登録販売者 2024年 北海道・東北 問40
問題文
循環器用薬及びその配合成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a コウカは、末梢の血行を促してうっ血を除く作用があるとされる。
b ユビデカレノンは、心筋の酸素利用効率を高めて収縮力を高めることによって、血液循環の改善効果を示すとされる。
c ルチンは、ニコチン酸を遊離させ、そのニコチン酸の働きによって、末梢の血液循環を改善する作用を示すとされる。
d 七物降下湯は、生薬成分であるダイオウを含み、体の虚弱な人、胃腸が弱く下痢しやすい人、だらだら出血が長引いている人では激しい腹痛を伴う下痢等の副作用が現れやすい。
選択肢
1:a:正、b:誤、c:誤、d:誤
2:a:正、b:誤、c:正、d:正
3:a:正、b:正、c:誤、d:誤(正解)
4:a:誤、b:正、c:正、d:正
5:a:誤、b:正、c:正、d:誤
🔒 解説は解答すると表示されます
循環器用薬の配合成分【登録販売者解説】
正解の理由
コウカ・ユビデカレノンは記述どおり、ルチン・七物降下湯(しちもつこうかとう)は記述の成分や処方名が誤りです。
正しい組合せは3で、aは正、bは正、cは誤、dは誤です。根拠は「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の循環器用薬に関する項目です。
正しい組合せは3で、aは正、bは正、cは誤、dは誤です。根拠は「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の循環器用薬に関する項目です。
解法ステップ
- aは「コウカ」と「末梢の血行を促す作用」の組合せを確認します。
- bは「ユビデカレノン」と「心筋の酸素利用効率・収縮力」の組合せを確認します。
- cは「ニコチン酸を遊離する成分」がルチンなのかを見ます。
- dは、ダイオウを含む処方として説明されている漢方処方名が、七物降下湯と一致するかを確認します。
選択肢別の誤答解説
-
a 正
コウカは、末梢の血行を促してうっ血を除く作用があるとされています。「末梢」は、体の中心から離れた手足などを指します。 -
b 正
ユビデカレノンは、心筋の酸素利用効率を高め、心筋の収縮力を高めることで、血液循環の改善効果を示すとされています。 -
c 誤
× ルチン → ○ ヘプロニカート、イノシトールヘキサニコチネート
ニコチン酸が遊離し、その働きで末梢の血液循環を改善するとされるのは、ヘプロニカートとイノシトールヘキサニコチネートです。ルチンは、毛細血管の補強・強化を期待して用いられるビタミン様物質です。 -
d 誤
× 七物降下湯 → ○ 三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)
手引きで、ダイオウを含み、体の虚弱な人などでは激しい腹痛を伴う下痢等が現れやすいと説明されているのは三黄瀉心湯です。七物降下湯とするのは処方名の取り違えです。
三黄瀉心湯:体力中等度以上/のぼせ気味で顔面紅潮、精神不安、みぞおちのつかえ、便秘傾向など。
七物降下湯については、今回の該当説明に必要な体力区分や特徴的な症状が手引きの該当箇所に示されていないため、ここでは補いません。
よくある誤解
- 「ニコチン酸が遊離する」という説明を、ルチンの作用だと思い込むことがあります。作用だけでなく、必ず成分名と組み合わせて覚えます。
- ダイオウを含む処方の説明を、似た名前の別の漢方処方に当てはめてしまうことがあります。処方名の照合が必要です。
- 「血液循環の改善」という共通の表現だけで、コウカとユビデカレノンの作用を混同しないようにします。
補足コラム
ヘプロニカートとイノシトールヘキサニコチネートは、どちらもニコチン酸が遊離して末梢の血液循環を改善するとされます。一方、ルチンは毛細血管の補強・強化がポイントです。「ニコチン酸の遊離」と「毛細血管の補強」を分けて覚えると、成分の入れ替え問題に対応しやすくなります。
FAQ
うっ血とは何ですか?
血液の流れが滞り、その部分に血液がたまった状態をいいます。コウカは、末梢の血行を促してうっ血を除く作用があるとされています。
血液の流れが滞り、その部分に血液がたまった状態をいいます。コウカは、末梢の血行を促してうっ血を除く作用があるとされています。
ユビデカレノンの別名は何ですか?
コエンザイムQ10です。手引きでは、エネルギー代謝に関与する酵素の働きを助ける成分として説明されています。
コエンザイムQ10です。手引きでは、エネルギー代謝に関与する酵素の働きを助ける成分として説明されています。
関連キーワード: コウカ、ユビデカレノン、ルチン、ヘプロニカート、イノシトールヘキサニコチネート、三黄瀉心湯、ダイオウ

\ せっかくなら /
登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!
