登録販売者 2024年 奈良・関西広域連合・福井 問07
問題文
一般用医薬品の適正使用に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 症状の改善等がなされないまま、一般用医薬品の使用を漫然と続けているような場合には、副作用を招く危険性が増加する。
b 指示どおりの使用量で一般用医薬品を使用しても、長期連用により精神的な依存が起こることがある。
c 青少年は、薬物乱用の危険性に関する認識や理解が十分であり、薬物を興味本位で乱用することはない。
d 医薬品の販売等に従事する専門家は、必要以上の大量購入や頻回購入を試みる者に対して、積極的に事情を尋ねるなどの対策を講じることが望ましい。
選択肢
1:a:正、b:正、c:誤、d:正(正解)
2:a:正、b:正、c:誤、d:誤
3:a:誤、b:正、c:正、d:誤
4:a:誤、b:正、c:誤、d:正
5:a:誤、b:誤、c:正、d:誤
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一般用医薬品の不適正使用と乱用【登録販売者解説】
正解の理由
漫然とした使用や長期連用は副作用・依存につながり、青少年の薬物乱用には注意が必要です。
1が正解です。a・b・dは正しく、cは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第1章の「不適正な使用と副作用」「医薬品の適正使用のための啓発活動」です。
1が正解です。a・b・dは正しく、cは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第1章の「不適正な使用と副作用」「医薬品の適正使用のための啓発活動」です。
解法ステップ
- aの「症状の改善等がなされないまま」「漫然と続ける」に注目します。漫然とした使用は、副作用の危険性を高める内容です。
- bの「指示どおりの使用量」と「長期連用」を分けて読みます。用量を守っていても、長期連用による精神的な依存は起こり得ます。
- cの「青少年は認識や理解が十分」「乱用することはない」は、強い断定に注意します。手引きでは、青少年が興味本位で乱用することがあるとされています。
- dの「大量購入や頻回購入」と「事情を尋ねる」を確認します。慎重に対処する内容なので、各記述の組合せが一致する1に絞れます。
選択肢別の誤答解説
- a:正しい記述です。 症状が改善しないまま一般用医薬品を使い続けると、副作用の危険性が増すことがあります。症状を一時的に抑える使用が続けば、適切な治療の機会を失うことにもつながり得ます。
- b:正しい記述です。 指示された使用量を守っていても、長期連用によって精神的な依存が起こることがあります。「用量を守れば、長期間使っても依存は起きない」とは限りません。
- c:誤りです。 × 青少年は薬物乱用の危険性を十分に理解し、興味本位で乱用することはない → ○ 青少年は薬物乱用の危険性に関する認識や理解が必ずしも十分でなく、興味本位で乱用することがあります。
- d:正しい記述です。 医薬品を必要以上に大量購入しようとする人などには、専門家が事情を尋ねるなど慎重に対処することが望ましいとされています。購入の様子を確認することは、医薬品の不適正な使用や他者への提供を防ぐための対応につながります。
選択肢の照合
- 1:a正・b正・c誤・d正で、各記述の正誤が一致します。
- 2:a正・b正・c誤は一致しますが、dを誤としている点が違います。
- 3:b正は一致しますが、aを誤、cを正、dを誤としている点が違います。
- 4:b正・c誤・d正は一致しますが、aを誤としている点が違います。
- 5:aを誤、bを誤、cを正、dを誤としており、a・b・c・dのすべてが正しい組合せと異なります。
よくある誤解
- **「指示どおりの量なら長期連用も問題ない」**と考えがちです。用量を守っていても、長期連用による精神的な依存などが起こることがあります。
- **「青少年は乱用の危険性を理解しているため、興味本位の乱用はしない」**という断定は誤りです。手引きは、認識や理解が必ずしも十分でない場合があるとしています。
- **「大量購入だけが確認の対象」**と限定しないようにしましょう。問題では頻回購入も挙げられており、購入の状況に応じて事情を尋ねる姿勢が問われています。
補足コラム
一般用医薬品は、軽度な疾病に伴う症状の改善などを目的に使うものです。症状を一時的に抑える薬を漫然と使い続けると、適切な治療の機会を失ったり、長期連用による問題が生じたりすることがあります。また、薬物乱用は違法薬物だけでなく、一般用医薬品でも起こり得る点を押さえておきましょう。
FAQ
Q. 「精神的な依存」とは、どのような状態ですか?
A. ある薬物を連続的、または周期的に摂取したいという強い欲求を伴う状態です。手引きでは、依存性を「依存を形成する性質」と説明しています。
A. ある薬物を連続的、または周期的に摂取したいという強い欲求を伴う状態です。手引きでは、依存性を「依存を形成する性質」と説明しています。
Q. 医薬品を大量に購入しようとする人には、必ず販売を断るのですか?
A. 手引きが示しているのは、事情を尋ねるなど慎重に対処することです。状況に応じた対応が求められます。
A. 手引きが示しているのは、事情を尋ねるなど慎重に対処することです。状況に応じた対応が求められます。
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