登録販売者 2024年 北海道・東北 問48
問題文
眼科用薬の配合成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a アラントインは、局所麻酔成分であり、痛みや痒みを和らげることを目的として配合されている。
b 精製ヒアルロン酸ナトリウムは、角膜の乾燥を防ぐことを目的として配合されている。
c パンテノールは、末梢の微小循環を促進させることにより、結膜充血、疲れ目の症状を改善する効果を期待して配合されている。
d ホウ酸は、防腐効果を期待して、配合されている。
選択肢
1:a:正、b:誤、c:正、d:誤
2:a:正、b:正、c:誤、d:正
3:a:誤、b:誤、c:正、d:正
4:a:誤、b:正、c:誤、d:正(正解)
5:a:正、b:正、c:正、d:誤
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眼科用薬の配合成分【登録販売者解説】
正解の理由
アラントインは組織修復、精製ヒアルロン酸ナトリウムは乾燥防止、パンテノールは目の調節機能、ホウ酸は防腐に関わります。
組み合わせは4で、aは誤り、bは正しく、cは誤り、dは正しいです。根拠は『試験問題の作成に関する手引き』第3章「主な医薬品とその作用」の眼科用薬に関する項目です。
解法ステップ
- aの「局所麻酔成分」と、アラントインの配合目的が一致しているかを確認します。
- bの「角膜の乾燥を防ぐ」は、精製ヒアルロン酸ナトリウムの目的として押さえます。
- cの「末梢の微小循環を促進」は、パンテノールの作用ではなく、別の成分の作用です。
- aが誤り、bが正しい組み合わせに絞ります。選択肢では、a誤・b正・c誤・d正に当たるものを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a:誤りです。
× アラントイン=局所麻酔成分 → ○ アラントイン=眼粘膜の組織修復成分
局所麻酔成分は、局所の神経に作用して痛みやかゆみを和らげます。一方、アラントインは炎症を生じた眼粘膜の組織修復を促す目的で配合されます。 -
b:正しいです。
精製ヒアルロン酸ナトリウムは、角膜(かくまく)の乾燥を防ぐ目的で用いられます。目の乾きを改善する成分として覚えましょう。 -
c:誤りです。
× パンテノール=末梢の微小循環を促進 → ○ パンテノール=目の調節機能の回復を促す
パンテノールは、自律神経系の伝達物質の産生に重要な成分です。末梢の微小循環を促し、結膜(けつまく)の充血や疲れ目の改善を期待する成分と取り違えないようにしましょう。 -
d:正しいです。
ホウ酸は、防腐効果を期待して配合されます。
組み合わせを照らすと、選択肢1はa・b・c・dすべて、選択肢2はa、選択肢3はb・c、選択肢5はa・c・dの正誤が正解の組み合わせと異なります。
よくある誤解
- 「目の症状を改善する成分」とひとまとめにし、成分ごとの目的を混同しがちです。組織修復、乾燥防止、調節機能、微小循環を分けて覚えましょう。
- cは「目の疲れ」という言葉に引っぱられやすい記述です。成分名と作用の組み合わせを見て判断します。
- aは「痛みやかゆみを和らげる」という局所麻酔成分の説明を、アラントインに置き換えています。成分名の入れ替えに注意しましょう。
補足コラム
目の乾きを防ぐ成分には、精製ヒアルロン酸ナトリウムのほか、コンドロイチン硫酸ナトリウムなどがあります。また、微小循環の促進を期待して用いられる成分として、手引きにはビタミンEが挙げられています。パンテノールは「目の調節機能の回復」と結び付けて整理しましょう。
FAQ
Q. 「目の調節機能」とは、どのような働きですか?
A. 見る対象に合わせて、目の焦点を調整する働きです。パンテノールは、この調節機能の回復を促す目的で用いられます。
A. 見る対象に合わせて、目の焦点を調整する働きです。パンテノールは、この調節機能の回復を促す目的で用いられます。
Q. アラントインは目以外の薬にも配合されますか?
A. 手引きでは、皮膚に用いる薬にも、損傷した皮膚の組織修復を促す成分として挙げられています。配合される部位や薬の種類に応じて、目的を確認しましょう。
A. 手引きでは、皮膚に用いる薬にも、損傷した皮膚の組織修復を促す成分として挙げられています。配合される部位や薬の種類に応じて、目的を確認しましょう。
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