戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2024年 北海道・東北 問74


問題文

医薬品の剤形に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 口腔内崩壊錠は、口の中の唾液で速やかに溶ける工夫がなされた剤形であるため、水なしで服用することができる。 b チュアブル錠は、口の中で舐めたり噛み砕いたりして服用する剤形であり、水なしでも服用できる。 c 舌下錠は、有効成分を舌下で溶解させ、口腔粘膜から吸収させる剤形である。 d カプセル剤は、カプセル内に散剤や顆粒剤、液剤等を充填した剤形であり、内服用の医薬品として広く用いられている。

選択肢

1:a:正、b:誤、c:正、d:正
2:a:正、b:正、c:誤、d:正
3:a:正、b:誤、c:誤、d:誤
4:a:誤、b:正、c:正、d:誤
5:a:正、b:正、c:正、d:正(正解)

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水なしで服用できる剤形【登録販売者解説】

正解の理由

口腔内崩壊錠・チュアブル錠は水なしで服用でき、舌下錠は口腔粘膜から成分を吸収させ、カプセル剤は内服薬として広く使われます。
正しい組合せは5で、a〜dはいずれも正しいです。根拠は第2章「人体の働きと医薬品」の「剤形ごとの違い、適切な使用方法」です。厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」では、剤形ごとの特徴や使い方が整理されています。

解法ステップ

  1. aの「唾液で速やかに溶ける」「水なし」と、口腔内崩壊錠の特徴が合っているか確認します。
  2. bの「舐めたり噛み砕いたり」「水なし」は、チュアブル錠の特徴と照らします。
  3. cは「舌下で溶解」「口腔粘膜から吸収」の組合せがポイントです。
  4. dの「カプセル内に充填」「内服用として広く用いられる」を確認し、a〜dすべてを正しいとする組合せを選びます。

選択肢別の誤答解説

  • a 正しい
    口腔内崩壊錠(こうくうないほうかいじょう)は、口の中の唾液で速やかに溶けるよう工夫された錠剤です。そのため、水なしで服用できます。口の中で溶けた後は、唾液と一緒に飲み込めます。
  • b 正しい
    チュアブル錠は、口の中で舐めたり噛み砕いたりして服用する剤形です。水なしでも服用できます。ただし、一般の錠剤を同じように噛み砕いてよいという意味ではありません。
  • c 正しい
    舌下錠(ぜっかじょう)は、舌の下で有効成分を溶かし、口腔粘膜(こうくうねんまく:口の中を覆う薄い組織)から吸収させる剤形です。飲み込んで使う錠剤とは、成分を吸収させる場所が異なります。
  • d 正しい
    カプセル剤は、カプセルの中に散剤・顆粒剤・液剤などを充填した剤形で、内服用として広く使われています。ただし、水なしで飲むとカプセルが喉や食道に貼り付くことがあるため、適切な量の水またはぬるま湯と一緒に服用します。
組合せでの確認: aは正しいため、aを誤りとする選択肢4は誤りです。bは正しいため、bを誤りとする選択肢1・3は誤りです。cは正しいため、cを誤りとする選択肢2・3は誤りです。dは正しいため、dを誤りとする選択肢3・4は誤りです。

よくある誤解

  • 「水なしで飲める錠剤」と「どの錠剤も水なしで飲める」は別です。水なしで服用できるのは、剤形の特徴によるものです。
  • チュアブル錠の「噛み砕く」と、通常の錠剤を噛み砕くことを混同しないようにしましょう。
  • 舌下錠は、口の中で溶かす点では他の口腔用の薬と似ていますが、有効成分を口腔粘膜から吸収させることが特徴です。

補足コラム

通常の内服錠は、胃や腸で崩壊して有効成分が溶け出すことが薬効発現の前提です。例外的な場合を除き、口の中で噛み砕いて服用してはいけません。特に、腸で溶けるよう表面をコーティングした腸溶錠は、噛み砕かないよう注意が必要です。

FAQ

Q. 水なしで服用できる剤形なら、いつでも水を使わずに服用してよいですか?
A. 水なしで服用できる特徴があっても、製品ごとの用法・用量や添付文書の記載に従います。
Q. カプセル剤の中身を出して服用してもよいですか?
A. カプセル剤は、製品によって剤形の特徴が異なります。中身を出してよいとは限らないため、自己判断でカプセルを開けず、薬剤師や医師に相談してください。

関連キーワード: 口腔内崩壊錠、チュアブル錠、舌下錠、カプセル剤、腸溶錠、剤形
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