登録販売者 2024年 北海道・東北 問71
問題文
感覚器官に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 外耳は側頭部から突出した耳介と、耳介で集められた音を鼓膜まで伝導する外耳道からなる。
b 鼓室は、耳管という管で鼻腔や咽頭と通じている。
c 鼻腔上部の粘膜にある特殊な神経細胞(嗅細胞)は、においに対する感覚が非常に鋭敏であり、順応を起こしにくい。
d 鼻腔粘膜が腫れると副鼻腔の開口部がふさがりやすくなり、副鼻腔に炎症を生じることがある。
選択肢
1:a:正、b:正、c:正、d:誤
2:a:正、b:誤、c:誤、d:正
3:a:誤、b:正、c:誤、d:誤
4:a:誤、b:誤、c:正、d:正
5:a:正、b:正、c:誤、d:正(正解)
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感覚器官の構造と嗅覚の順応【登録販売者解説】
正解の理由
嗅覚はにおいに敏感ですが、同じにおいには順応しやすいです。
a・b・dは正しく、cは誤りです。この組合せに当たるのは5です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の感覚器官に関する項目です。
解法ステップ
- aは、外耳が耳介と外耳道からなるという構造の説明を確認します。
- bは、鼓室(こしつ)が耳管(じかん)で鼻腔や咽頭(いんとう)と通じるという点を確認します。
- cの「順応を起こしにくい」に注目します。手引きでは、においの感覚は順応を起こしやすいとされています。
- dは、鼻腔の粘膜(ねんまく)が腫れると副鼻腔(ふくびくう)の開口部がふさがりやすくなるという説明です。したがって、a・b・dが正しく、cが誤りの組合せを選びます。
各選択肢の組合せを照らすと、a正・b正・c正・d誤はcとdが異なり、a正・b誤・c誤・d正はbが異なります。a誤・b正・c誤・d誤はaとdが異なり、a誤・b誤・c正・d正はa・b・cが異なります。
選択肢別の誤答解説
- a:正しいです。 外耳は、側頭部から突出した耳介と、集めた音を鼓膜(こまく)まで伝える外耳道からなります。
- b:正しいです。 鼓室は耳管を通じて鼻腔や咽頭とつながっています。
- c:誤りです。 ×「順応を起こしにくい」→ ○「順応を起こしやすい」です。嗅細胞(きゅうさいぼう)は鼻腔上部の粘膜にあり、においに対する感覚は鋭敏ですが、同じにおいを嗅ぎ続けると次第に感じにくくなります。
- d:正しいです。 鼻腔粘膜が腫れると、副鼻腔の開口部がふさがりやすくなり、副鼻腔に炎症を生じることがあります。
よくある誤解
- 「感覚が鋭敏なら、同じ刺激を受け続けても感じ続ける」と考えがちです。鋭敏さと順応のしやすさは別の特徴です。
- cは「順応を起こしにくい」と、手引きの「順応を起こしやすい」を反対にした書き換えです。
- bの「鼻腔や咽頭」と、dの「副鼻腔の開口部」は別のつながりです。どの器官同士の関係を述べているかを確かめましょう。
補足コラム
耳は、音や平衡感覚を感知する器官で、外耳・中耳・内耳からなります。外耳の耳介が音を集め、外耳道が鼓膜まで伝えるという流れも合わせて覚えておきましょう。
FAQ
においの情報は、どのように脳へ伝わりますか?
においの元となる物質が嗅細胞を刺激し、その刺激が脳の嗅覚中枢へ伝わります。
においの元となる物質が嗅細胞を刺激し、その刺激が脳の嗅覚中枢へ伝わります。
関連キーワード: 外耳、鼓室、耳管、嗅細胞、順応、副鼻腔

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