北 問26
問題文
カフェインに関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
カフェインは腎臓における( a )(同時に水分)の再吸収( b )があり、尿量の増加(利尿)をもたらす。また、乳児は( c )が未発達なため、カフェインの代謝にはより多くの時間を要する。
選択肢
1:ナトリウムイオン、促進作用、腎臓
2:カリウムイオン、抑制作用、腎臓
3:ナトリウムイオン、促進作用、心臓
4:ナトリウムイオン、抑制作用、肝臓(正解)
5:カリウムイオン、抑制作用、肝臓
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カフェインの利尿作用と乳児代謝【登録販売者解説】
正解の理由
カフェインはナトリウムイオンの再吸収を抑えて利尿を促し、乳児は肝臓が未発達なため代謝に時間がかかります。
したがって、aは「ナトリウムイオン」、bは「抑制作用」、cは「肝臓」です。この組み合わせに当たるのは4です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」の第3章「主な医薬品とその作用」にある、眠気を防ぐ薬のカフェインに関する記載です。
解法ステップ
- 利尿の仕組みに注目します。手引きでは、腎臓でのナトリウムイオンと水分の再吸収が「抑制」されるとされています。
- 「促進作用」と書かれた組み合わせは外します。再吸収が抑えられることで、尿量が増えるためです。
- 乳児については、代謝を担う臓器を確認します。カフェインの代謝に時間がかかる理由は、肝臓が未発達なことです。
選択肢別の誤答解説
-
a:ナトリウムイオン 腎臓でナトリウムイオン(同時に水分)の再吸収が抑えられると、尿量が増えます。カリウムイオンへの置き換えに注意してください。
-
b:抑制作用 カフェインは、腎臓でのナトリウムイオンなどの再吸収を抑制します。再吸収を促進するのではなく、抑えることで利尿をもたらします。
-
c:肝臓 乳児は肝臓が未発達なため、カフェインの代謝により多くの時間がかかります。腎臓は利尿に関する記述、肝臓は乳児の代謝に関する記述です。
組み合わせを個別に確認すると、次のとおりです。
- 1はaが合っていますが、bの「促進作用」とcの「腎臓」が誤りです。
- 2はbが合っていますが、aの「カリウムイオン」とcの「腎臓」が誤りです。
- 3はaが合っていますが、bの「促進作用」とcの「心臓」が誤りです。
- 5はb・cが合っていますが、aの「カリウムイオン」が誤りです。
よくある誤解
- 「ナトリウムイオン」を「カリウムイオン」に入れ替えるひっかけがあります。再吸収されるものはナトリウムイオンです。
- 「抑制」と「促進」を逆にする書き換えに注意しましょう。再吸収の抑制によって尿量が増えます。
- 代謝する臓器を腎臓と混同することがあります。腎臓は利尿、乳児のカフェイン代謝は肝臓です。
補足コラム
カフェインには、利尿作用のほかに胃液分泌を亢進させる作用や、心筋を興奮させる作用もあります。また、反復して摂取すると依存を形成する性質もあるため、眠気防止薬では短期間の使用にとどめ、連用しないことが注意されています。
FAQ
コーヒーやかぜ薬に含まれるカフェインも、眠気防止薬のカフェインと一緒に考えますか?
はい。お茶やコーヒーのほか、かぜ薬などの医薬品にもカフェインが含まれる場合があります。複数のものから摂取すると過量になるおそれがあるため、重複に注意します。
はい。お茶やコーヒーのほか、かぜ薬などの医薬品にもカフェインが含まれる場合があります。複数のものから摂取すると過量になるおそれがあるため、重複に注意します。
カフェインを含む薬なら、別の薬による眠気も必ず解消できますか?
必ず解消できるわけではありません。カフェインが配合されていても、ほかの成分による眠気が抑えられるとは限りません。
必ず解消できるわけではありません。カフェインが配合されていても、ほかの成分による眠気が抑えられるとは限りません。
関連キーワード: カフェイン、利尿作用、ナトリウムイオン、再吸収抑制、乳児、肝臓、代謝

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