戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2024年 奈良・関西広域連合・福井 問05


問題文

医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 世界保健機関(WHO)の定義によれば、医薬品の副作用とは、「疾病の予防、診断、治療のため又は身体の機能を正常化するために、人に通常用いられる量で発現する医薬品の有害かつ意図しない反応」とされている。 b 複数の疾病を有する人の場合、ある疾病のために使用された医薬品の作用によって、別の疾病に対して症状を悪化させることがある。 c 医薬品が人体に及ぼす作用は、すべてが解明されていないが、十分注意して適正に使用すれば、副作用が生じることはない。 d 医薬品の販売等に従事する専門家は、一般用医薬品を継続して使用する購入者等に特段の異常が認められない場合、医療機関の受診を促す必要はない。

選択肢

1:a:正、b:正、c:誤、d:誤(正解)
2:a:正、b:誤、c:正、d:正
3:a:誤、b:正、c:誤、d:誤
4:a:正、b:誤、c:正、d:誤
5:a:誤、b:誤、c:正、d:正

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副作用の定義と適正使用【登録販売者解説】

正解の理由

副作用は適正に使用しても起こり得るため、異常がなくても継続使用時には受診を促すことが重要です。
1が正解で、a・bは正、c・dは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第1章「医薬品に共通する特性と基本的な知識」の副作用に関する項目です。

解法ステップ

  1. aの「人に通常用いられる量で発現する」という部分を確認します。副作用の定義と一致するため、aは正です。
  2. bは「別の疾病に対して症状を悪化させることがある」という部分に注目します。手引きにある説明と一致します。
  3. cの「副作用が生じることはない」は断定です。適正に使用しても副作用が起こることがあるため、cは誤りです。
  4. dの「異常がなければ受診を促す必要はない」も誤りです。異常を自覚しにくい副作用もあるため、継続使用時には受診を促すことが重要です。

選択肢別の誤答解説

  • a 正
    WHOの定義では、副作用は、疾病の予防・診断・治療などのために人に通常用いられる量で発現する「有害かつ意図しない反応」とされています。誤使用による反応だけを指すのではありません。
  • b 正
    ある疾病に使った医薬品が、その疾病には薬効をもたらしても、別の疾病の症状を悪化させたり、治療を妨げたりすることがあります。複数の疾病がある場合は、使用中の医薬品について確認することが大切です。
  • c 誤
    ×「副作用が生じることはない」→ ○「副作用が生じることがある」
    医薬品が人体に及ぼす作用は、すべて解明されているわけではありません。そのため、十分注意して適正に使用しても副作用が起こることがあります。
  • d 誤
    ×「医療機関の受診を促す必要はない」→ ○「医療機関を受診するよう促していくことも重要」
    副作用は、血液や内臓機能への影響など、本人が異常を感じにくい形で現れることがあります。特段の異常がなくても、一般用医薬品を継続して使用する場合には、受診を促すことが重要です。
正しい組合せに沿って組合せを確認すると、選択肢2はb・c・d、選択肢3はa、選択肢4はb・c、選択肢5はa・b・c・dの正誤が、実際の判定と異なります。

よくある誤解

  • **「副作用は、使い方を間違えたときに起こるもの」**と思いがちです。通常の量で適正に使った場合にも起こり得ます。
  • **「症状に異常がなければ、副作用もない」**と判断しがちです。自覚しにくい副作用もあります。
  • **「ある病気に効く薬なら、ほかの病気には影響しない」**とは限りません。別の疾病の症状を悪化させたり、治療を妨げたりすることがあります。

補足コラム

副作用は、期待される有益な反応(主作用)以外に現れる反応のうち、好ましくないものを指します。医薬品は複数の作用を持つことがあり、主作用以外の反応がすべて副作用になるわけではありません。好ましくない反応かどうかが見分けるポイントです。

FAQ

処方された医薬品も、異常を感じたら自分で使用を中止すればよいですか?
医療機関から処方された医薬品は、自己判断で中止すると治療上の問題が生じることがあります。処方した医師や調剤した薬剤師に確認してください。

関連キーワード: 副作用、WHOの定義、適正使用、主作用、受診勧奨
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