登録販売者 2024年 北海道・東北 問76
問題文
ショック(アナフィラキシー)に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 生体異物に対する即時型のアレルギー反応の一種である。
b 適切な対応が遅れるとチアノーゼや呼吸困難等を生じるが、死に至ることはない。
c 症状として、顔や上半身の紅潮・熱感、蕁麻疹、口唇や舌・手足のしびれ感、むくみ(浮腫)、吐きけ、顔面蒼白、手足の冷感、冷や汗等が現れる。
d 原因物質により発生頻度は異なり、医薬品の場合、以前にその医薬品によって蕁麻疹等のアレルギーを起こしたことがある人には起きる可能性が低い。
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)(正解)
3:(b、d)
4:(c、d)
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ショック(アナフィラキシー)【登録販売者解説】
正解の理由
ショック(アナフィラキシー)は即時型のアレルギー反応で、急速に悪化し、死に至ることもあります。
正しい組み合わせは2(a、c)です。aとcは正しく、bとdは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の副作用に関する記載です。
解法ステップ
- aの「即時型のアレルギー反応」は、手引きの説明と一致するか確認します。
- bの「死に至ることはない」は、手引きの「死に至ることがある」と反対の内容です。
- dの「起きる可能性が低い」は、以前に同じ医薬品でアレルギーを起こした人についての説明と逆です。
- cの症状を手引きの列挙と照らし合わせ、正しい記述の組み合わせを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a:正しい
ショック(アナフィラキシー)は、生体異物に対する即時型のアレルギー反応の一種です。「即時型」は、反応がすばやく現れるタイプと覚えましょう。 -
b:誤り
×「死に至ることはない」→ ○「死に至ることがある」
適切な対応が遅れると、チアノーゼ(皮膚や粘膜が青紫色になる状態)や呼吸困難を生じ、死に至ることがあります。 -
c:正しい
顔や上半身の紅潮・熱感、蕁麻疹(じんましん)、口唇や舌・手足のしびれ、むくみ(浮腫(ふしゅ))、吐きけ、顔面蒼白(がんめんそうはく)、手足の冷感、冷や汗などは、手引きに示されている症状です。 -
d:誤り
×「起きる可能性が低い」→ ○「起きる可能性が高い」
以前にその医薬品で蕁麻疹などのアレルギーを起こしたことがある人は、再びショックが起きる可能性が高いとされています。
組み合わせも確認しましょう。1は誤りのbを含み、正しいcを含みません。3は誤りのb・dを含み、正しいa・cを含みません。4は誤りのdを含み、正しいaを含みません。a・cの組み合わせである2が適切です。
よくある誤解
- 「死に至ることはない」のような、重い結果を否定する表現に注意しましょう。手引きでは、ショックは死に至ることがあるとされています。
- 「以前にアレルギーを起こした人は、免疫ができて起きにくい」と考えるのは誤りです。この問題では「可能性が低い」が「高い」に書き換えられています。
- 症状の一部だけを見て判断せず、手引きに挙げられた複数の症状をまとめて確認しましょう。
補足コラム
ショック(アナフィラキシー)は、発症後の進行が速やかで、通常は2時間以内に急変することがあるとされています。手引きでは、直ちに救急救命処置が可能な医療機関を受診する必要があると説明されています。
FAQ
症状が一つだけ現れた場合も、手引き上のショックの説明に当てはまりますか?
手引きでは、複数の症状が現れることが一般的な症状として示されています。問題では、特定の症状だけで決めつけず、症状の組み合わせや急速な悪化に関する記述も確認しましょう。
手引きでは、複数の症状が現れることが一般的な症状として示されています。問題では、特定の症状だけで決めつけず、症状の組み合わせや急速な悪化に関する記述も確認しましょう。
関連キーワード: 即時型アレルギー反応、チアノーゼ、蕁麻疹、浮腫、呼吸困難

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