登録販売者 2024年 奈良・関西広域連合・福井 問103
問題文
一般用医薬品の添付文書等の「相談すること」の項に記載される事項に関する記述について、正しいものの組合せを選べ。
a 使用上の注意の記載における「高齢者」とは、およその目安として75歳以上を指す。
b 「薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人」の項目には、他の医薬品でアレルギーの既往歴があっても、その医薬品によりアレルギー症状を起こしたことがない人は該当しない。
c 「次の診断を受けた人」の項目には、現に医師の治療を受けているか否かによらず、その医薬品が使用されると状態の悪化や副作用等を招きやすい基礎疾患等が示されている。
d 「次の症状がある人」の項目には、その一般用医薬品の軽率な使用がなされると状態の悪化や副作用等を招きやすい症状や、その状態等によっては医療機関を受診することが適切と考えられる場合について記載されている。
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)
3:(b、c)
4:(b、d)
5:(c、d)(正解)
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添付文書の「相談すること」【登録販売者解説】
正解の理由
「高齢者」はおよそ65歳以上、診断や症状に関する項目は状態悪化や副作用のおそれを示します。
正しい組合せは5の(c、d)です。cとdは正しく、aとbは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の「相談すること」の各項目です。
正しい組合せは5の(c、d)です。cとdは正しく、aとbは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の「相談すること」の各項目です。
解法ステップ
- aの「75歳以上」に注目します。「高齢者」のおよその目安として示されている年齢と照らします。
- bの「その医薬品でアレルギーを起こしたことがない人は該当しない」という限定を確認します。
- cは「診断を受けた人」、dは「症状がある人」の説明として、手引きの内容に合うかを見ます。
- 正しいc・dの組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a
×「75歳以上」→ ○「65歳以上」
「高齢者」は、およその目安として65歳以上を指します。ただし、年齢だけで副作用のリスクを一律に判断するのではなく、個々の状態に応じて慎重に判断することが大切です。 -
b
×「その医薬品でアレルギー症状を起こしたことがない人は該当しない」→ ○「他の医薬品でアレルギーの既往歴がある人や、アレルギー体質の人も該当する」
その医薬品を使ったことがなくても、他の医薬品でアレルギーを起こしたことがある人などは、アレルギー性の副作用に注意が必要です。 -
c
「次の診断を受けた人」には、現に医師の治療を受けているかどうかにかかわらず、その医薬品の使用で状態の悪化や副作用を招きやすい基礎疾患(きそしっかん)などが示されます。記述は正しいです。 -
d
「次の症状がある人」には、軽率に使用すると状態の悪化や副作用を招きやすい症状などが記載されます。その状態によっては、医療機関の受診が適切な場合もあります。記述は正しいです。
組合せで確認すると、選択肢1は誤りのa・bを含み、正しいc・dを含みません。選択肢2は誤りのaを含み、dを含みません。選択肢3は誤りのbを含み、dを含みません。選択肢4は誤りのbを含み、cを含みません。したがって、c・dの組である5が正解です。
よくある誤解
- 「高齢者」の目安を75歳以上と取り違えないようにしましょう。手引きではおよそ65歳以上です。
- 「薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人」は、その医薬品で症状が出た人だけを指すわけではありません。他の医薬品でのアレルギー歴なども関係します。
- 「診断を受けた人」の項目は、現在、医師の治療を受けている人だけが対象だと思い込まないようにしましょう。
補足コラム
「次の診断を受けた人」は基礎疾患などを手がかりにし、「次の症状がある人」は現在ある症状を手がかりにします。どちらも、一般の生活者だけでは使用の適否を判断しにくい場合に、専門家への相談や受診につながる重要な項目です。
FAQ
「相談すること」と「してはいけないこと」は同じ意味ですか?
同じではありません。「してはいけないこと」は使用を避けるべき人や行為などを示し、「相談すること」は専門家に相談しながら使用の適否を慎重に判断する必要がある場合などを示します。
同じではありません。「してはいけないこと」は使用を避けるべき人や行為などを示し、「相談すること」は専門家に相談しながら使用の適否を慎重に判断する必要がある場合などを示します。
「次の症状がある人」の項目には、受診についても記載されますか?
はい。症状の内容や程度によっては、一般用医薬品を使わず、医療機関を受診することが適切な場合も記載されます。
はい。症状の内容や程度によっては、一般用医薬品を使わず、医療機関を受診することが適切な場合も記載されます。
関連キーワード: 相談すること、高齢者、アレルギーの既往歴、基礎疾患、受診勧奨

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