登録販売者 2024年 北海道・東北 問53
問題文
口内炎及び口中に用いる薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 口内炎用薬であれば、ステロイド性抗炎症成分が配合されていても、長期の連用は問題ない。
b 歯槽膿漏薬としては、患部局所に適用する外用薬のほか、内服で用いるものもある。
c 口内炎は、栄養摂取の偏り、ストレスや睡眠不足などが要因とされている口腔粘膜の炎症であり、ウイルスによって生じることはない。
d 口内炎が再発を繰り返す場合には、ベーチェット病などの可能性も考えられるので、医療機関を受診するなどの対応が必要である。
選択肢
1:a:正、b:正、c:正、d:誤
2:a:誤、b:誤、c:正、d:正
3:a:誤、b:正、c:誤、d:誤
4:a:正、b:誤、c:誤、d:正
5:a:誤、b:正、c:誤、d:正(正解)
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口内炎用薬と歯槽膿漏薬【登録販売者解説】
正解の理由
ステロイド性抗炎症成分は長期連用を避け、口内炎はウイルスが原因となることもあります。
組合せでは5が正解です。aは誤、bは正、cは誤、dは正です。根拠は『試験問題の作成に関する手引き(令和6年4月一部改訂)』第3章「主な医薬品とその作用」の口内炎用薬・歯槽膿漏薬に関する項目です。
解法ステップ
- aの「長期の連用は問題ない」に注目します。ステロイド性抗炎症成分は、長期連用を避ける必要があります。
- bの「内服で用いるものもある」を確認します。歯槽膿漏薬には、外用薬だけでなく内服薬もあります。
- cの「ウイルスによって生じることはない」は断定に注意します。口内炎には、疱疹ウイルスの感染によるものもあります。
- dは「再発を繰り返す場合」と「ベーチェット病などの可能性」が結び付いているかを確認します。手引きに沿った記述です。
選択肢別の誤答解説
-
a:誤
- ×「長期の連用は問題ない」→ ○「長期連用を避ける必要がある」
- 口内炎用薬にステロイド性抗炎症成分が配合されている場合、長期連用は避けます。「口内炎用薬なら長く使っても問題ない」と一括りにしないことがポイントです。
-
b:正
- 歯槽膿漏薬(しそうのうろうやく)には、患部に塗るなどの外用薬のほか、内服薬もあります。内服薬には抗炎症成分やビタミン成分などが配合され、外用薬と併せて用いると効果的とされています。
-
c:誤
- ×「ウイルスによって生じることはない」→ ○「疱疹ウイルスの口腔内感染による場合もある」
- 口内炎は、栄養摂取の偏り、ストレス、睡眠不足などが要因となることがありますが、それだけではありません。ウイルス感染や医薬品の副作用によって生じる場合もあります。
-
d:正
- 口内炎が再発を繰り返す場合には、ベーチェット病などの可能性も考えられます。医療機関を受診するなどの対応が必要です。
組合せの照合
よくある誤解
- 「口内炎用薬なら長期連用してもよい」と考える
薬の名称だけで使用上の注意を決めつけず、ステロイド性抗炎症成分の有無に注目します。 - 口内炎の原因を、栄養の偏りやストレスだけに限定する
「〜によって生じることはない」という断定は、ウイルス感染などの原因がないか確認しましょう。 - 歯槽膿漏薬は外用薬だけだと思い込む
手引きには、内服で用いる歯槽膿漏薬もあると記載されています。
補足コラム
口内炎の要因は一つとは限りません。栄養摂取の偏り、ストレスや睡眠不足、唾液分泌の低下、口腔内の不衛生などに加え、疱疹ウイルスの感染や医薬品の副作用によって生じる場合もあります。「よくある要因」と「原因にならない」は別の意味です。
FAQ
ベーチェット病とは、どのような病気ですか?
口腔粘膜の潰瘍(かいよう)を初期症状とする全身性の疾患です。外陰部潰瘍、皮膚症状、眼症状などを引き起こすことがあります。
口腔粘膜の潰瘍(かいよう)を初期症状とする全身性の疾患です。外陰部潰瘍、皮膚症状、眼症状などを引き起こすことがあります。
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