登録販売者 2024年 奈良・関西広域連合・福井 問06
問題文
アレルギーに関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 通常の免疫反応の場合、炎症やそれに伴って発生する痛み、発熱等は、人体にとって有害なものを体内から排除するための必要な過程である。
b アレルギーは、医薬品の薬理作用等とは無関係に起こり得る。
c 過去に医薬品でアレルギーを起こしたことがない人であれば、病気等に対する抵抗力が低下している場合であっても、医薬品でアレルギーを生じることはない。
d カゼインは、アレルギーを引き起こすことのない添加物である。
選択肢
1:a:正、b:正、c:誤、d:誤(正解)
2:a:正、b:誤、c:正、d:正
3:a:誤、b:正、c:誤、d:誤
4:a:正、b:誤、c:正、d:誤
5:a:誤、b:誤、c:正、d:正
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アレルギーの基本的な性質【登録販売者解説】
正解の理由
通常の免疫反応に伴う炎症などは、体に有害なものを排除するために必要ですが、アレルギーは医薬品の薬理作用等とは関係なく起こり得ます。
正しい組合せは1です。a・bは正しく、c・dは誤りです。根拠は、手引きの第1章「医薬品に共通する特性と基本的な知識」にある、アレルギーに関する項目です。『試験問題の作成に関する手引き』では、医薬品の成分だけでなく添加物もアレルギーの原因になり得ることや、過去にアレルギーを起こしたことがない人にも起こり得ることが示されています。
解法ステップ
- aは「通常の免疫反応」とあります。炎症や痛み、発熱などは、有害なものを体から排除するために必要な過程なので、正しいと判断します。
- bは「薬理作用等とは無関係に」とあります。医薬品の薬理作用と関係なく起こり得るため、正しいと判断します。
- cは「アレルギーを生じることはない」という断定に注目します。過去に経験がなくても起こり得るため、誤りです。
- dは「カゼイン」と「アレルギーを引き起こすことのない」に注目します。カゼインはアレルゲンとなり得る添加物なので、誤りです。
選択肢別の誤答解説
-
a 正しい 通常の免疫反応では、炎症やそれに伴う痛み、発熱などが、有害なものを体内から排除するために必要な過程となります。ただし、アレルギーでは免疫機構が過敏に反応し、炎症などが過度の苦痛につながることがあります。
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b 正しい アレルギーは、医薬品の薬理作用とは関係なく起こり得ます。医薬品の有効成分だけでなく、基本的に薬理作用のない添加物も、アレルゲン(アレルギーの原因物質)となることがあります。
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c 誤り ×「過去にアレルギーを起こしたことがなければ、アレルギーを生じない」→ ○「過去にアレルギーを起こしたことがなくても、アレルギーを生じることがある」 病気などで抵抗力が低下している状態では、普段は問題のなかった医薬品がアレルゲンとなり、思わぬアレルギーを生じることがあります。
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d 誤り ×「カゼインはアレルギーを引き起こすことのない添加物」→ ○「カゼインはアレルギーを引き起こす原因となり得る添加物」 カゼインは牛乳タンパクの主成分であり、アレルゲンとなる可能性があります。「添加物だからアレルギーの原因にならない」とは言えません。
よくある誤解
- 「過去に問題がなかった」ことを、今後もアレルギーを起こさない保証と考えてしまうことがあります。手引きでは、初めてアレルギーを生じる場合もあるとされています。
- 「薬理作用がない添加物なら、体に影響しない」と考えるのは誤りです。薬理作用がなくても、アレルゲンとなる添加物があります。
- 炎症や発熱はすべて有害だと考えがちですが、通常の免疫反応では、有害なものを排除するために必要な過程です。
補足コラム
アレルギーの原因は医薬品の有効成分に限りません。手引きでは、添加物の例として黄色4号(タートラジン)、カゼイン、亜硫酸塩なども挙げられています。また、内服薬だけでなく、外用薬でもアレルギーが起こることがあります。
FAQ
Q. アレルギーは、必ず医薬品の主な作用が強く出たものですか?
A. いいえ。薬の主な作用とは別に、免疫機構が過敏に反応して起こることがあります。
A. いいえ。薬の主な作用とは別に、免疫機構が過敏に反応して起こることがあります。
Q. アレルギーの原因物質は、誰にとっても同じですか?
A. いいえ。何がアレルゲンになるかは人によって異なり、複数の物質が原因となることもあります。
A. いいえ。何がアレルゲンになるかは人によって異なり、複数の物質が原因となることもあります。
関連キーワード: 免疫反応、アレルギー、薬理作用、添加物、カゼイン、アレルゲン

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