登録販売者 2024年 北海道・東北 問44
問題文
婦人薬の相互作用及び受診勧奨に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 医師の治療を受けている人では、婦人薬を使用する前に、その適否につき、治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談がなされるべきである。
b 内服で用いられる婦人薬では、通常、複数の生薬成分が配合されている場合が多く、他の婦人薬、生薬成分を含有する医薬品が併用された場合、効き目が強すぎたり、副作用が起こりやすくなるおそれがある。
c 更年期障害の不定愁訴とされるのぼせやほてり等の症状については、心臓や甲状腺の病気でも起こることがあり、そのような原因が見出された場合には、その治療が優先される必要がある。
d 月経以外の不規則な出血(不正出血)がある場合には、すみやかに医療機関を受診して専門医の診療を受けるなどの対応が必要である。
選択肢
1:a:誤、b:正、c:誤、d:正
2:a:正、b:誤、c:誤、d:正
3:a:正、b:正、c:正、d:誤
4:a:正、b:正、c:正、d:正(正解)
5:a:誤、b:誤、c:正、d:誤
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婦人薬の相互作用と受診勧奨【登録販売者解説】
正解の理由
婦人薬では、生薬成分の重複に注意し、治療中の人や気になる症状がある人には相談・受診を促します。
正しい組み合わせは4です。a・b・c・dはすべて正しい記述です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の婦人薬に関する「相互作用、受診勧奨」です。
解法ステップ
- aの「医師の治療を受けている人」と「医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師」を確認します。婦人薬の使用前に相談するという内容です。
- bは「複数の生薬成分」と、他の医薬品との併用による「重複摂取」に注目します。
- cは、のぼせやほてりの原因に心臓や甲状腺の病気が含まれ、原因となる病気の治療が優先される点を確認します。
- dの「不正出血」と「すみやかに医療機関を受診」が、手引きの記述と一致するかを見ます。すべて一致するため、全てが正しい組み合わせを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a 正しい
医師の治療を受けている人は、婦人薬を使用する前に、その適否を治療中の医師または処方薬の調剤を行った薬剤師に相談する必要があります。治療中の病気に影響したり、症状が病気や処方薬によるものだったりする可能性があるためです。 -
b 正しい
内服の婦人薬には複数の生薬成分が配合されている場合があります。他の婦人薬や生薬成分を含む医薬品と併用すると、同じ生薬成分や同種の作用を示す生薬成分が重なり、効き目が強くなりすぎたり、副作用が起こりやすくなったりするおそれがあります。 -
c 正しい
更年期障害の不定愁訴(ふていしゅうそ。原因を特定しにくいさまざまな不調)とされる、のぼせやほてりなどは、高血圧や心臓、甲状腺(こうじょうせん)の病気でも起こることがあります。原因となる病気が見つかった場合は、その治療が優先されます。 -
d 正しい
月経以外の不規則な出血である不正出血(ふせいしゅっけつ)がある場合は、すみやかに医療機関を受診し、専門医の診療を受けるなどの対応が必要です。
組み合わせの確認
- 選択肢1は「a:誤・b:正・c:誤・d:正」です。aとcを誤りとしている点が、各記述の判定と異なります。
- 選択肢2は「a:正・b:誤・c:誤・d:正」です。bとcを誤りとしている点が異なります。
- 選択肢3は「a:正・b:正・c:正・d:誤」です。dを誤りとしている点が異なります。
- 選択肢5は「a:誤・b:誤・c:正・d:誤」です。a・b・dを誤りとしている点が異なります。
- 4つすべてを正しいとしているのは4です。
よくある誤解
- 「婦人薬どうしでなければ相互作用はない」と考える
他の婦人薬だけでなく、生薬成分を含む医薬品との併用でも、成分が重複するおそれがあります。 - 「更年期の症状なら、原因は更年期障害だけ」と決めつける
のぼせやほてりなどは、心臓や甲状腺の病気でも起こり得ます。 - 「月経以外の出血も、婦人薬で様子を見ればよい」と考える
不正出血は、専門医の診療を受ける対応が必要とされています。
補足コラム
婦人薬に限らず、生薬成分を含む医薬品では、同じ成分だけでなく、同種の作用を示す生薬成分が重複することにも注意が必要です。「別の目的の薬だから影響しない」とは限りません。
また、内服の婦人薬は比較的作用が穏やかで、ある程度の期間使用して効果が得られるとされます。ただし、効果がないのに漫然と使い続けるのは適当ではありません。
FAQ
Q. 医師の治療を受けている場合、相談先は医師だけですか?
A. 治療を行っている医師のほか、処方薬の調剤を行った薬剤師も相談先として示されています。
A. 治療を行っている医師のほか、処方薬の調剤を行った薬剤師も相談先として示されています。
Q. 不正出血は、更年期の症状として扱われることがありますか?
A. 不正出血は更年期の症状だと決めつけず、すみやかに医療機関を受診して専門医の診療を受ける対応が必要です。
A. 不正出血は更年期の症状だと決めつけず、すみやかに医療機関を受診して専門医の診療を受ける対応が必要です。
関連キーワード: 婦人薬、生薬成分の重複、相互作用、不正出血、更年期障害、受診勧奨

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